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【ジロ・デ・イタリア2021 第15ステージ結果速報】スタートから勝利への強い気持ちでアタックし続けたカンペナールツがグランツール初区間優勝!総合勢変動なし
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部勇気あるアタックをし続けたヴィクトール・カンペナールツがグランツール初区間優勝
ゾンコランとパッソ・ポルドイ(チーマ・コッピ)の間の丘陵ステージ、グラード島からスロベニア周回コースを通りゴリツィアへと向かう147kmの旅。アクチュアルスタート直後に集団落車が発生、20分ほどレースが停まり総合6位につけていたエマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ)やナトナエル・ベルハネ(コフィディス)、ヨス・ファンエムデン(ユンボ・ヴィスマ)がリタイアとなった。
仕切り直しのアクチュアルスタートは先ほども一番に飛び出していたヴィクトール・カンペナールツを筆頭にマキシミリアン・ヴァルシャイド、ルーカス・ヴィシニオウスキー(3人共にチーム クベカ・アソス)が飛び出し、ハーム・ファンフック、ステファノ・オルダーニ(共にロット・スーダル)、オスカル・リースビーク、ドリース・デボント(共にアルペシン・フェニックス)、バウケ・モレマ(トレック・セガフレード)らが続き、15人での先頭グループが形成された。
4人の追走がジャンプアップを試みるも追いつくことなくメイン集団へ戻っていった。この日もメイン集団はフィリッポ・ガンナ(イネオス グレナディアーズ)が牽引、タイム差は最大で13分まで開き、先頭グループの中から区間優勝者が出ることが濃厚となった。
中間スプリントポイントはデボントが、1回目と2回目の4級峠山頂もデボントが先頭通過。残り距離31.6kmでリースビークのアタックで戦いの狼煙を上げる、チェックしたのはカンペナールツ。先頭15人は虎視眈々と抜け出すチャンスを狙う、市内でのヴァルシャイドのアタック、起伏を利用したデボントの加速、平坦区間でのカンペナールツのアタック。アルベルト・トレス(モビスター チーム)とリースビークがついていき、カーブを利用して後続をデボントが封じた。
先頭3人はカンペナールツが前で先を急ぎ、大粒の雨の中4級峠の上りを利用してトレスを置き去りにして、リースビークが先頭でダウンヒルを駆け抜ける。残り距離16km、追走は30秒後方、ミスがなければこの2人での一騎打ちが待っている。
中間スプリントポイントはリースビークが先頭通過、無印峠の最大勾配14%の急勾配区間でカンペナールツがさらにアタック、20秒後方の追走ではモレマもアタック。カンペナールツはダウンヒルでリースビークを引き離すことができず、そのまま2人でフラムルージュを抜け、ラスト300mでリースビークがスプリントを開始。カンペナールツは遅れを取らず、リースビークを追い抜き一番にフィニッシュラインへ飛び込んだ。カンペナールツもグランツール初区間優勝、クベカ・アソスはここ5日間でジロ・デ・イタリア、ステージ3勝をあげている。
マリア・ローザ着用のエガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)は17分21分遅れで集団フィニッシュ、総合勢に変動はなかった。
「素晴らしい1日になった!レースが一回停まってしまったけどまたアタックして、ルーカスとマックスと共に100%尽力してステージ優勝を目指した、みんなで素晴らしい働きをした、勝ててとても幸せ」カンペナールツ、勝利後インタビュー
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