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サイクル ロードレース コラム 2022年4月11日

【Cycle*2022 ジロ・デ・シチリア:プレビュー】エトナの道を知り尽くした男ヴィンチェンツォ・ニバリが連覇を目指してシチリア島に乗り込む

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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前回大会王者のヴィンチェンツォ・ニバリ

前回大会王者のヴィンチェンツォ・ニバリ

活火山の懐で、火花散る戦い。太古の昔から数々の伝説を紡ぎ出してきたエトナ山が、この春またしても勇者たちの脚を試す。険しい山道を上り詰めた先で、覇者に与えられるのは、まるで燃え上がる炎のようなオレンジレッドとイエローが溶け合うリーダージャージだ。

イタリア半島の「長靴」の、爪先に位置するシチリア島で繰り広げられるジロ・デ・シチリアは、古くて、新しい。ジロ・デ・イタリアよりも2年早い1907年この世に生を受け、同時にほんの3年前に、42年もの長い眠りから目覚めたばかりなのだ。つまり第26回目にして、第3回目でもある2022年大会は、4日間かけて野趣あふれる島を駆け巡る。

島北部のミラッツォから走り出すシチリア一周はまた、あらゆる脚質を歓迎する。ティレニア海岸道路を突き進む初日は、ずばりスプリンター向け。細かいうねりに彩られているし、ラスト350mは直角カーブ&微妙な上り坂と一筋縄では行かないものの、全体的に見れば道は1日中ほぼ平坦だ。

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はるか遠くにアフリカ大陸を望むシチリア海峡岸から、内陸へと切り込む2日目と3日目は、様々な脚質が入り乱れた激しいバトルが巻き起こる。

第2ステージは、後半に向けて、徐々に起伏を増していく。特にラスト8.5kmは延々と3%前後の上り坂。さらには残り1kmを切った直後に、短いながらも勾配10%ゾーンが待ち受ける。第3ステージもまた、難しい峠こそ登場しないものの、平地もない。しかも最終3kmは上って下りてまた上って。単純な脚力だけでなく、力配分や位置取り、駆け引きも、大きく勝負を左右する要員となりそうだ。

もちろんクライマックスは、大会最終日にやってくる。140kmの短距離走で、累計標高は3500m。締めくくりにエトナ山へと挑みかかる第4ステージが、間違いなく、2022年大会の総合の行方に審判を下す。

エトナ山南西のラガルナからスタートすると、まずは時計回りに山の麓をぐるりと半周回。これまで以上に大きな起伏をいくつも乗り越えつつ、ステージ半ばでコントラーダ・ジウラーナ峠(登坂距離10.9km、平均勾配5%、最大11%)をこなす。

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