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【ツール・ド・フランス2022 レースレポート:第16ステージ】亡き弟との夢が成就 40km独走のユーゴ・ウル「10年かかったけど、僕は勝ったよ!」
ツール・ド・フランス by 福光 俊介亡き弟に捧げる勝利を掴んだユーゴ・ウル
フィニッシュ地フォアの街が見えてきたとき、自然と首に手がいった。着けているペンダントは、一緒に夢を追いかけた者が遺したものだ。一番に勝利を伝えたい相手を思い、ユーゴ・ウル(イスラエル・プレミアテック)は人差し指を天に掲げた。
ツール・ド・フランス2022第3週の初日、第16ステージは今大会唯一のダウンヒルフィニッシュ。前々日のフィニッシュ地だったカルカッソンヌを出発し、レース後半には立て続けに2つの1級山岳を登坂。最後は30km近い下りを経てフォアの街にフィニッシュする、ピレネー3連戦の第1弾。最大29人が逃げた中からステージ優勝争いへと転化し、最後の約40kmを独走したウルがステージ優勝。それもプロ初勝利だ。
「初めての勝利を味わうにはベストな場所になったと思う。でも勝ったことがないから、それがどんなものか分からないままフィニッシュラインに到達してしまったよ。クレイジーだね。実感できるまではもう少し時間がかかりそう。そんな状況も楽しみたいね」(ユーゴ・ウル)
第2週を終えた時点で選手を対象に行ったPCR検査で、2人が隔離対象になった。出走の判断はこのステージの朝に決まるとされていたが、結果的にレースに臨むことはできなかった。後にそれがミカエル・シェレルとオレリアン・パレパントルのアージェードゥーゼール・シトロエン チーム勢であることも明かされた。これにより、フランスの伝統チームは、3選手で残りステージを戦わないといけなくなった。
加えて、ヤコブ・フルサン(イスラエル・プレミアテック)が落車による肋骨骨折、レナード・ケムナ(ボーラ・ハンスグローエ)が風邪症状で大会を去った。
147選手がスタートラインに並んだこの日、早い段階で29人の先頭グループが形成された。そこには、マイヨ・ヴェールのワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)やマイヨ・ア・ポワのシモン・ゲシュケ(コフィディス)の姿も。ユンボ・ヴィスマが先頭にメンバーを送り込んだとあれば、UAEチームエミレーツも放ってはおかない。登坂力のあるブランドン・マクナルティが乗り込んだ。
散発的に数人単位のパックが先行する場面はあったものの、どれもレースの流れを変えるようなものにはならず、大人数の逃げがベースとなって進んでいく。レースが中間地点を過ぎた頃には、メイン集団との差は8分近くまで拡大。集団はユンボ・ヴィスマがコントロールしているが、さして先を急ぐ気配はなく、逃げ切りを容認するムードを漂わせる。
先頭グループも、メイン集団も、流れが大きく変わったのは、1つ目の1級山岳ポール・ド・レルスだった。
登坂距離11.4km、平均勾配7%の上りで、ダミアーノ・カルーゾ(バーレーン・ヴィクトリアス)が前に出た。これに呼応する形で、数人ずつのパックが追走。断続的にカルーゾに合流し、頂上を前にして7人に絞られた。ここはゲシュケがきっちりと山岳ポイントを確保。マイヨ・ア・ポワ争いで優位な状況が続く。
「今日の狙いは山岳ポイント収集だった。ステージ優勝を目指す選手たちと異なる動きをしていたことは仕方ないよね。こうなってきたら、僕の目標はマイヨ・ア・ポワを長く保持し続けることになってくる。1級山岳でポイントを獲れたことはとても良かったよ」(シモン・ゲシュケ)
下りで1人が追いついて、8選手による先頭グループになったところで、レースはさらなる変化を見せる。続く1級山岳ミュール・ド・ペゲール(9.3km、7.9%)に入ったところでウルが前に出た。
「もともとはマイケル・ウッズのアシストをするつもりだった。この上りで脚を使って、彼に有利な状況を作ろうと考えていたんだ。急坂は厳しかったけど、後ろとの差が30秒から40秒あれば僕でも行けるかもしれないと思い始めたんだ。実際は20秒程度しかアドバンテージはなかったみたいだけど、あのときは難しいとは思わなかったね」(ウル)
ウルをめがけて追走を試みる選手がアクションを起こしたけど、その芽を摘んだのがウッズだった。この状況なら、ウルが逃げ切れるならそれで問題はない。もし、誰かと一緒に追いつくことになっても、数的優位には変わりない。マッテオ・ヨルゲンソン(モビスター チーム)が力業で追撃態勢に入ったが、ウッズがしっかりとくっついた。
