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サイクル ロードレース コラム 2020年9月19日

【宮本あさかのツール2020 レースレポート】三つ巴のマイヨ・ヴェール争奪戦に「王手」をかけたサム・ベネット「ライバルたちがあまりに強すぎて、僕はこうするしかないんだ」 / 第19ステージ

ツール・ド・フランス by 宮本 あさか
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ベネットを警戒するサガン

ベネットを警戒するサガン

確かな下り技術。クラシックライダーとしての強脚。タイミングを察知する研ぎ澄まされたセンスに、燃えたぎるアドレナリンーー。第14ステージでマイヨ・ヴェール争いの裏をかき、独走勝利をもぎ取ったセーアン・クラーウアナスンの雄叫びが、ちょうど1週間後の金曜日、またしてもフィニッシュエリアに響き渡った。連日ファンを楽しませてきた三つ巴のマイヨ・ヴェール争奪戦は、ほぼ終わりを告げ、マイヨ・ジョーヌや総合表彰台を争う者たちは、翌日の最終決戦を前に何事もなく1日を終えた。

「自分でも驚いているし、すごくハッピーだ。いったい自分に何が起こってしまったのか、いまだに分からない。だってツールの区間を1つも勝てない選手だっているというのに、僕は1つのツールで2つも勝ってしまったんだから。信じられない気分だ。こんな瞬間を味わうために、僕らは自転車に乗っている。あとは今大会最後の2日間を心の底から楽しみたい」(クラーウアナスン)

すでに3週間ほぼぶっ続けで走り続けてきた。アルプスはひときわ厳しかったし、ただでさえ真夏のような暑さが体力を削った。あえて獲りに行くような山岳ポイントはもはやなく(4級1ptがひとつだけ)、しかも翌日は絶対に失敗できない日。激坂プランシュ・デ・ベルフィーユへと向かう、36.2kmの個人タイムトライアルが待っている。だからこそ大半の総合系選手たちは、この日を「体力温存デー」にしたかった。

しかし、ツール・ド・フランスの栄光は、決してマイヨ・ジョーヌだけではない。しかも2020年大会は、どうやら緑の価値が例年よりも高い。スプリンターたちが激しい争いを連日繰り返し、この日も、おかげで「全然休めない」(プリモシュ・ログリッチ)ステージとなった。道がクラシック風だったのに加えて、他とは異なり中間ポイントがステージ後半に配置されていたのも、おそらく終盤の緊張感が高まった理由のひとつ。

前半と後半のコントラストは大きかった。スタート直後にはただレミ・カヴァニャだけが前方へと飛び出し..約120km、2時間45分にも渡って、たったひとりで突き進んだ。たしかに追走を試みた者も5人いたけれど、ほんの20分ほどトライしただけで、あっさり投げ出した。メイン集団で制御権を握ったのは、予想通り、マイヨ・ヴェール収集の最後のチャンスにかけるペーター・サガンと、ボーラ・ハンスグローエの仲間たちだった。

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