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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 レースレポート:第7ステージ】マイケル・ストーラーが置き土産のステージ勝利!ログリッチはほぼ無傷でマイヨ・ロホを堅守「今後も僕らはベストを尽くすよ」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか雄大な景色の中を走る
逃げの目的は、区間勝利、山岳ポイント収集、前待ち……だけではなかった。ずばり「マイヨ・ロホ獲り」の野心を抱く者たちさえいた。総合わずか1分42秒差のヤン・ポランツに、総合2分09秒差のフェリックス・グロスシャートナーが滑り込んだ。3分31秒差のジョフリー・ブシャールだって、2019年ブエルタや2021年ジロとは違って、ずばりこのブエルタでは「総合上位入り」を目指していた。自ずと先頭集団の牽引は、UAEチームエミレーツのマッテオ・トレンティンが引き受けた。誰の協力が得られずとも、黙々と作業に励んだ。メイン集団からは最大4分差を奪った。2019年ジロではマリア・ローザを2日間着用したスロベニア人は、同僚の熱心な献身のおかげで、しばらく暫定マイヨ・ロホの座を楽しんだ。
一方で圧倒的多数を誇るDSMは、時々最前列に競り上がると、バルデを山岳ポイント収集へと解き放った。こうして2つ目の山岳では、ケニー・エリッソンドを退け、楽々と先頭通過を成功させた。そのせいでトレンティンは前から振り落とされるのだが……下りを利用して、再びポランツのもとに帰って来た。3つ目の峠でもまったく同じ行動を取ったDSMに、だからUAEはちょっとした抵抗を試みた。やはり山頂間際にバルデが隊列から発射されると、ポランツが山頂スプリントを挑んだのだ。しかも競り勝ち、1位をさらい取った!
もちろん下りで飛ばして、トレンティンはまたしても最前列へ上がって来た。ただ体力は無尽蔵にあるわけではない。先頭を引いたまま中間ポイントを首位通過するとーー2017年大会はわずか2ポイント差で緑ジャージを逃したーー、その直後に、持てる力を全て使い果たした。約50kmの奮闘だった。
つまり4つ目の上りで、戦いは新たな局面を迎えた。いよいよDSMが数的有利を生かした波状攻撃を開始する。バルデが真っ先に揺さぶりをかけ、ストーラーがカウンターを打った。
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