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【ツール・ド・フランス2021 レースレポート:第21ステージ】史上最年少で2度目のツール総合制覇!圧倒的強さを誇ったタデイ・ポガチャル「東京には新しい経験をしに行く」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか美しいシャンゼリゼ通り
もちろんフィニッシュラインでは最大50ptが配分されていたため、数字の上では、最終フィニッシュラインを越えるまでは逆転の余地は残されていた。昨大会もマイヨ・ヴェール争いは最終日の中間ポイントで確定したが、最終スプリントまでもつれ込んだのは、必然か偶然か、なんとカヴェンディッシュ本人が緑を勝ち取った2011年大会が最後だった。
だからこそドゥクーニンク・クイックステップはこの日も精力的にレースを制御し続けた。残り33kmからメイン集団で新たなアタックの波が生まれ、直後に逃げを吸収すると、そこから初日マイヨ・ア・ポワのイーデ・スヘリンフが特攻カウンターを仕掛けた。すでに最初の逃げ潰しにも動いたジュリアン・アラフィリップが、すかさず後輪に張り付いた。この日が人生最後のシャンゼリゼ……となるフィリップ・ジルベールも前に飛び乗るも、現役世界王者に勢いを殺され、アタックの試みは長くは続かなかった。
運ぶべきエーススプリンター、カレブ・ユアンを3日目の落車で失ったロット・スーダルは、スウェニー、ジルベールに続いて、今度はブレント・ファンムールを前に送り出した。4日目にぎりぎりまで逃げ続けた「トーマス・デヘントの後継者」の試みに、再びスヘリンフが同調。EFエデュケーション・NIPPOも、ビッセガーと入れ替わるように、ミケル・ヴァルグレンが前進した。新たな3人組の背後でも、当然のようにウルフパックは隊列を組んだ。決して25秒以上の余裕は与えない。
全部で8周回の華やかなシャンゼリゼランが、残り1周半に迫った頃、同僚シリル・ゴティエに連れられスーパー敢闘賞フランク・ボナムールも今大会7度目の特攻へ出た。特別審判団の投票は3‐2でファンアールトに軍配が上がったものの、一般投票でボナムールが3-3の同点に戻した。最終的にレース委員長の鶴の一声で大会全体の赤ゼッケンに決まったフランス人は、応援の声をくれた母国のファンに、改めて勇姿を見せつけた。
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