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サイクル ロードレース コラム 2022年3月20日

【Cycle*2022 ボルタ・ア・カタルーニャ:プレビュー】ジロを目指す強豪たちが集結!リチャル・カラパス擁するイネオスが完全支配を目論む。若き才能や、41歳アレハンドロ・バルベルデにも注目

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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ステージには3つの1級峠がそびえ立つ。標高1565mの1級モン・ルイ山頂を通過し、スペイン本土へと帰り着くと、そこから1級コリャダ・デ・トセスへ。そして1級ラ・モリーナ山頂へ。全長12.1kmの山道は、平均勾配こそ4.4%ながら、前半5kmは7〜8%台の厳しい勾配が続く。

つまり最終2峠は、2016年や2017年大会と同じ順番で登る。ただしラ・モリーナの二重登坂を行った過去2大会と違って、今回は1度きり。水曜日に早々と総合争いを終わらせてしまいたくない、そんな開催委員会の意志の表れかもしれない。

だからこそ木曜日の第4ステージも、とびきり厳しいコースが用意された。やはり3つの1級峠が選手たちの前に立ちはだかり、しかも終わりに待ち構えているのは、今シーズン初めての標高2000m超え!

ラ・モリーナへの帰還が2年ぶりならば、この日のフィニッシュ地、1級ボイ・タウイの山頂がカタルーニャ一周を迎え入れるのは実に20年ぶり。ただ20年前にこの山道で争われたのは、10.8kmの個人タイムトライアルだった。2022年のプロトンは166.7kmのコースの締めくくりに、全長13km、平均勾配6%の山道をよじ登る。

そんな過去20年間で、ボルタ・ア・カタルーニャの総合優勝は、7割5分が第4ステージまでに決している。最終日にまでもつれ込んだのはたったの1度だけ……。だからといって残り3ステージに、まるで動きが見られないわけではない。

再び海辺へと帰り着く第5ステージこそ、平地巧者が本気で頑張らねばならないが、第6ステージは再び選手たちに上れる脚を要求する。下れる脚もまた、必要だ。スタート直後に1級山頂が待ち構えるのだとしたら、残り28km地点にある最終山頂からのダウンヒルは、凄まじいヘアピンカーブの連続。「白地に胸に3本の緑横縞」総合リーダージャージを着る者は、反逆者たちのクレイジーな攻撃に耐え切らねばならない。

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