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ビエッラからオロパ教会までの12.6km、高低差727mの個人山岳タイムトライアル。平均斜度5.8%、最大13%の厳しい登りを制したのは、イタリアタイムトライアルチャンピオンのブルセギン(ランプレ)だった。マリア・ローザのディルーカ(リクイガス)は3位に終わったが、総合争いのライバルとの時間差を広げることに成功している。
初めに30分の壁を破ったのは29分38秒でゴールしたクアピオ(パナリア)だった。その後ザブリスキー(チームCSC)が29分14秒で暫定トップに立つ。
ここまで登りで大活躍しているピエポリ(サウニエルドゥバル)がこの日も強さを見せる。スタートこそゆっくりとしたものだったが、ラストスパートで一気にタイムを縮め28分56秒でゴール。ザブリスキーから暫定トップの座を奪った。
ラスト15人となると総合優勝を狙う選手が次々とスタート。サヴォルデッリ(アスタナ)が30分41秒と遅れる中、ガルゼッリ(アックア・エ・サポーネ)は29分24秒とまずまずのタイムを残した。シモーニ(サウニエルドゥバル)は昨日奮闘した影響が残っているのか30分1秒と振るわず。クネゴ(ランプレ)は29分33秒、マリア・ビアンカを着るシュレク(チームCSC)は29分35秒だった。
残るは3人。アローヨ(ケースデパーニュ)は30分38秒と遅れ、総合順位を6位に落とした。続くブルセギンはラスト3kmで素晴らしい走りを見せ、ピエポリをわずか1秒上回る28分55秒を記録。最後のディルーカが29分3秒でゴールしたため、ブルセギンのステージ優勝が決まった。
優勝こそ逃したがマリア・ローザは守ったディルーカ。2位のブルセギンとの差は8秒縮まり55秒となったものの、ライバルと目される4位クネゴには2分40秒、8位シモーニには3分32秒と差を広げている。
第14ステージはカントゥからベルガモまでの192km。カテゴリー1級マルコ峠への登りで命運が別れるステージとなりそうだ。
<選手コメント>
●ダニーロ・ディルーカ(リクイガス) マリア・ローザ、マリア・ヴェルデ
「僕にとってはライバルとの差を広げられたことが重要だった。ミラノはまだまだ遠いからね。いつもジロを勝つことを考えてきた。たぶん今が勝利に一番近づいてる時だろうね。自分の特性と能力はよくわかってるよ」
●レオナルド・ピエポリ(サウニエルドゥバル・プロディール)
「1秒差で負けるのはつらいね。でもこの結果でコンディションの良さを再確認できた。後悔する点もいくつかあるけど結果を受け入れるよ。サウニエルドゥバルのジロがここオローパで終わるわけじゃないしね」
J SPORTS 編集部
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