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サイクル ロードレース コラム 2023年7月22日

【Cycle*2023 ツール・ド・フランス ファム:プレビュー】“ラストダンス”アネミエク・ファンフルーテンは2年連続「トリプルツール」なるか!? 今季のウィメンズグランツール最終戦はスター勢揃いの夢の競演

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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ツール・ド・フランス ファム ルートプレゼンテーション

ツール・ド・フランス ファム ルートプレゼンテーション

第2ステージから本格的に中央山塊へと飛び込んでいく。この日は2級から4級まで6つのカテゴリー山岳がひしめき、最後まで休まらないレイアウト。大会アンバサダーのマリオン・ルッスさん(ジュリアン・アラフィリップのパートナー)に言わせれば、「総合系ライダーが動き出す可能性は十分」とのこと。続く第3ステージは平坦にカテゴライズされるが、「丘陵地帯らしく起伏は激しい」とルッスさん。前半から中盤にかけての5カ所の登坂区間をスプリンターはうまく対処したい。

第4ステージは最後の40kmに無印含む4つの上りが連続。最終登坂からフィニッシュまでの約9kmは激しい駆け引きになることも。第5ステージは平坦に分類されているものの、逃げ向きのステージとの評も。スプリント狙いのチームにとってはコントロールが非常に重要。

全体的にフラットな印象の第6ステージは、1.1kmと長めの最終ストレートがスプリント自慢の脚を試す。各チームのリードアウトも激しさを増すはずだ。あわせて、風の強い区間を走る終盤の走りも重要に。

マイヨ・ジョーヌ争いは、最後の2日間が大きな意味を持つ。今大会の“クイーンステージ”第7ステージは、ツールではおなじみの1級山岳アスパン峠(登坂距離12km、平均勾配6.5%)、超級山岳トゥルマレ(17.1km、7.5%)を登坂。コース途中から男子ツール第6ステージと同じルートに乗り、アスパン峠での絞り込みから、真打ちトゥルマレ登頂へ。男子ツールではトゥルマレ以降もレースが続いたが、こちらは標高2115mの頂上にフィニッシュラインが敷かれる。この山々を征服することはつまり、マイヨ・ジョーヌに近づくことを意味する。

とはいえ、すべてが決したわけではない。最終・第8ステージに控える個人タイムトライアルを走ってみないと分からない。中盤に7%の登坂があって、フィニッシュ前最後の600mも5%近い上り。全体的には平坦なルートだが、ところどころ現れる変化にどう対応するか。TT巧者にステージ優勝のチャンスはあるけど、大注目はやはりマイヨ・ジョーヌの行方。前日のトゥルマレ登坂で十二分な差を得ていれば“ウイニングライド”になるし、複数人が僅差であれば“最終決戦”の場となる。勝者が確定するその瞬間まで、目を離すことはできない。

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