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サイクル ロードレース コラム 2021年7月2日

【ツール・ド・フランス2021 第6ステージ結果速報】カヴェンディッシュ再び!シャトールーの地で3戦全勝、集団スプリントを制し区間通算32勝目!!

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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グランツール通算50勝目、ツール・ド・フランス32勝目と偉大な記録を更新し続けているマーク・カヴェンディッシュ

グランツール通算50勝目、ツール・ド・フランス32勝目と偉大な記録を更新し続けているマーク・カヴェンディッシュ

第6ステージはトゥールからシャトールーまで160.6kmの平坦路、4級山岳ポイントがひとつ設定されている。アクチュアルスタートが切られるとオリヴェル・ナーセン(AG2Rシトロエンチーム)がファーストアタック、5選手が抜け出すもドゥクーニンク・クイックステップのチェックで吸収された。

続いて飛び出したトーマス・デヘント(ロット・スーダル)にグレッグ・ファンアーヴェルマート(AG2Rシトロエンチーム)が追いつき、カスパー・アスグリーン(ドゥクーニンク・クイックステップ)、セーアン・クラーウアナスン(チームDSM)、ニルス・ポリッツ(ボーラ・ハンスグローエ)ら8選手での先頭グループが形成された。

強力な先頭グループは容認されずタイム差は1分以内で推移、30kmほど追いかけたあとタイム差は12秒まで縮まり先頭グループからファンアーヴェルマートがアタック、誰もついていかずに独走状態となった。残る7人は吸収されメイン集団から飛び出したロジャー・クルーゲ(ロット・スーダル)が10kmほどかけてファンアーヴェルマートに追いついくことに成功、レース開始から最初の1時間の平均時速は49.9km/hと超高速だった。

ファンアーヴェルマートが4級山岳と中間スプリントポイントを先頭で通過、この日の敢闘賞も手に入れた。1分半程度のタイム差でコントロールしていた集団はシャトールー市内に入りラスト2.5kmで先頭の2人を吸収すると、アルカンシェルのジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)の牽引で残り距離を進む。

フラムルージュをドゥクーニンク・クイックステップとアンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオのトレインが先頭で通過するとマイヨ・ジョーヌのマチュー・ファンデルプールがチームを強力に引っ張り上げ、ジョナス・リカールト、ティム・メルリールがヤスパー・フィリプセン(すべてアルペシン・フェニックス)のために加速。マイヨ・ヴェール着用のマーク・カヴェンディッシュ(ドゥクーニンク・クイックステップ)がその後輪に飛び乗りラスト150mでスプリントを開始、先頭に躍り出るとそのままフィニッシュラインを越え第4ステージに続く今大会2勝目をあげた。グランツール通算50勝目、ツール・ド・フランス32勝目と偉大な記録を更新し続けている。

「スペシャルな経験だ、誇らしいチームワークだった。最後はいい流れでトレインをスイッチして勝ちの流れを作れたんだ」カヴェンディッシュ、勝利後インタビュー

Cycle*2021 ツール・ド・フランス

ハイライト動画 第6ステージ

第6ステージ結果
1 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス/ドゥクーニンク・クイックステップ)in 03h 17' 36''
2 ヤスパー・フィリプセン(ベルギー/アルペシン・フェニックス)-
3 ナセル・ブアニ(フランス/アルケア・サムシック)-
4 アルノー・デマール(フランス/グルパマFDJ)-
5 ペーター・サガン(スロバキア/ボーラ・ハンスグローエ)-
6 ケース・ボル(オランダ/チームDSM)-
7 ティム・メルリール(ベルギー/アルペシン・フェニックス)-
8 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ユンボ・ヴィスマ)-
9 マイケル・マシューズ(オーストラリア/チーム バイクエクスチェンジ)-
10 マッズ・ピーダスン(デンマーク/トレック・セガフレード)-

個人総合順位
1 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)in 20h 09' 17''
2 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)+ 00h 00' 08''
3 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 00' 30''
4 ジュリアン・アラフィリップ(フランス/ドゥクーニンク・クイックステップ)+ 00h 00' 48''
5 アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン/アスタナ・プレミアテック)+ 00h 01' 21''
6 ピエール・ラトゥール(フランス/チーム トタルエネルジーズ)+ 00h 01' 28''
7 リゴベルト・ウラン(コロンビア/EFエデュケーション・NIPPO)+ 00h 01' 29''
8 ヨナス・ヴィンゲゴー(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 01' 43''
9 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス グレナディアーズ)+ 00h 01' 44''
10 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 01' 48''

ポイント賞
1 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス/ドゥクーニンク・クイックステップ)148 Pts
2 ヤスパー・フィリプセン(ベルギー/アルペシン・フェニックス)102 Pts
3 ナセル・ブアニ(フランス/アルケア・サムシック)99 Pts

山岳賞
1 イーデ・スヘリンフ(オランダ/ボーラ・ハンスグローエ)5 Pts
2 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)4 Pts
3 アントニー・ペレス(フランス/コフィディス)3 Pts

ヤングライダー賞
1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)in 20h 09' 25''
2 ヨナス・ヴィンゲゴー(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 01' 35''
3 ダヴィド・ゴデュ(フランス/グルパマFDJ)+ 00h 02' 27''

チーム総合順位
1 ユンボ・ヴィスマ(オランダ)in 60h 32' 02''
2 EFエデュケーション・NIPPO(アメリカ)+ 00h 02' 25''
3 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)+ 00h 03' 02''

敢闘賞
128 グレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー/AG2Rシトロエンチーム)

第6ステージのリタイア
なし


コースマップ

第7ステージ 7月2日(金) 午後9:00 - 深夜1:30/J SPORTS 4
[区間] ヴィエルゾン > ル・クルーゾ 249.1km(丘陵・難易度3)/正真正銘21世紀ツール最長の249.1km

■コースの特徴
東へ。ひたすら東へ。大会開幕からすでに1週間走り続けてきたプロトンは、この日は6時間以上もサドルの上で過ごす。今大会最長の、いや、正真正銘21世紀ツール最長の249.1kmをかけて、コペンハーゲン開幕で予定されていた本来のコースと合流しつつ、アルプスの麓へと急ぐ。

最長の上に、コースの最終3分の1には、5つの上りが組み込まれている。しかも200kmを超えてから3級クロワ・ド・ラ・リベラシオン(残り35.3km)、2級シニアル・デュション(18.1km)、4級ラ・グルロワ(7.9km)と、立て続けに3つよじ登らねばならない。

中でも今ステージの目玉は、「高地の目印」という意味を持つ初登場シニアル・デュション。登坂距離5.8km、平均勾配5.6%と一見平凡な上りに思えるが、この数字はいわば目くらまし。実は序盤約2.5kmで勾配6%程度の坂を上った後、一旦道は平坦→下りとなる。そして終盤1.8kmで再び道は上り始め……残り1kmは平均勾配13.1%、最大19%という激坂に変わる!

すでに230km走った後に立ちはだかる、この恐ろしい壁が、戦いをどう動かすか。別名「ジュリアンの山(モン・ジュリアン)」から、ユイの壁(1.3km、平均9.8%、最大26%)を3度制したジュリアン(アラフィリップ)が、フランスの期待通りに飛びたてるだろうか。シニアル・デュションのてっぺんでは、ご褒美としてボーナスポイントも配分される。

高低差図

コースの特徴:宮本あさか

J SPORTS編集部

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