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【ジロ・デ・イタリア2023 レースレポート:第10ステージ】マグナス・コルトがグランツールすべてでのステージ優勝を達成 ゲラント・トーマスは新たなレースリーダーとしての責務に向き合う
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介マグナス・コルト(EFエデュケーション・イージーポスト)
激動の第1週を経て、ジロ一行は次なる1週間へ。降り続いた雨やプロトン内に蔓延する新型コロナウイルスの恐怖にすり減った心と体は、休息日のうちに癒すことができただろうか。
少なからず、観る者にとっては“レムコ・ショック”を拭えないまま第2週へ入ってしまう感は否めない。第1ステージから鮮烈な走りを見せ、余裕をもってマリア・ローザを一度手放し、第9ステージでそれを取り戻して、次の週から盤石の態勢へ持っていこうとしていたことだろう。レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)は、休息日にチームを離れ帰国。ベルギーまでの道中で症状が悪化し、帰宅後に行った再検査でも陽性。「ツール・ド・フランスへの出場はあるのか?」と、気の早い話をぶつけている者がいるようだが、まずは10日間完全休養し、その後心臓検査を行って復帰へのプログラムを決めていくという。
レースは続く。大会中盤戦の始まりを告げる第10ステージは、強い雨の中を突き進んだ3人の逃げ切り。最後はマグナス・コルト(EFエデュケーション・イージーポスト)が競り合いを制して、ジロでは初めてのステージ優勝。これで、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャと合わせてすべてのグランツールで勝利を挙げた106人目の選手となった。
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「すべてのグランツールで勝つことを長年夢見てきた。今年の目標でもあったんだ。ジロは昨年初めて出たのだけど、ステージ優勝を逃していて悔しかった。2回目の挑戦で成功できてとてつもなくハッピーだ!」(マグナス・コルト)
第2週の始まりも、いささか慌ただしい。週の始まりも雨。時間とともに強まる状況に、第10ステージの前半で通過する2級山岳ラディーチ峠の危険性を指摘する声が上がり始めた。チーム監督、選手代表、CPA(プロサイクリスト協会)が主催者に掛け合い、柔軟な対応を求めたものの、予定が変わることはなくレースは敢行された。
思いがけない形で個人総合トップに立ったゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ)は、マリア・ローザを着る者としてこのアクションでリーダーシップをとる選択肢もあった。しかし、あえて話し合いには加わらなかった。
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