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【Cycle*2022 ブエルタ・ア・エスパーニャ レースレポート:第5ステージ】マルク・ソレルが2年ぶりのブエルタ区間勝利!マイヨ・ロホは凄まじい駆け引きの果てにルディ・モラールの肩へ「いつだって信じることを止めてはならないんだ」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかマイヨ・ロホをまとったルディ・モラール
5日目にして今大会初めての逃げ切り勝利が決まり、5日目にして今大会5回目のマイヨ・ロホ交代劇が行われた。秒単位の追い上げをぎりぎりで振り払い、マルク・ソレルが2年ぶりのブエルタ区間勝利を手に入れ、凄まじい駆け引きを切り抜け、ルディ・モラールが4年ぶりにブエルタ総合リーダーの座を射止めた。
「ツール・ド・フランスを途中リタイアした後、自分の真のレベルを証明したかった。だからこそ今日の勝利に心から興奮している」(ソレル)
スタートから70km走っても、いまだ逃げは許されなかった。大小いくつものアタックは、ことごとくハイスピードで回収された。気温30度を超える灼熱の中で、時速50kmを超えるすさまじい駆け引きは、1時間半も続けられた。
9選手のアタックがきっかけとなり、74km地点で、ようやく扉がこじ開けられた。そこに数人が追いついた。さらに数選手がブリッジを試みた。じわり、じわりと距離は開いていく。とうとう17人の逃げ集団ができあがった。朝のミーティングで「僕がマイヨ・ロホを取る可能性がある」とチームメートに宣言していた58秒遅れのモラールが、いつしか暫定マイヨ・ロホに立ち、「むしろ区間勝利を考えていた」という総合1分02秒遅れのフレッド・ライトも、前線で勢力的な走りを見せた。
急速に減速していくメイン集団内で、ただ1人だけ、諦めの悪い男がいた。マルク・ソレルだ。
「逃げたかった。逃げ集団が遠ざかっていき、僕はそこに入れなかったんだけど……どうしても行きたかったんだ。監督から登りでトライするよう声をかけられた」(ソレル)
前方との差はすでに2分近かった。それでも……3級山岳への上りを利用して、残り95km、思い切って飛び出した。上って下って上って。長年モビスターで「次代のエース」と期待されてきた28歳は、10kmほどの孤独な追走の果てに、無事に先頭グループへの合流を成功させた。
つまりソレルを加えて18人になった逃げ集団は、その後しばらくは、ヴィクトル・ランゲロッティの山岳ポイント収集で活気づいた。
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