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サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかデマールがポイントを254点に伸ばし、2位カヴとの差を122点へと開いたことで、数字の上ではポイント賞首位を確定させた。残り3日間を生き残り、最終フィニッシュ地にたどり着けば(もしくは制限時間アウトを救済される代わりにポイント削減処分を受けなければ)、ヴァレーゼの円形闘技場で人生2度目のマリア・チクラミーノ最終表彰式を楽しむことができる。
レース前に健闘を誓い合うデマールとカラパス
決して「休息日」にはならなかった平坦ステージを、総合上位3名は無事に切り抜けた。残り2.5km地点で総合2位ジャイ・ヒンドレーがメカトラの犠牲となるも、3km以内のタイム救済ルールが適応され、メイン集団と同タイムが与えられた。つまりマリア・ローザのリチャル・カラパスとの差も3秒のまま変わらず。
またアルメイダの棄権により、前日までの総合5位ヴィンチェンツォ・ニバリ以降、4選手が自動的に1つずつ順位を上げた。ただし総合3位・1分05秒差ミケル・ランダと新4位ニバリとは、4分43秒もの大きな隔たりがある。2分57秒遅れでフィニッシュラインにたどり着いたロペスは、総合9位の座と新人賞首位の座は守り通した。
「今は来たるべき3日間に目を向けている。今大会を決める3日間になるだろう。どれくらい自信があるかって?もちろん100%さ」(カラパス)
文:宮本あさか
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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