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サイクル ロードレース コラム 2023年7月13日

【ツール・ド・フランス2023 第11ステージ結果速報】中央山塊に別れを告げる移動ステージでフィリプセンが強さを見せ今大会4勝目

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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第12ステージコースマップ

第12ステージコースマップ

7月13日(木)第12ステージ
ロアンヌ > ベルヴィル・アン・ボージョレ
168.8 km(丘陵)

今大会第2の山地・中央山塊と第3の山地・ジュラ山脈の狭間の1日ではあるけれど、断じて「移動ステージ」などではない。ロワール川とローヌ川の間に広がるボージョレ丘陵地帯の、うねりをはらんだ小道が、クラシック顔負けのアップダウンレースを演出する。)

ワイン愛好家にはちょっとしたお楽しみステージでもある。なにしろジュリエナス、シェナス、フルーリー、モルゴン、ブルイイー、シルーブル、レニエ……と「クリュ・デュ・ボージョレ」で名高い地を巡り、秋のワイン祭「サルモンテル」の開催地ボージューを駆け抜けるのだ!春のパリ〜ニースではほぼ毎年この一帯にコースが引かれるから、プロトンの大部分にとっては、おなじみのぶどう畑の風景に違いない。)

フランスの武器庫と呼ばれ、かつて国家軍需産業の中心地であったロアンヌを走り出すと、すぐにプロトンは起伏の波に放り込まれる。序盤3分の1には、逃げの形勢を促すような、2つの3級峠といくつもの無名の起伏が詰め込まれた。中盤で一旦高台からは降りるものの、細かい起伏は、執拗に繰り返される。)

なによりステージ終盤3分の1に、3連続登坂が襲いかかる。いずれも登坂距離は5km台と決して短くはない上に、勾配も3級カス・フロワド6.1%、2級クロワ・モンマン6.1%、2級クロワ・ロジエ7.6%と優しくはない。特にクロワ・ロジエは中盤3.5kmにわたって8%超の急坂が続き、12%ゾーンも待っている。また下りはいずれもひどくテクニカルで、下り切ったら、休む間もなく次の上りに取り掛からねばならない。)

ただクロワ・ロジエのてっぺんから、フィニッシュラインまでは、いまだ28.4kmと遠い。またラスト10kmは幅が広く、直線の多い道路に出る。つまり最終盤の起伏でわずかに遅れを取ったとしても、最後の最後に、追走を仕掛ける余地は残されている。2018年クリテリウム・ドーフィネ第2ステージでは、ベルヴィル・アン・ボージョレは「まさかの」大集団スプリントの舞台となったが、この日もなにかサプライズが待っているだろうか。

高低差図

高低差図

ステージ詳細テキスト:宮本あさか

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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