人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
【ツール・ド・フランス2021 第12ステージ結果速報】積極的にアタックを仕掛けたニルス・ポリッツがラスト12kmを独走しグランツール初区間優勝!
ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部フィニッシュラインで喜びのガッツポーズをみせたニルス・ポリッツ
サン=ポール=トロワ=シャトーからニームへと向かう159.4kmの平坦ステージ、追い風の中でアクチュアルスタートが切られるとアタックの速度で集団は加速、すぐにダヴィデ・フォルモロ(UAEチームエミレーツ)ら20人の選手が後方に取り残された。横風分断のための高速巡航は続き集団は4つに分断されたが、方角が変わり市内に入ると第2グループは追いつくことができた。
先頭グループでは ブノワ・コスヌフロワ(AG2Rシトロエンチーム)のアタックを皮切りに飛び出す選手が続き、一度吸収されるもエドワード・トゥーンス(トレック・セガフレード)とコナー・スウィフト(アルケア・サムシック)の抜け出しにニルス・ポリッツ(ボーラ・ハンスグローエ)、ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が続き、シュテファン・キュング(グルパマFDJ)ら13人での先頭グループが形成され、メイン集団はそれを容認した。
メイン集団に約12分の差をつけてポリッツが3級山岳を先頭、残り距離50kmでポリッツとスウィフトが抜け出すもルカ・メズゲッツ(チーム バイクエクスチェンジ)が追いつき5kmほど進んだところで吸収された。アラフィリップのアタックは吸収され、ハリー・スウェニー(ロット・スーダル)の抜け出しはキュング、ポリッツ、イマノル・エルビティ(MOV)が続き、エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(チーム トタルエネルジーズ)、アンドレ・グライペル(イスラエル・スタートアップネイション)らの強力なスプリンターらを置き去りにした。
先頭4人は労を惜しまずチームタイムトライアルのごとく協調しフィニッシュ地へと急ぐ。メイン集団では横風を警戒しイネオス グレナディアーズが先頭でペースを上げるとマイヨ・ジョーヌのタデイ・ポガチャル擁するUAEチームエミレーツも牽引に参加。中間スプリントポイントもポリッツが先頭通過し、ラスト14.5kmのスウェニーのアタックでキュングはついていくことができなかった。
残り距離12km、ポリッツのアタックにスウェニーとエルビティは反応できず。ポリッツはそのまま速度を緩めず走りきり、ハートマークと天に指を示しガッツポーズでフィニッシュラインを越えた。連日果敢にアタックし挑戦し続けたポリッツはキャリア2勝目、グランツール初区間優勝、歓喜の涙でチームに今大会1勝目をもたらした。
31秒後にエルビティ、スウェニーが、悔しさを滲ませたキュングは1分58秒遅れ、プロトンは15分53秒後に集団フィニッシュ、総合勢に変動はなかった。
「横風があると聞いてたので行こうと思った、自分は早目に仕掛けなければだめだと思った、ディレクターが“全てを賭けろ、今だ!”と指示してくれたので行った、成し遂げたことの大きさに信じられない気持ちだ、ツールの区間優勝は夢だ」ポリッツ、勝利後インタビュー
Cycle*2021 ツール・ド・フランス
ハイライト動画 第12ステージ
第12ステージ結果
1 ニルス・ポリッツ(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)in 03h 22' 12''
2 イマノル・エルビティ(スペイン/モビスター チーム)+ 00h 00' 31''
3 ハリー・スウェニー(オーストラリア/ロット・スーダル)+ 00h 00' 31''
4 シュテファン・キュング(スイス/グルパマFDJ)+ 00h 01' 58''
5 ルカ・メズゲッツ(スロベニア/チーム バイクエクスチェンジ)+ 00h 02' 06''
6 アンドレ・グライペル(ドイツ/イスラエル・スタートアップネイション)+ 00h 02' 06''
7 エドワード・トゥーンス(ベルギー/トレック・セガフレード)+ 00h 02' 06''
8 ブレント・ファンムール(ベルギー/ロット・スーダル)+ 00h 02' 06''
9 ジュリアン・アラフィリップ(フランス/ドゥクーニンク・クイックステップ)+ 00h 02' 06''
10 セルヒオルイス・エナオ(コロンビア/チーム クベカ・ネクストハッシュ)+ 00h 02' 06''
個人総合順位
1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)in 47h 22' 43''
2 リゴベルト・ウラン(コロンビア/EFエデュケーション・NIPPO)+ 00h 05' 18''
3 ヨナス・ヴィンゲゴー(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 05' 32''