頂上ではヨルゲンソンたちと20秒差だったウルだが、下りで加速。対照的に、ヨルゲンソンは左コーナーでタイヤを滑らせ落車してしまった。すぐに戦列には戻ったけれど、ウルとの差は広がる一方だし、やっぱりウッズが後ろについている。イスラエル・プレミアテックの日であることは、フィニッシュが近づくにつれてはっきりとしてきた。
「テクニカルなセクションでタイム差を広げることができていたみたいだね。タイム差が1分と聞かされた時に、これはいけると思ったよ。1つ怖かったのが脚の痙攣。そうはならないでくれと祈りながらペダルを踏んでいたんだ」(ウル)
今大会3度目の正直。第9ステージでは132km逃げていたし、第13ステージでは147km逃げて勝利まであと一歩に迫った。優勝を逃したときは悔しさよりも満足感が先を行ったけど、もう一度トライしてみようと思っていた。そしてそれが実った。十分なリードを確保して、フォアのフィニッシュ地点へ。大観衆と歓声を独り占めした。
ユーゴ・ウル
「最後の下りからフィニッシュまでは怖くて後ろを振り向けなかった。ただただ、全力で踏み続けただけだったよ。ヨルゲンソンが落車したことを把握していなかったから、追いつかれるかもしれないという思いでひたすら逃げ続けたよ」(ウル)
ここに至るまでの時間は長かった。もともとはカナダ・ケベック州の大学を卒業したら、警察官になるつもりだった。ツール・ド・フランスは子供のころからテレビで観ていたけど、自分が走るものだとは考えもしなかった。でも、「なんとなく走り続けたくて」ロードレースを続けた。地元で走ってキャリアを終えようと思っていた頃に、チームが事実上の解散。それを機にヨーロッパへ渡ることにした。
その矢先、弟が事故に遭った。ランニング中に飲酒運転の車にはねられたのだ。
「アージェードゥーゼール ラモンディアール(当時)のチームキャンプを終えて、いったん帰国していた時だった。ランニングに出た弟が帰ってこなくて、心配で近所を探していたら、道で倒れていたんだ。忘れもしないよ」(ウル)
ウル本人はそれほど勝負にこだわらない性格だったというが、弟は負けず嫌い。幼い時に一緒にトライアスロンを始めたけれど、自身はロードレースへ、弟は競技から身を引いていた。だから、いつも兄に「今度のレースは勝ってほしい」と告げていたという。
「あの日から僕たちの夢になった。プロで1勝するってね。今日がそれにふさわしい日だと思う。彼は僕が勝ったことにまだ気づいていないかもね(笑)。だけど僕は勝ったよ。10年かかったけどね」(ウル)
勝ってみて1つ、気づいたこともある。“勝利の味”というものがこんなに美しいものなのかと。
「僕たちの大きな夢だったからね。プロで勝ったら僕は走るのを辞めて良いと思っていたんだ。でも辞められないってすぐに分かったよ。もっと勝ちたい。決めたよ、もう少しトライするって」(ウル)
かつて、あるチームと契約する際に「君はマーケティング要員だ」とはっきり告げられたこともある。ヨーロッパへ渡ってからいろんなことが身に降りかかってきたけど、それも含めて糧にしてきた。どんなことがあっても前を向いて歩く。そして、亡き弟との夢の続きが、これから始まる。
さて、話を1級山岳ポール・ド・レルスに戻して、マイヨ・ジョーヌ争いを見ていこう。
ポガチャルとヴィンゲゴー
先手を打ったのは、個人総合2位でマイヨ・ブランを着るタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)。マイヨ・ジョーヌのヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)が一瞬反応に遅れたもののうまく対処すると、それからはヴィンゲゴーがポガチャルを完全マーク。頂上手前1kmでまたポガチャルがアタックし、頂上通過後の下りでも仕掛けたけど、マイヨ・ジョーヌは揺らがなかった。
「ポガチャルが攻撃してくることは分かっていたからね。最後から2つ目の上りでそれを実行してきたけど、驚きはなかった。彼の加速に対応こそできたけど、とても強くて、追うことは決して簡単ではなかったよ。それでもリーダーの座をキープできたから良かったよ」(ヨナス・ヴィンゲゴー)
次のミュール・ド・ペゲールでは、ユンボ・ヴィスマがセップ・クス、UAEチームエミレーツがラファウ・マイカをそれぞれ機能させ、ヴィンゲゴーとポガチャル、そして両チーム譲らず。頂上からのダウンヒルでは、先行していたワウトが合流(頂上で止まって待っていた)。ユンボ・ヴィスマは狙い通りのステージ運びでレースを終えた。
「逃げに誰かを送り込もうと話をしていたんだ。ネイサン・ファンホーイドンクと前に行って正解だったよ。最後の上りはとてもハードだったから、ヨナス(ヴィンゲゴー)を絶対にひとりにしてはいけないと思っていた。その後の下りも長かったから、彼に付き添うことができて安心しているよ。今日の作戦は正しかったね」(ワウト・ファンアールト)
