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サイクル ロードレース コラム 2022年5月27日

【ジロ・デ・イタリア2022 第18ステージ結果速報】ドリース・デボントがみごとな逃げ切り勝利、総合4位アルメイダはリタイア

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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みごとな逃げ切りでキャリアハイの勝利を掴んだドリース・デボント

みごとな逃げ切りでキャリアハイの勝利を掴んだドリース・デボント

最終決戦直前の束の間の平坦ステージ、ボルゴ・ヴァルシュガーナからトレヴィーゾまで156km、アルプスの渓谷にある町から静かに走り出しアクチュアルスタートでファーストアタックを決めたエドアルド・アッフィニ(ユンボ・ヴィスマ)、マグナス・コルト(EFエデュケーション・イージーポスト)、ドリース・デボント(アルペシン・フェニックス)、ダヴィデ・ガッブロ(バルディアーニCSFファイザネ)の4人で先頭グループを形成、プロトンは容認しタイム差2分前後でコントロール。

総合を狙う優勝候補選手のリタイアが相次ぐなか、総合4位でヤングライダー賞首位につけていたジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ)がCOVID-19陽性判定で大会を去り、繰り上げでフアン・ロペス(トレック・セガフレード)がマリア・ビアンカを着用することとなった。

プロセッコの主原料である葡萄畑が広がる丘陵地帯を、2分程度で付かず離れずレース開始から2時間の平均時速は43.7km/h。4級峠をデボントが、中間スプリントポイントをガッブロが、大勢の観客が沿道を埋め尽くした4級ムーロ・ディ・カ・デル・ポッジオもデボントが先頭通過。

残り距離30kmで1分44秒のタイム差、クイックステップ・アルファヴィニル、チームDSM、グルパマ・エフデジ、UAEチームエミレーツがタイム制御に乗り出し、先頭4人は完璧な協力体制でローテーションを回している。残り距離20kmで未だ1分19秒差、プロトンは分断され後方にロペスが取り残されてしまった。

先頭4人でフラムルージュを通過、ガチガチに牽制しながらラスト200mでアッフィニが加速すると残りの3人もスプリント、デボントが先頭に出るとそのままフィニッシュラインへ飛び込んだ。グランツール初区間優勝でキャリアハイの勝利を手に入れた、最終的なレース平均時速は46.5km/h。

メイン集団は14秒後にアルベルト・ダイネーゼ(チームDSM)を先頭にスプリントフィニッシュ、今大会最後の平坦ステージで大逃げを許してしまった。ジャイ・ヒンドレー(ボーラ・ハンスグローエ)が集団から遅れて戻ってきたが救済措置対象のため、リチャル・カラパス(イネオス・グレナディアーズ)と同タイム着扱いとなった。ロペスは2分57秒遅れでフィニッシュしたがヤングライダー賞首位はキープしている。

「僕たち逃げにとって素晴らしいステージだった、自転車を始めた幼い頃からの大きな夢が叶った、夢のような1日だ」デボント、勝利後インタビュー

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