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【速報 ジロ・デ・イタリア2024】フィニッシュ手前3kmの無印峠でポガチャルを追いかけたナルバエスがステージ優勝/第1ステージ
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【ジロ・デ・イタリア2023 第15ステージ結果速報】ブランドン・マクナルティが悲願のグランツール区間初優勝!総合争いは三週目の山岳バトルへ持ち越し
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
ヤングライダー賞
1 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)in 61h 39' 36''
2 アンドレアス・レックネスン(ノルウェー/チームDSM)+ 00' 20''
3 テイメン・アレンスマン(オランダ/イネオス・グレナディアーズ)+ 02' 25''
チーム総合順位
1 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)in 184h 21' 09''
2 EFエデュケーション・イージーポスト(アメリカ)+ 07' 03''
3 イスラエル・プレミアテック(イスラエル)+ 27' 52''
リタイア
なし
第16ステージコースマップ
5月23日(火)第16ステージ
サッビオ・キエーゼ > モンテ・ボンドーネ
203 km(山岳 ★★★★★)
2回目の休息日が明け、ピンク色の戦いもいよいよ最終週。もちろんマリア・ローザ争いは未だ決着はついていない。残り6日間で山頂フィニッシュが4つ(うち1つはTT)待ち受けているし、そもそもジロ最終週にリーダーが入れ替わったのは過去10年間で6回を数える。
「5つ星」の超難関ステージ。走行距離は200kmを超える。ただ幸いにも序盤60kmは平坦だから、休息日ボケを大急ぎで解消したい。なにしろ残り140kmには5つの山岳がぎゅうぎゅうに詰め込まれている。ドロミテ山塊の入口に足を踏み入れつつ、累積獲得標高5200mをこなさねばならないのだ!
イタリア最大のガルダ湖畔に連なる33個ものトンネルをくぐり抜けると、以降はひたすら厳しい上り下りの繰り返し。まずは1級サンタ・バルバラ(全長12.7km、平均勾配8.3%、最大14%)で一気に標高を1000m以上駆け上がり、山頂からわずか3km弱下った先で、畳み掛けるように3級ボルダラ(4.5km、6.7%、12%)が続く。そこから約15kmかけて標高を1000mを下ったら、ほとんど休む間もなく、2級マタッソーネ(11.3km、5.5%、11%)と直後に続く無印の起伏へ。下ったと思ったらすぐさま2級セッラーダ(17.2km、5.5%、11%)で、またしても1000m上り、1000m下る。
この日最後のダウンヒルの終わりに、イタリアで2番目に長いアディジェ川のほとりへ出たら、ほんの10kmほど道は平坦になる。恐ろしき最終峠に挑みかかる前に、わずかながら息を整える時間が与えられる。
そして1級モンテ・ボンドーネへ。苦行の締めくくりにふさわしい21.4kmの長い山道を走り、標高差1430mを駆け上がる。平均勾配こそ6.7%と緩めだが、登坂口の3kmはガツンと9%。さらに見晴らしの良いだらだら道を挟んで、再び終盤には約8kmに渡り8%超・最大15%の細い九十九折が待っている。
ところでボンドーネ……と言えば、「雪の」という枕詞が思い浮かぶ。1956年大会での季節外れのひどい大雪と体感気温マイナス10度という寒さ、60人近いリタイア、そしてシャルリー・ゴールの2位以下に8分ものタイム差をつけての独走勝利は、大会屈指の伝説として語り継がれている。2006年大会はI・バッソがピンクジャージ姿で、やはり後続に1分半近い差をつけて大勝ち。ただしこの2回は登坂路が異なる。。まさにゴールがマリア・ローザをつかみ取った南側からの山道が、2023年大会のプロトンを受け入れる。
高低差図
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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