メイン集団は最後の上りでユンボ・ヴィスマ勢とUAEチームエミレーツ勢、そこにナイロ・キンタナ(チーム アルケア・サムシック)だけしか残っていないような状況になったが、下りでゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ)とダヴィド・ゴデュ(グルパマ・エフデジ)が再合流し、精鋭メンバーでフィニッシュに到達。逆に、アダム・イェーツ(イネオス・グレナディアーズ)やロマン・バルデ(チーム ディーエスエム)は遅れを喫した。
これによって、マイヨ・ジョーヌのヴィンゲゴーと追うポガチャルとは2分22秒で変わらず。さらに21秒差でトーマスが続く。キンタナが個人総合4位、ゴデュが同5位にそれぞれ浮上。イェーツが順位を1つ落として6位、バルデは5ランク下げて9位になっている。
次に待つピレネー第2戦は、129.7kmの短距離決戦。それでいて、中盤から後半にかけて1級と2級の上りが集中する。最後に待つのは1級山岳ペイラギュード。8kmの登坂は平均勾配こそ7.8%だが、最後の300mで最大勾配16%にまで跳ね上がる。そして今大会3回目の飛行場滑走路フィニッシュ。
激戦必至のマイヨ・ジョーヌ争いだけど、UAEチームエミレーツは第16ステージで山岳アシストの1人であるマルク・ソレルが体調不良でタイムアウト。次のステージへの出走ができなくなった。これでチームは5人体制で戦う。1人多いユンボ・ヴィスマにどう立ち向かい、ポガチャルとヴィンゲゴーとの直接対決にいかにして持ち込むのか、見どころである。
●ステージ優勝 ユーゴ・ウル コメント
「素晴らしい日になったよ。まだ実感できない。暑くてポール・ド・レルスは苦しんだけど、あの上りで耐えたことがその後の動きにつながった。少し遅れてしまう場面もあったのだけど、何とかグループに復帰してアタックするタイミングを待ったんだ。とにかくマイケル・ウッズのために良い状況を作りたくてアタックしたのだけれど、それが成功に結び付いたことに驚いているよ。1回目のアタックで勝負が決まることは多くあるけど、今回もそうなったね。
10年前に弟を亡くしてから、自分の身に大変なことがたくさん降りかかった。悲しいこともたくさんあったけど、すべてモチベーションに変えてきたんだ。弟が亡くなった日からツールでステージ優勝することが人生の目標になったのだけど、こうして実現させてみると信じられない気持ちでいっぱいだよ。」
●マイヨジョーヌ ヨナス・ヴィンゲゴー コメント
「今日はチームとしてパーフェクトだったよ。ティシュ・ベノートとクリストフ・ラポルトが集団をコントロールしてくれて、他選手の攻撃を防いでくれたんだ。セップ・クスは上りのペーシングが素晴らしかったし、前にいたワウト・ファンアールトとネイサン・ファンホーイドンクも予定通りの仕事をしてくれた。
タデイ(ポガチャル)の攻撃をチェックできてホッとしているよ。これがもう少し続くんだからね。パリまで何があるか見ていかないといけないね。
調子はとても良い。コンディションのピークが過ぎた感覚がまったくないんだ。落車の痛みからも回復しているし、休息日を有効に使えたことがプラスになっている。この先のステージが本当に楽しみだよ。
ポガチャルのアタックでパニックになることはないし、何よりライバルは彼だけじゃないんだ。いろんな選手を見て、状態を探っていく必要があるね。ポガチャルが早い段階からアタックすることについては、まったく恐れていないよ。」
●マイヨ・ブラン タデイ・ポガチャル コメント
「ヴィンゲゴーに対して大きなリードを奪うのは困難だ。下りでチャンスはないかとも思ったけど、それさえもうまくいかなかった。彼は最高のアシストに支えられていて、僕の走りを難しくしている。今日は最高のステージとはならなかったけど、あと2回ある山岳でどうなるか試していきたい。全力でプッシュし続けるよ。」
●マイヨ・ヴェール ワウト・ファンアールト コメント
「計画通りだよ。当初はクリストフ・ラポルトが逃げに入る予定だったんだけど、マクナルティとダニエル・マルティネス(イネオス・グレナディアーズ)が動いたことから、急遽僕が前を狙うことになったんだ。結果的には良い状況を作り出せたよ。
終盤はどんなことがあってもヨナスを孤立させてはいけないと思っていたんだ。だから、上りまで先行して、最後の下りは彼をアシストしようと思っていた。
パリが近づいてきたね。いまあるアドバンテージを生かして残りステージを戦い抜きたいと思っているよ。」
●個人総合4位に浮上 ナイロ・キンタナ コメント
「ヴィンゲゴーとポガチャルがいるグループでレースを終えられたことに満足しているよ。個人総合4位は悪くないし、次に続く2つの山岳ステージへの自信にもなる。個人タイムトライアル(第20ステージ)を良い位置で走りたいので、もう少し攻めの姿勢を継続していきたい。」
