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【ツール・ド・フランス2021 レースレポート:第11ステージ】マルチすぎる脚質を誇るワウトが神々しい姿でモン・ヴァントゥを制す「僕はいまだ復活途上にいる」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか「もちろんパリまで行く。そもそも初めからそういう計画だし、僕はいまだ復活途上にいる。今ツールは毎日徐々に調子が上がってきているし、開幕時よりはるかに調子はいい」(ファンアールト)
区間争いのはるか後方のメイン集団は、ほぼ1日中、イネオス・グレナディアーズが制御に努めた。逃げの形成と同時に、文字通り8人全員で隊列を組み上げると、リチャル・カラパスのために強烈なテンポを刻んだ。だからこそ最終牽引役ミハウ・クフィアトコフスキーが、モン・ヴァントゥ通過2回目の山頂手前2kmでぎりぎりの奮闘を終えた時、総合5位カラパスの周りに踏みとどまっていたのは、ただ総合首位ポガチャル、総合3位リゴベルト・ウラン、4位ヨナス・ヴィンゲゴー、7位ウィルコ・ケルデルマン、8位アレクセイ・ルツェンコの5人だけとなっていた。
モン・ヴァントゥ
チームメートたちの尽力むなしく、カラパスは反旗を翻すことはできなかった。休息日前の2日間、たしかに最終的には失敗に終わったとはいえ、積極的な動きを見せてきたはずだ。しかし、この日は、直後のヴィンゲゴーの加速に反応すらできなかった。
そもそもただ1人動けたのはポガチャルだけで、そのマイヨ・ジョーヌさえもすぐに脚が止まる。初めての失速。寒さが得意なスロヴェニア人に、急激な気温上昇は堪えたのだろうか。それとも第1週目に繰り返してきたとてつもない努力の反動か。
「200mほどついていったあと、脚が止まってしまった。アタックへ反応しようと力を絞り出しすぎて、あれ以上は無理な状態になったんだ。失速し、離されてしまった」(ポガチャル)
ただし、あくまでも小さな失速に過ぎない。22歳のディフェンディングチャンピオンは、自分の代わりにマイヨ・ブランを着るヴィンゲゴーの背中が遠ざかっていくのを見送りつつ、冷静に状況を判断し、すぐさま今の自分が取るべき最善の行動へと切り替えた。
「山頂までマイペースで上るよう心掛けた。それほど距離は残っていなかったから、あとたった2分ほどの努力で良かった。一旦山頂までたどり着いたら、ただ超高速でダウンヒルへと飛び込むだけ」(ポガチャル)
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