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【ツール・ド・フランス2020:選手相関】コロンビアとエクアドル。南米が生んだ二人の強者がしのぎを削る。ミゲルアンヘル・ロペス × リチャル・カラパス
ツール・ド・フランス by 山口 和幸表彰台で手を振るリチャル・カラパス
エクアドルの高地で生まれたカラパスは2015年に自転車競技の盛んなコロンビアに家族とともに移住している。ブエルタ・ア・コロンビアでの走りが目にとまり、2016年のシーズン途中からモビスターに研修生として加入。2018年のジロ・デ・イタリア第8ステージで初優勝することになる。
2018年のジロ・デ・イタリア第8ステージ。新人賞ジャージを着ていたカラパスが残り1kmからメイン集団を抜け出して区間初勝利を収めた。エクアドル選手がグランツールで区間勝利したのは初めてのことだった。
「ボクはジロ・デ・イタリアに初出場したエクアドル選手だけど、子どものころはこんなハイレベルのレースでこの位置で走れるなんて考えられなかった」とカラパスはゴール後にコメントしている。
「母国に自転車文化がないのはちょっとさみしい。この勝利がきっかけとなって、エクアドルの子どもたちが自転車に興味を持ってくれるとうれしい」
この大会での目標は新人賞ジャージーを最後まで守ることだと語り、ロペスと激しく新人王を争ったが、最難関の第14ステージでロペスに逆転され、2位に甘んじた。
ロペスは小柄ながら上りに強く、その将来性を高く評価されてきた逸材だ。カザフスタンのアスタナに所属しそのときのジロ・デ・イタリアでもエースだった。
ターゲットは新人賞の獲得で、次の目標は総合成績のトップ5入り。そして終わってみればロペスは総合3位に食い込んだ。
「大会の沿道でコロンビアのファンだけでなく、カザフスタンのファンもたくさん見つけることができた。すべてのサポーターに感謝したい。この結果はボクにとって大きなものだけでなく、チーム全体でも素晴らしい。大会期間中を通して、それだけではなくて1年を通してアシストしてくれるチームメート、チームスタッフ、そしてマネージャーのアレクサンドル・ビノクロフに感謝したい。これはみんなの成功だ」
2人の対決は2019年のジロ・デ・イタリアでも展開した。カラパスは新人賞の対象外となる26歳になっていたが、ステージ2勝、そして総合優勝を達成するのである。常にロペスの後塵を拝してきたカラパスが南米のライバルを初めてテイクオーバーしたのだ。
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