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【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第10ステージ】走る意味を追い求めて・・・感情を研ぎ澄まし、ステージ優勝にフォーカスしたペリョ・ビルバオが亡き友に捧げる勝利「今日の勝利はジーノ・メーダーのものだよ!」
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介無料動画
【ハイライト】ツール・ド・フランス 第10ステージ|Cycle*2023
「タデイ(ポガチャル)はスタートからアタックしていたんだ。当然ついていく以外選択肢はないよね」(ヨナス・ヴィンゲゴー)
一方で、このグループに乗り遅れたジャイ・ヒンドレー擁するボーラ・ハンスグローエが大急ぎで追走を開始。出入りの連続とハイペースに、ダヴィド・ゴデュ(グルパマ・エフデジ)やロマン・バルデ(チーム ディーエスエム・フェルメニッヒ)といった個人総合上位勢、ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)といった注目選手が後方に取り残されてしまい、前線復帰を急ぐ場面も見られた。
なおもアタックとキャッチが繰り返されたが、スタートから45kmほど進んだところでビルバオら8人が抜け出すことに成功。約30秒差でジュリアン・アラフィリップ(スーダル・クイックステップ)ら6人が追走。ヴィンゲゴーとポガチャルらの精鋭グループは後続を待つ判断をし、59.9km地点に置かれた中間スプリントポイントを前にレース全体がいったんの落ち着きを見ることとなった。
やがて追走メンバーが先頭グループにジョイン。この日最大の14人がレースを先導する。メイン集団は、リーダーチームのユンボ・ヴィスマがコントロールを担い、先頭との差を3分台で調整する。
レースは後半に入り、フィニッシュまで45kmほどとなったところで、下りを利用してマチュー・ファンデルプール(アルペシン・ドゥクーニンク)が集団から抜け出す。逃げというほどの動きではないものの、ユンボとしてはアシスト陣の脚を休められる効果的なものに。代わってイネオス・グレナディアーズが集団牽引を行って、ワウトとマチューを追う。残り30kmを切ったところでワウトは集団に戻り、再びペーシングを担っている。
「たまたまだったんだ。マチューはヤスペル(フィリプセン)のケアをしていたんじゃないかと思う。僕が彼の後ろに入った時に、集団と差が広がったからそのまま行こうとね。結果的にチームを助けられたなら良かったよ」(ワウト・ファンアールト)
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