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サイクル ロードレース コラム 2021年8月21日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 レースレポート:第7ステージ】マイケル・ストーラーが置き土産のステージ勝利!ログリッチはほぼ無傷でマイヨ・ロホを堅守「今後も僕らはベストを尽くすよ」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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7月にプロ1勝目を手にしたばかりの24歳にとって、4年間過ごしてきたサンウェブ〜DSMへの良い置き土産となった。来シーズンからはグルパマ・FDJの一員として、バルデとではなく、ティボー・ピノの相棒として走る。そのバルデは3つの山でポイント収集に走ったが、シヴァコフは4つの山で得点を積み重ねた。区間はベローナに次ぐ3位で終えたが、表彰式では青玉ジャージを身にまとう栄光を手に入れた。

メイン集団ではモビスターとアスタナが先手を仕掛け、イネオスも先頭争いを繰り広げるも、壁のようなゾーンにはとクライスヴァイクが完璧な先導でログラを導いた。イエーツの加速で集団は一気に小さくなり、ロペスの加速についていけたのは7人だけ。つまりログリッチ、イエーツ、エンリク・マス、エガン・ベルナル、アレクサンドル・ウラソフ、そしてルイス・メインチェス。その後さらにイエーツが2度畳みかけるも、もはやこの7人の塊が大きくばらけることはなかった。ストーラーから3分33秒後(ウラソフは3分46秒後)に、一団はフィニッシュラインを越えた。

「厳しい1日だった。すごく暑かったし、最初の上りから早くも全力だった。今日は色々な動きが見られたし、今後もまた違うチームの違う総合候補によって、同じような動きが起こるだろう。でもご覧のようにチームメートは素晴らしい仕事をしたし、今後も僕らはベストを尽くすよ」(ログリッチ)

気になるマイヨ・ロホ獲得作戦は、この日の終了時では、逃げ集団内の誰一人として成功させられなかった。グロスシャートナーは1分32秒後、ポランツは2分29秒後に山頂にたどり着き、それぞれログリッチの8秒後の総合2位、38秒差の5位に浮上した。やはり逃げたヘイグは7位57秒差に、クスは8位59秒差へと、大きくジャンプアップしている。

おかげで2週間後に総合上位につけている予定のマス、ロペス、ベルナルは、1つずつ総合順位を下げた。ウラソフは3つ下げ、逆にアダムは1つ上げてトップ10圏内へ。代わりにマイヨ・ロホ集団から30秒失ったジュリオ・チッコーネ、ファビオ・アル、ミケル・ランダがトップ10圏外に陥落。カラパスは総合順位こそ2つ上げたものの、首位までの距離は2分48秒差に開いた。

文:宮本あさか

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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