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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 レースレポート:第7ステージ】マイケル・ストーラーが置き土産のステージ勝利!ログリッチはほぼ無傷でマイヨ・ロホを堅守「今後も僕らはベストを尽くすよ」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか激坂ゾーンを独走しみごと区間優勝を果たしたマイケル・ストーラー
「僕らチームが成し遂げたことに、いまだに衝撃を受けているよ。1つもミスを犯さなかった。信じられないような集団的努力だ」(ストーラー)
ちょうど同じ頃、約4分背後のメイン集団でも、戦いのゴングが鳴らされた。真っ先に動いたのはモビスターだ。残り43.9km、ホセ・ロハスに連れられて、総合4位アレハンドロ・バルベルデが急加速。すばやくリチャル・カラパス、アダム・イエーツ、ダビ・デラクルス、ジーノ・マーダーという総合11位から18位までの4人が、流れに飛び乗る。逃げ集団には2人のモビスターが「前待ち」していたし、メイン集団には総合2位エンリク・マスと3位ミゲルアンヘル・ロペスも控えていた。イネオスの「トリプルリーダー」の2人も動いた。当然ながらログリッチの側に残るステフェン・クライスヴァイクは、牽引スピードを一段上げた。
飛び出して1kmにも満たない、軽い下り部分に差し掛かった時だ。バルベルデが路面の穴でバランスを崩す。そのまま右半身を激しく道路に叩きつけ、さらに道路脇にへと放り出された。ガードレール激突や崖下転落がなかったことだけは、本当に幸いだった。自ら立ち上がる力は残していたし、すぐにロハスが手を差し伸べに向かった。一度は自転車にまたがり、走り出しもした。チームメートたちの温かい後押しもあった。
残り35km、バルベルデは再び地面に足をついた。無念のリタイア。駆けよって来た監督ホセビセンテ・ガルシアの肩で泣きじゃくった。人生30回目のグランツールは、人生最後のグランツールにする予定だった。年頭に今季限りでの引退を宣言した41歳の胸には、どんな想いがよぎったのだろうか。当夜チームからの発表によれば、右鎖骨の骨折が見つかったとのこと。翌日に地元ムルシアで手術を受ける予定だ。
直後には、まるでバルベルデの意志を引き継ぐかのように、同僚ロペスがアタックに転じた。落車の影響なく1人突進を続けていたカラパスに追いつき、そのまま加速を続行する。今度はログリッチ本人が、楽々と穴を埋めてみせた。ユンボのアシストたちは再び隊列を組み、メイン集団を統制下に置いた。
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