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【ジロ・デ・イタリア2022 レースレポート:第18ステージ】《同盟》で掴んだ勝利!ドリース・デボントが人生初の区間制覇「今日の逃げの仲間たちを、心から尊敬する」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか後方のメイン集団も、登り終えると同時に、本気の追走作業に乗り出した。恐ろしい追走劇を繰り広げた挙げ句に、残り500mでようやく逃げを吸収した第13ステージと同じミスを繰り返すまいと、グルパマは「すぐにエンジンを全開にした」。クイックステップ、DSM、UAEもそれぞれ複数のアシストを前線に配置した。数日前はアルメイダを山で引いたダヴィデ・フォルモロも、平地での牽引作業に加わった。
残り22.2km、市街地周回コースに入った時点で、差は1分20秒にまで縮まっていた。しかしトレヴィーゾの市街地をめぐるサーキットは、観客の安全対策のため少し変更され、距離は約4.5km延び、厄介なことに鋭角コーナーが2つ増えた。
しかも猛スピードでの追走中に、メイン集団は大きく真っ二つに割れていた。10日間マリア・ローザを身にまとい、アルメイダ棄権でこの日の朝からマリア・ビアンカを再び着用していたフアン・ロペスが分断にはまり、トレック・セガフレードが文字通り全員で穴を埋める作業に従事した。なによりスプリンターチームにとっては、ステージ前半に時折作業を分担してくれたイスラエル・プレミアテックのスプリンター、リック・ツァベルが後方に吹っ飛んだのは痛かった。
残り13kmで、フィニッシュラインで「残り1周」の鐘の音が鳴り響いた時、いまだ差は1分10秒も残っていた。自転車界で昔からよく言われる「10km=1分」どころか、約10kmでわずか10秒しか縮まなかった。
グルパマが、第13ステージの「救世主」イグナタス・コノヴァロヴァスを投入しなかったのは、前の4人にとっては幸いだった。列車の最後から2番目ラモン・シンケルダムは分断にはまり、3番目マイルズ・スコットソンはメカトラではるか前に後退していた。つまり4番目のコノは、エースの側に留め置かれた。前回は残り16kmから猛烈に追い上げた強脚が、今ステージでその能力を披露することはなかった。
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