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サイクル ロードレース コラム 2022年8月28日

【Cycle*2022 ブエルタ・ア・エスパーニャ レースレポート:第8ステージ】エヴェネプールがライバルをねじ伏せてマイヨ・ロホ堅守!2度目の難関山岳を制したジェイ・ヴァイン「今日はひたすら楽しんだんだ」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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ポイント賞ジャージを着たピーダスン

ポイント賞ジャージを着たピーダスン

「あまり体力を使わずに1日を終える……というのが当初の予定だったんだけど、逃げが行き始めた時に、僕も行かない理由はないんじゃないかと考えた。だって20ポイント手に入れる最高の方法だったから」(ピーダスン)

もちろん先頭グループの大多数にとって、目標はその向こうにあった。ピーダスンは残り18kmで脚を緩めたが、残す9人は先を急いだ。特にアルミライルは最後まで献身的に働いた。「無線で指示された」通りチームメイト2人を逃げに導いた後は、集団が逃げ切れるよう、ピノができる限り体力を温存できるよう、「他の選手よりほんの少し多めに前を引いた」。残り14kmでついに力尽きるまで……。

ヴァインにとっても同じこと。たとえ2日前にプロ初勝利を手にしていたとはいえ、胸の中で、勝利への意欲はいまだに強く燃えていた。

「あくまでメインゴールは区間勝利だった。いわば僕には2つの目標があったんだ。しかも、たとえ1つは叶わなくとも、いつだって山岳ジャージのための走りに切り替えられることも分かっていた」(ヴァイン)

だからこそ余裕があったし、大胆にもなれた。残り10kmで最後の山に突入し、残り6.5kmでルツェンコが加速を切った時、ヴァインはためらわず後輪に飛び乗った。

「ついていこうと考えた。でも彼は加速を止めて、その後も他のアタックが起こる様子はなかった。だから決めたんだ。あそこからは25分程度の努力で、2日前にやったのとほぼ同じだったから、そのまま強度を保ち続けることにした」(ヴァイン)

すかさずピノは張り付いた。マイペースで上るのではなく、無理してでもついていこうと考えた。「さもなければ2度と追いつくのは不可能だと分かっていたから」。タラマエも後に続いた。しかし勾配10%を超える難ゾーンで、長くは抵抗しきれなかった。

「1分半の努力の後、後ろを振り返ったら、後輪には誰もいなかった。だから次のヘアピンカーブまで自分を追い込んだ。そのヘアピンで後ろを振り返ったら、やっぱり誰もいなかった」(ヴァイン)

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