4 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス グレナディアーズ)+ 00h 05' 33''
5 ベン・オコーナー(オーストラリア/AG2Rシトロエンチーム)+ 00h 05' 58''
6 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ/ボーラ・ハンスグローエ)+ 00h 06' 16''
7 アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン/アスタナ・プレミアテック)+ 00h 06' 30''
8 エンリク・マス(スペイン/モビスター チーム)+ 00h 07' 11''
9 ギヨーム・マルタン(フランス/コフィディス)+ 00h 09' 29''
10 ペリョ・ビルバオ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00h 10' 28''
ポイント賞
1 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス/ドゥクーニンク・クイックステップ)221 Pts
2 マイケル・マシューズ(オーストラリア/チーム バイクエクスチェンジ)162 Pts
3 ヤスパー・フィリプセン(ベルギー/アルペシン・フェニックス)142 Pts
山岳賞
1 ナイロ・キンタナ(コロンビア/アルケア・サムシック)50 Pts
2 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ユンボ・ヴィスマ)44 Pts
3 マイケル・ウッズ(カナダ/イスラエル・スタートアップネイション)42 Pts
ヤングライダー賞
1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)in 47h 22' 43''
2 ヨナス・ヴィンゲゴー(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 05' 32''
3 オレリアン・パレパントル(フランス/AG2Rシトロエンチーム)+ 00h 24' 44''
チーム総合順位
1 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)in 143h 03' 26''
2 AG2Rシトロエンチーム(フランス)+ 00h 10' 01''
3 イネオス グレナディアーズ(イギリス)+ 00h 12' 47''
敢闘賞
76 ニルス・ポリッツ(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)
第12ステージのリタイア
71 ペーター・サガン(スロバキア/ボーラ・ハンスグローエ)
コースマップ
第13ステージ 7月9日(金) 午後9:00 - 深夜1:30/J SPORTS 4
[区間] ニーム > カルカッソンヌ 219.9km(平坦・難易度1)/今大会2回目の200km超え
■コースの特徴
今ツールの毎週金曜日は200km超の日!つまり1週間前の2日は249.1km、1週間後の16日は207km、そしてこの9日は219.9km。週末の大切なステージの前に、必ず、選手たちの脚にはたっぷり疲労が蓄積するというわけだ。
ニームの古代ローマ円形闘技場の目の前から、ユネスコ世界遺産の歴史的城塞都市カルカッソンヌまで、脇目も降らずプロトンはほぼ一気に駆け抜ける。難所はステージ序盤に登場する4級峠だけ。細かい起伏と延々と曲がりくねった道以外、大集団スプリントで終わらない理由はこれといってない。
ただしカルカッソンヌの過去7度の区間フィニッシュが、大集団スプリントで締めくくられたことは1度もない。同時に勝負を争った人数は最大でも4人。果たして8度目も大逃げ、もしくはアタッカーに微笑むのだろうか?
仮に史上初の記念すべき大集団フィニッシュが繰り広げられた場合..残り1kmは微妙な上り基調。ラスト650mと200mには、左カーブが待っている。
高低差図
コースの特徴:宮本あさか
J SPORTS 編集部
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
11月11日 午後7:00〜
-
Cycle*2024 UCI世界選手権大会 男子エリート ロードレース
9月29日 午後5:25〜
-
10月12日 午後9:00〜
-
Cycle* J:COM presents 2024 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
11月2日 午後2:30〜
-
【先行】Cycle*2024 宇都宮ジャパンカップ サイクルロードレース
10月20日 午前8:55〜
-
Cycle*2024 ブエルタ・ア・エスパーニャ 第17ステージ
9月4日 午後9:50〜
-
【限定】Cycle* ツール・ド・フランス2025 ルートプレゼンテーション
10月29日 午後6:55〜
-
Cycle*2024 ブエルタ・ア・エスパーニャ 第15ステージ
9月1日 午後8:30〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!