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【ツール・ド・フランス2020 第20ステージ結果速報】ポガチャルが異次元な走りで区間優勝、個人総合、山岳賞、ヤングライダー賞をさらう
ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部異次元の走りを見せたタデイ・ポガチャルが全てをひっくり返した
泣いても笑っても全てに決着をつける個人タイムトライアル、激坂ラ・プランシュ・デ・ベルフィーユを駆け上るテクニカルなコース設定。第30番出走のフランスチャンピオンジャージを纏ったレミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ)がターゲットタイムとなる57分54秒でフィニッシュ。
地元の雄、ティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ)が登場すると沿道からは大歓声、道路に書かれた名前のペイントも含め、おおいに盛り上がり1時間4秒暫定6位でフィニッシュ、最終的に区間19位の健闘を見せた。
ワウト・ファンアールト(チーム ユンボ・ヴィズマ)は28秒カヴァニャを上回り、トム・デュムラン(チーム ユンボ・ヴィズマ)がさらに10秒更新、ユンボが圧倒的な強さを見せつける。リッチー・ポート(トレック・セガフレード)が快心の走りでデュムランに並ぶ57分16秒でフィニッシュ、総合3位につけていたミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム)を上回り、表彰台へ滑り込んだ。
直接対決となった総合2位のタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)と57秒差で総合首位のプリモシュ・ログリッチ(チーム ユンボ・ヴィズマ)は、第1計測地の平坦区間でポガチャルが上回り、ラ・プランシュ・デ・ベルフィーユではバーチャルで総合首位が入れ替わった。その勢いのまま55分55秒でフィニッシュ、デュムランを1分21秒上回り区間優勝、山岳ポイントも1位通過の10ポイントを獲得。ログリッチは2分近くポガチャルから遅れ、総合首位の座を明け渡すこととなった。
「まるで夢を見ているようで頭も爆発してるのかも。自分が2位で首位のログリッチと一緒にいるだけでハッピーだった、なんて言ったらいいのかわからない、とにかく今日は足の調子がよかったんだ」(ポガチャル、勝利後インタビュー)
第20ステージ結果
1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)in 00h 55' 55''
2 トム・デュムラン(チーム ユンボ・ヴィズマ/オランダ)+ 00h 01' 21''
3 リッチー・ポート(トレック・セガフレード/オーストラリア)+ 00h 01' 21''
4 ワウト・ファンアールト(チーム ユンボ・ヴィズマ/ベルギー)+ 00h 01' 31''
5 プリモシュ・ログリッチ(チーム ユンボ・ヴィズマ/スロベニア)+ 00h 01' 56''
6 レミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ/フランス)+ 00h 01' 59''
7 ダミアーノ・カルーゾ(チーム バーレーン・マクラーレン/イタリア)+ 00h 02' 29''
8 ダビ・デラクルス(UAEチームエミレーツ/スペイン)+ 00h 02' 40''
9 エンリク・マス(モビスター チーム/スペイン)+ 00h 02' 45''
10 リゴベルト・ウラン(EFプロサイクリング/コロンビア)+ 00h 02' 54''
個人総合順位
1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)in 84h 26' 33''
2 プリモシュ・ログリッチ(チーム ユンボ・ヴィズマ/スロベニア)+ 00h 00' 59''
3 リッチー・ポート(トレック・セガフレード/オーストラリア)+ 00h 03' 30''
4 ミケル・ランダ(チーム バーレーン・マクラーレン/スペイン)+ 00h 05' 58''
5 エンリク・マス(モビスター チーム/スペイン)+ 00h 06' 07''
6 ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 06' 47''
7 トム・デュムラン(チーム ユンボ・ヴィズマ/オランダ)+ 00h 07' 48''
8 リゴベルト・ウラン(EFプロサイクリング/コロンビア)+ 00h 08' 02''
9 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)+ 00h 09' 25''
10 ダミアーノ・カルーゾ(チーム バーレーン・マクラーレン/イタリア)+ 00h 14' 03''
ポイント賞
1 サム・ベネット(ドゥクーニンク・クイックステップ/アイルランド)319 pts
2 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)264 pts
3 マッテオ・トレンティン(CCCチーム/イタリア)250 pts
山岳賞
1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)82 pts
2 リチャル・カラパス(イネオス グレナディアーズ/エクアドル)74 pts
3 プリモシュ・ログリッチ(チーム ユンボ・ヴィズマ/スロベニア)67 pts
新人賞
1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)in 84h 26' 33''
2 エンリク・マス(モビスター チーム/スペイン)+ 00h 06' 07''
3 ヴァランタン・マデュアス(グルパマ・エフデジ/フランス)+ 01h 42' 22''
チーム総合順位
1 モビスター チーム(スペイン)in 253h 34' 22''
2 チーム ユンボ・ヴィズマ(オランダ)+ 00h 18' 31''
3 チーム バーレーン・マクラーレン(バーレーン)+ 00h 57' 10''
敢闘賞
なし
第20ステージのリタイア
なし
Cycle*2020 ツール・ド・フランス
第20ステージ:ハイライト動画
コースマップ
第21ステージ 9月20日(日)午後10:20 - 深夜3:45/J SPORTS 4
[区間]マント=ラ=ジョリー > パリ122Km/世界で一番美しい大通りシャンゼリゼと凱旋門
■コースの特徴
前夜プランシュ・デ・ベルフィーユの山の上で、2020年マイヨ・ジョーヌの最終的な持ち主は決まった。パリ西北50kmほどのマント・ラ・ジョリから、午後遅く、ゆっくりとプロトンは最後のステージへと走り出す。本来より2ヶ月遅れで始まったフランス一周が、夏が終わる直前に、幕を閉じる。
ステージ序盤には今大会最後の山岳(4級)が待ち構えるが、もはや1点を争う者などいないだろう。パリ入場までの約55kmは、例年ならば、記念撮影や乾杯タイムに費やされる。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、3週間全てを遮断し「バブル」に閉じこもってきた選手たちには、せめて最後のひと時をのんびりと楽しんで欲しい。
また観光にも観戦にも来られない世界中のファンのために、この日もツールは、フランスが誇る歴史的遺産をたっぷりと映し出す。ヴェルサイユ宮殿の裏通りを走り、復旧中のノートルダム寺院のすぐ側をすり抜け、パリ最古の橋であるポンヌフを渡り、ルーヴル美術館を横目に眺める。もちろん最後は、世界で一番美しい大通りシャンゼリゼと凱旋門!
1975年から変わらずツールの終わりを見届けてきた石畳の大通りが、9月に特別に、プロトンのために開放される。いつものような、鈴なりの観客はいないだろう。それでもきっと、シャンゼリゼの8周回では、いつも通りに華やかなアタック合戦と熱いスプリントフィニッシュが待っている。
高低差図
コースの特徴:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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