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サイクル ロードレース コラム 2020年10月31日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2020 第10ステージ結果速報】ゴール前の勾配でスプリンターは脱落、ログリッチが駆け上り今大会3勝目で総合首位へ返り咲き

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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プリモシュ・ログリッチ今大会3勝目

今大会3勝目プリモシュ・ログリッチが総合首位へ返り咲き

カストロ・ウルディアレスからスアンセスまで海岸線を走る平坦ステージ、細かいカーブと細かい起伏と3級山岳が1つ。逃げはミハウ・パルタ(CCCチーム)、ブレント・ファンムール(ロット・スーダル)、ピム・リヒハルト(トタル・ディレクトエネルジー)、アレックス・モレナール(ブルゴスBH)、ヨナタン・ラストラ(カハルラル・セグロス RGA)の5選手。その後パルタがパンクで下り4人での逃げとなった。

メイン集団とのタイム差が12分15秒まで開くとモビスター チームの牽引でペースアップを開始、ドゥクーニンク・クイックステップとミッチェルトン・スコット、アスタナ プロチームも協力し、逃げグループとの差を縮めていく。

3級山岳に入るころには先頭とのタイム差は4分を切り、サム・ベネット(ドゥクーニンク・クイックステップ)はついていくのが苦しくなっていた。メイン集団は順調にハイペースを保ち残り距離16kmで逃げていた4選手を吸収。各チームが隊列を組み位置取りを行いながら少しづつ緊張感が高まっていく。11.5kmで仕掛けたウィリー・スミット(ブルゴスBH)が抜け出しに成功するも、次のアタックで飛び出したレミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ)とイヴォ・オリヴェイラ(UAEチームエミレーツ)に捕まった。

オリヴェイラを振り切り独走状態のカヴァニャがラスト3.5kmで吸収され、ゴール前2kmの上りに入るとパウル・マルテンスが先頭でプリモシュ・ログリッチ(共にチーム ユンボ・ヴィズマ)を牽引、カハルラル・セグロス RGAやアスタナ プロチームもアシスト先導で区間優勝を狙いにいく。

スプリンターたちの姿は消え、山岳賞ジャージ着用のギヨーム・マルタン(コフィディス)加速し先頭へ、ラスト300mで後続のリチャル・カラパス(イネオス グレナディアーズ)を突き放したかに見えたが、斜度が緩くなったところでログリッチが一気に抜き去りそのままフィニッシュラインを越えた。カラパスは14着+3秒、ボーナスタイムと合わせ総合で同タイムとなりログリッチがマイヨ・ロホを再び手に入れた。(これまでのステージ着順の合計で数の少ない方が上位)

「勝利できてとても嬉しい、最後は簡単な上りではなかったけど自分には脚があった、マイヨ・ロホが戻ってきたけどこれまでどおり集中力を持って毎日をたたかうのみ」、ログリッチ勝利後インタビュー

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