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1989年ツール・ド・フランス熾烈な争いを繰り広げるローラン・フィニョンとグレッグ・レモン
◆ツール・ド・フランス2連覇 ローラン・フィニョン
ツール・ド・フランスで2回の優勝を誇るローラン・フィニョン(Laurent Fignon)は、トゥルマレの麓にあるバニエール・ドゥ・ビゴール(Bagneres-de-Bigorre)に移住し、サイクリストのトレーニングセンターを経営していましたが、2010年、50歳の若さで他界しました。
オット・ピレネー県は、末永くローラン・フィニョンに敬意を表するため、バレージュ(Bareges)からポン・ドゥ・ラ・ゴビー(Pont de la Gaubie)、トゥールマレ(Tourmalet)峠に至る古道に彼の名を冠することにしました。1910年以来、歴史に名高かったこのルートは「ローラン・フィニョン道路(Voie Laurent Fignon)」となったのです。この道路は上りが自転車専用で、全長2.7km、200mの高低差があります。
自分で自転車を修理するウジェーヌ・クリストフ/By Jean Durry (La Veridique Histoire des GEants de la Route) [Public domain],via Wikimedia Commons
◆不屈の精神 ウジェーヌ・クリストフ
ピレネー山脈の伝説を作った男がもう1人います。
1913年大会で伝説となったウジェーヌ・クリストフ(Eugene Christophe)です。
トゥールマレ峠を下る途中、ウジェーヌ・クリストフの自転車は車にぶつかり、フォークが破損してしまいました。
しかし「古強者のガリア人」と呼ばれていた彼は、負けを認めるどころか、サント・マリー・ドゥ・カンパン(Sainte-Marie-de-Campan)の鍛冶屋ジョゼフ・ベイルの店まで15kmの道を歩いたのです。ウジェーヌ・クリストフは自分でフォークを修理してレースに戻りましたが、先頭から4時間遅れたため、ツール・ド・フランスで優勝する望みは消えてしまいました。
オット・ピレネー県は、このレースから100年になるのを記念して、2013年、ウジェーヌ・クリストフに敬意を表した記念像を設置し、イベントの開催を決めました。記念像の除幕式は、2013年6月8日(土)に行われます。サント・マリー・ド・カンパンの鍛冶屋では、自転車を修理した伝説的な瞬間を偲ぶのだそうです。
Naco
1999年末、ホームページを立ち上げ、趣味だった自転車ロードレースの情報記事を掲載しはじめる。2000年夏からは、ツール・ド・フランスの現地観戦レポートを開始。同サイトには、ロードレース・ファンたちが数多く訪れている。現在、フリーランスのジャーナリストとして自転車専門誌に記事を寄稿している。
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