●ステージ2位 ヴァランタン・マデュアス コメント
「暑さは苦手で、最初の上りから何度もドリンクを口にしたよ。レース終盤はうまく展開できたと思うし、休息日明けはいつも調子がイマイチなんだけど、今日はうまく走ることができた。チームとしてはマイケル(ストーラー)のステージ優勝を考えていて、そのためのアシストを僕がする流れだった。勝てなかったけど、僕たちは良いレースができたと思う。
ただ、僕は2位になるためにツール・ド・フランスに参加しているわけじゃないんだ。やっぱり勝てないと悔しいよ。」
●個人総合8位に浮上 アレクサンドル・ウラソフ コメント
「今日の調子は良くなかった。レース内容は悪くはないけど、かなり苦しんだし、無理をした部分もある。
パリでの目標は個人総合トップ10。これ以上タイムを失わないように、総合系ライダーと肩を並べて走ることにこだわっていきたい。明日も逃げるかって? 総合タイム差を考えると逃げは許されないと思うよ。だから、できるだけ集団に力を蓄えて、大事な局面でチャレンジをしていきたいね。コンディションが戻ってきている実感はあるし、少なくとも落車する前より状態は良いよ。」
●個人総合9位にダウン ロマン・バルデ コメント
「悪夢だね。最初から最後まで支えてくれたチームメートに感謝しているよ。
原因? 分からない。暑さかな…気分が悪くて、悪寒もしていた。すぐに苦しくなってしまって、とてもじゃないけど耐えられなかった。走り切ることで精いっぱいだったんだ。」
第16ステージ結果
1 ユーゴ・ウル(カナダ/イスラエル・プレミアテック、カナダ)in 4h23’47”
2 ヴァランタン・マドゥアス(フランス/グルパマ・エフデジ)+1’10”
3 マイケル・ウッズ(カナダ/イスラエル・プレミアテック)ST
4 マッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ/モビスター チーム)+1’12”
5 マイケル・ストーラー(オーストラリア/グルパマ・エフデジ)+1’25”
6 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/ボーラ・ハンスグローエ)+1’40”
7 ディラン・トゥーンス(ベルギー/バーレーン・ヴィクトリアス)ST
8 シモン・ゲシュケ(ドイツ/コフィディス)+2’11”
9 マチュー・ビュルゴドー(フランス/トタルエナジーズ)+5’04”
10 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)ST
個人総合時間賞(マイヨ・ジョーヌ)
1 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク/ユンボ・ヴィスマ)in 64h28’09”
2 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)+2’22”
3 ゲラント・トーマス(イギリス/イネオス・グレナディアーズ)+2’43”
4 ナイロ・キンタナ(コロンビア/アルケア・サムシック)+4’15”
5 ダヴィド・ゴデュ(フランス/グルパマ・エフデジ)+4’24”
6 アダム・イェーツ(イギリス/イネオス・グレナディアーズ)+5’28”
7 ルイス・メインチェス(南アフリカ/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)+5’46”
8 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/ボーラ・ハンスグローエ)+6’18”
9 ロマン・バルデ(フランス/チーム ディーエスエム)+6’18”
10 トーマス・ピドコック(イギリス/イネオス・グレナディアーズ)+10’11”
ポイント賞(マイヨ・ヴェール)
ワウト・ファンアールト(ベルギー/ユンボ・ヴィスマ)
山岳賞(マイヨ・アポワ)
シモン・ゲシュケ(ドイツ/コフィディス)
ヤングライダー賞(マイヨ・ブラン)
タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)
チーム総合時間賞
イネオス・グレナディアーズ in 193h17’10”
敢闘賞
ユーゴ・ウル(カナダ/イスラエル・プレミアテック、カナダ)
文:福光 俊介
福光 俊介
ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う
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