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【ツール・ド・フランス2020 第2ステージ結果速報】フランスの興奮が再び!大会2日目にしてアラフィリップがステージ優勝、総合首位へ!
ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部アラフィリップが父へ捧げる勝利のガッツポーズ
ニース3連戦2日目はオー・ペイから初日同様に海岸線プロムナード・デ・ザングレへと戻る187Km、1級山岳2つ、2級山岳1つとボーナスタイムが獲得できる丘を登る本格的な山岳ステージ。第1ステージ終了後の検査で骨折が見つかったフィリップ・ジルベール(ロット・スーダル)とラファエル・バルス(チーム バーレーン・マクラーレン)、タイムアウトとなったジョン・デゲンコルブ(ロット・スーダル)を除く173選手が晴天の中スタートした。
16km地点にある中間スプリントポイントを目指しペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)、マッテオ・トレンティン(CCCチーム)ら8選手が逃げ、トレンティン、サガン、トムス・スクインシュ(トレック・セガフレード)の順番でポイントを獲得。2つの1級峠ではブノワ・コヌフロワ(アージェードゥーゼール・ラモンディアール)とアントニー・ペレス(コフィディス)激しい山岳賞争いを見せ18Ptsで並んだものの総合順位でコヌフロワが上回り、敢闘賞と山岳賞ジャージを獲得した。
テクニカルな長い下りが終わった残り距離50km、横風が懸念され集団の速度が上がり、逃げグループを2級エズ峠の登り口で吸収。ドゥクーニンク・クイックステップとチーム ユンボ・ヴィズマがハイペースで登ると遅れる選手が続出、ニコラス・ロッシュ(チームサンウェブ)が山頂を先頭通過。
ユンボ・ヴィズマが牽引する人数の少なくなったメイン集団は残り距離13km、最後のボーナスタイムの峠でジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が単独アタック、マルク・ヒルシ(チームサンウェブ)とアダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット)がくらいつき、急勾配を駆け上り巧みなダウンヒルで後続に20秒のタイム差をつける。
海岸線まで出ると3選手は互いに牽制、メイン集団に追いつかれないようコントロールしつつラスト200mでアラフィリップがスプリント開始、ヒルシが追い込むものの車輪半分ほど距離が足りず、右手を天に掲げたアラフィリップがステージ優勝。昨年の熱狂を取り戻すかのような活躍でマイヨ・ジョーヌに袖を通した。
「チームがしっかり今日の勝利の道筋を組み立ててくれた、クラシックに似たコースだったので狙っていた。またマイヨ・ジョーヌを着られるとは思っていなかったので本当に嬉しい、できるだけ長くキープしたい」(アラフィリップ、勝利後インタビュー)
第2ステージ結果
1 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ/フランス)in 04h 55' 27''
2 マルク・ヒルシ(チームサンウェブ/スイス)at 00' 00''
3 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)+ 00h 00' 01''
4 グレッグ・ファンアーヴェルマート(CCCチーム/ベルギー)+ 00h 00' 02''
5 セルジオ・イギータ(EFプロサイクリング/コロンビア)+ 00h 00' 02''
6 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)+ 00h 00' 02''
7 アレクセイ・ルツェンコ(アスタナ プロチーム/カザフスタン)+ 00h 00' 02''
8 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)+ 00h 00' 02''
9 マキシミリアン・シャフマン(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)+ 00h 00' 02''
10 アルベルト・ベッティオル(EFプロサイクリング/イタリア)+ 00h 00' 02''
個人総合順位
1 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ/フランス)in 08h 41' 35''
2 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)+ 00h 00' 04''
3 マルク・ヒルシ(チームサンウェブ/スイス)+ 00h 00' 07''
4 セルジオ・イギータ(EFプロサイクリング/コロンビア)+ 00h 00' 17''
5 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)+ 00h 00' 17''
6 エスデバン・チャベス(ミッチェルトン・スコット/コロンビア)+ 00h 00' 17''
7 ダヴィデ・フォルモロ(UAEチームエミレーツ/イタリア)+ 00h 00' 17''
8 エガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ/コロンビア)+ 00h 00' 17''
9 リチャル・カラパス(イネオス グレナディアーズ/エクアドル)+ 00h 00' 17''
10 トム・デュムラン(チーム ユンボ・ヴィズマ/オランダ)+ 00h 00' 17''
ポイント賞
1 アレクサンダー・クリストフ(UAEチームエミレーツ/ノルウェー)64 pts
2 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)46 pts
3 マッテオ・トレンティン(CCCチーム/イタリア)36 pts
山岳賞
1 ブノワ・コヌフロワ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)18 pts
2 アントニー・ペレス(コフィディス/フランス)18 pts
3 ミヒャエル・ゴグル(NTTプロサイクリングチーム/オーストリア)12 pts
新人賞
1 マルク・ヒルシ(チームサンウェブ/スイス)in 08h 41' 42''
2 セルジオ・イギータ(EFプロサイクリング/コロンビア)-
3 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)-
チーム総合順位
1 トレック・セガフレード(アメリカ)in 26h 05' 36''
2 EFプロサイクリング(アメリカ)-
3 アスタナ プロチーム(カザフスタン)-
敢闘賞
33 ブノワ・コヌフロワ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)
第2ステージのリタイア
68 ラファエル・バルス(チーム バーレーン・マクラーレン/スペイン)
157 フィリップ・ジルベール(ロット・スーダル/ベルギー)
Cycle*2020 ツール・ド・フランス
第2ステージ:ハイライト動画
コースマップ
第3ステージ 8月31日(月)午後8:55 - 深夜1:15/J SPORTS 4
[区間] ニース > シストロン 198Km/ナポレオン1世が天下をとった栄光の道
■コースの特徴
チームプレゼンテーションから含めて4日間過ごしたニースを離れて、いよいよプロトンは本格的な「フランス一周」へと乗り出す。フランス全土に散らばる5つの山塊(アルプス、中央、ピレネー、ヴォージュ、ジュラ)をくまなく巡るために、この日は198kmの長距離移動を行う。
とにかく2020年大会は山が多い。早くも本格山岳ステージを終えた翌日も、行く手には4つの山岳(3級×3、4級×1)と、無数の起伏が待ち受ける。コース前半でアルプス山脈西側の亜高山帯、「プレアルプ」自然公園を通過するのだから当然だ。
この日プロトンが走る南仏プロヴァンスの細道は、むしろ「ナポレオン街道」として知られる。1815年エルバ島から脱出したナポレオン1世が、この道をたどってパリへと上り、再び天下を取った栄光の道。また色とりどりの花が咲き誇る、美しき道でもある。45km地点でバラ園の多い「香水の町」グラースを、ステージ終盤では「ラベンダー街道」をかけぬける。残念ながらバラやラベンダーは少々季節外れだけど、きっといつもとは違う花が、我々の目を楽しませてくれるだろう。
開催委員会の予想では、スプリンターに有利。ただしフィニッシュ地のシストロンは、パリ〜ニース2018年大会で、クザンとポリッツがぎりぎりの逃げ切りを成功させた舞台として記憶に新しい。一方で2015年ドーフィネでは大集団スプリントで勝負が決した。果たして8月最後の日、どんな結末が待ち受けているだろうか。
高低差図
コースの特徴:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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