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サイクル ロードレース コラム 2021年7月1日

【ツール・ド・フランス2021 第5ステージ結果速報】タデイ・ポガチャルが圧倒的な強さを見せ個人TTステージ優勝、ファンデルプールは総合首位をキープ

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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タデイ・ポガチャルが圧倒的な速さで区間優勝を飾った

タデイ・ポガチャルが度肝を抜く速さで区間優勝

今大会2度組み込まれている個人タイムトライアル、第5ステージは全長27.3kmうねりとアップダウンが続くスペシャリスト向けのコースレイアウト。ドイツチャンピオンジャージ着用のトニー・マルティン(ユンボ・ヴィスマ)が7番目に登場、12番目にはクリス・フルーム(イスラエル・スタートアップネイション)がスタート。初日の落車で負った怪我の影響が気になる2人はマルティン35分33秒、フルーム36分20秒と無理のない走りでステージを終えた。

ミッケル・ビョーグ(UAEチームエミレーツ)が最初のターゲットタイムとなる33分01秒を叩き出すとその後の天候が悪化、区間優勝を目指すタイムトライアル巧者たちは濡れた路面で攻めることができず、ブランドン・マクナルティ(UAEチームエミレーツ)は落車し両膝負傷でバイク交換、シュテファン・ビッセガー(EFエデュケーション・NIPPO)は33分22秒と降雨の中での好タイムだったが21秒届かなかった。

132番出走のシュテファン・キュング(グルパマFDJ)がスタートする時分には雨はあがり、路面も乾いたコンディションとなり32分19秒でフィニッシュ、欧州&スイスチャンピオン貫禄の走りを見せた。満身創痍のプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)は暫定4位の32分44秒と、怪我の影響を感じさせずにマイヨ・ジョーヌ狙いの姿勢を明確に示し、総合順位を20位から10位まで回復させた。

総合6位につけているタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)は第1中間計測でトップタイムを10秒更新、第2計測では更にタイム差を17秒に広げ、そのまま脚を緩めず平均時速51.0km/h、32分00秒でフィニッシュ、完璧な走りで区間2位のキュングに19秒の差をつけステージ優勝を果たした。

最終出走のマチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)は区間5位の32分31秒、総合2位のポガチャルに8秒差でマイヨ・ジョーヌのキープに成功している。

「今日は本当にいい日だった、ミスもなくコンディションも天候もパーフェクトだった、今日の走りに興奮している」ポガチャル、勝利後インタビュー

Cycle*2021 ツール・ド・フランス

ハイライト動画 第5ステージ

第5ステージ結果
1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)in 00h 32' 00''
2 シュテファン・キュング(スイス/グルパマFDJ)+ 00h 00' 19''
3 ヨナス・ヴィンゲゴー(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 00' 27''
4 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 00' 30''
5 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)+ 00h 00' 31''
6 カスパー・アスグリーン(デンマーク/ドゥクーニンク・クイックステップ)+ 00h 00' 37''
7 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 00' 44''
8 マティア・カッタネオ(イタリア/ドゥクーニンク・クイックステップ)+ 00h 00' 55''
9 リッチー・ポート(オーストラリア/イネオス グレナディアーズ)+ 00h 00' 55''
10 アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン/アスタナ・プレミアテック)+ 00h 01' 00''

個人総合順位
1 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)in 16h 51' 41''
2 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)+ 00h 00' 08''
3 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 00' 30''
4 ジュリアン・アラフィリップ(フランス/ドゥクーニンク・クイックステップ)+ 00h 00' 48''
5 アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン/アスタナ・プレミアテック)+ 00h 01' 21''
6 ピエール・ラトゥール(フランス/チーム トタルエネルジーズ)+ 00h 01' 28''
7 リゴベルト・ウラン(コロンビア/EFエデュケーション・NIPPO)+ 00h 01' 29''
8 ヨナス・ヴィンゲゴー(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 01' 43''
9 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス グレナディアーズ)+ 00h 01' 44''
10 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 01' 48''

ポイント賞
1 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス/ドゥクーニンク・クイックステップ)89 Pts
2 ジュリアン・アラフィリップ(フランス/ドゥクーニンク・クイックステップ)84 Pts
3 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)78 Pts

山岳賞
1 イーデ・スヘリンフ(オランダ/ボーラ・ハンスグローエ)5 Pts
2 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)4 Pts
3 アントニー・ペレス(フランス/コフィディス)3 Pts

ヤングライダー賞
1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)in 16h 51' 49''
2 ヨナス・ヴィンゲゴー(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 01' 35''
3 ダヴィド・ゴデュ(フランス/グルパマFDJ)+ 00h 02' 27''

チーム総合順位
1 ユンボ・ヴィスマ(オランダ)in 50h 39' 14''
2 EFエデュケーション・NIPPO(アメリカ)+ 00h 02' 25''
3 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)+ 00h 03' 02''

敢闘賞
なし

第5ステージのリタイア
なし


コースマップ

第6ステージ 7月1日(木) 午後9:00 - 深夜1:45/J SPORTS 4
[区間] トゥール > シャトールー 160.6km(平坦・難易度1)/運命づけられた大集団スプリントフィニッシュ

■コースの特徴
個人タイムトライアルを終え、ツール一行は大急ぎでアルプスへと移動を開始する。つまり前日のフィニッシュ地から150kmほど西の、トゥールから1日は幕を明ける。ツールが訪れるのは2013年以来8年ぶりながら、パリ〜トゥールで毎年欠かさず訪れるお馴染みの町であり、スタート直後はよく知った風景……ロワール渓谷が誇るアンブロワーズ城やシュノンソー城を、この日のプロトンは反対側から眺める。

その後もパリとは逆の、南へと進路を取る。目指すはシャトールー。ちょうど10年前にカヴェンディッシュがツール区間全30勝中17勝目を挙げた地であり、今年もコース地形を見る限り、大集団スプリントフィニッシュが運命づけられている。なにしろ行く手には4級峠がひとつだけ。総合争いも山岳賞争いも活性化しようがない。

ただし強風が吹き付けた場合だけは、例外だ。なにしろ2013年トゥール〜サンタモン・モンロン区間は、途中で今年のフィニッシュ地シャトールー近郊を通過したのだが……恐ろしい横風分断が決まった日として記憶されている。最後に先頭集団に残ったのはたったの8人で、やはりこの時もカヴが勝利をさらった。

しかも今区間後半は「長い直線」と「直角」の連続だから、仕掛けるには極めて都合が良い。ラスト45kmはほぼ南への一直線だ。前日の個人タイムトライアルで打ち立てられた総合ヒエラルキーが、あっさりひっくり返ってしまう危険性も秘めている。

高低差図

コースの特徴:宮本あさか

J SPORTS編集部

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