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【ツール・ド・フランス2019 第13ステージ結果速報】総合首位のアラフィリップがマイヨ・ジョーヌ100周年記念日に個人TTで区間優勝!
ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部写真:最終出走のアラフィリップ、マイヨ・ジョーヌ100周年記念日にフランス人が勝利
ピレネー山脈の玄関口、ポーにて開催された第13ステージは27.2kmの個人タイムトライアル。この日はマイヨ・ジョーヌの誕生100周年記念日でレース終了後のポディウムには歴代のマイヨ・ジョーヌ着用者たちが壇上に登り盛大にお祝いをした。
4番出走の元世界チャンピオン、トニー・マルティン(チーム ユンボ・ヴィスマ)は流したため早々に後続の選手に追い抜かれた。最初のターゲットタイムとなったのはカスパー・アスグリーン(ドゥクーニンク・クイックステップ)の35分52秒、その後トーマス・デヘント(ロット・スーダル)の35分36秒に抜かれるまでホットシートを楽しんだ。
今ステージ優勝候補にも挙げられている91番出走のウァウト・ヴァンアールト(チーム ユンボ・ヴィスマ)が中間計測を更新しながら快走するも、ゴール手前1.1km地点でフェンスに体を引っ掛け落車、そのまま救急搬送されリタイアしている。
リッチー・ポート(トレック・セガフレード)が35分45秒の好タイムを出したのを皮切りに、ティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ)35分49秒、ステフェン・クライスヴァイク(チーム ユンボ・ヴィスマ) 35分45秒、リゴベルト・ウラン(EFエデュケーションファースト)35分36秒とデヘントを脅かす。一方、ロメン・バルデ(アージェードゥゼール ラ モンディアル)37分26秒、アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット)37分08秒、ダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ)37分06秒は総合タイムを落とした。
総合3位でヤングライダー賞首位のエガン・ベルナル(チーム イネオス)もタイムが伸びず36分36秒でフィニッシュ、総合4位に後退しヤングライダー賞はフィニッシュタイム35分58秒のエンリク・マス(ドゥクーニンク・クイックステップ)に移動した。
ディフェンディングチャンピオンのゲラント・トーマス(チーム イネオス)が第2計測、第3計測タイム更新し強さを見せたが、最終出走のマイヨ・ジョーヌ着用者ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が全ての中間計測で最速を記録、35分14秒で暫定首位に立ったトーマスから更に14秒速い35分でフィニッシュ、総合首位を守るだけでなくリードを広げる素晴らしい走りで世界中を魅了、マイヨ・ジョーヌ誕生100周年記念日にフランス人ライダーが華を添えた。
「信じられない、うまく走れたとは思ったけど勝つとは思わなかった。沿道からの声援が後押ししてくれた、本当に幸せだ」(アラフィリップ、勝利後インタビュー)
第13ステージ結果
1 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ/フランス)in 00h 35' 00''
2 ゲラント・トーマス(チーム イネオス/イギリス)+ 00h 00' 14''
3 トーマス・デヘント(ロット・スーダル/ベルギー)+ 00h 00' 36''
4 リゴベルト・ウラン(EFエデュケーションファースト/コロンビア)+ 00h 00' 36''
5 リッチー・ポート(トレック・セガフレード/オーストラリア)+ 00h 00' 45''
6 ステフェン・クライスヴァイク(チーム ユンボ・ヴィスマ/オランダ)+ 00h 00' 45''
7 ティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ/フランス)+ 00h 00' 49''
8 カスパー・アスグリーン(ドゥクーニンク・クイックステップ/デンマーク)+ 00h 00' 52''
9 エンリク・マス(ドゥクーニンク・クイックステップ/スペイン)+ 00h 00' 58''
10 ジョセフ・ロスコフ(シーシーシーチーム /アメリカ)+ 00h 01' 01''
・・・
12 ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム/デンマーク)+ 00h 01' 07''
13 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)+ 00h 01' 09''
14 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 01' 11''
15 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)+ 00h 01' 19''
22 エガン・ベルナル(チーム イネオス/コロンビア)+ 00h 01' 36''
24 ミケル・ランダ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 01' 45''
28 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 01' 51''
33 ダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ/アイルランド)+ 00h 02' 06''
34 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)+ 00h 02' 08''
39 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)+ 00h 02' 26''
個人総合順位
1 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ/フランス)in 53h 01' 09''
2 ゲラント・トーマス(チーム イネオス/イギリス)+ 00h 01' 26''
3 ステフェン・クライスヴァイク(チーム ユンボ・ヴィスマ/オランダ)+ 00h 02' 12''
4 エンリク・マス(ドゥクーニンク・クイックステップ/スペイン)+ 00h 02' 44''
5 エガン・ベルナル(チーム イネオス/コロンビア)+ 00h 02' 52''
6 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)+ 00h 03' 04''
7 ティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ/フランス)+ 00h 03' 22''
8 リゴベルト・ウラン(EFエデュケーションファースト/コロンビア)+ 00h 03' 54''
9 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 03' 55''
10 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)+ 00h 03' 55''
・・・
11 ダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ/アイルランド)+ 00h 04' 15''
12 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 04' 29''
13 ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム/デンマーク)+ 00h 04' 29''
14 パトリック・コンラッド(ボーラ・ハンスグローエ/オーストリア)+ 00h 04' 34''
15 リッチー・ポート(トレック・セガフレード/オーストラリア)+ 00h 04' 44''
16 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)+ 00h 05' 34''
17 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)+ 00h 05' 46''
18 ミケル・ランダ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 06' 00''
ポイント賞
1 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)277 pts
2 ソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ/イタリア)191 pts
3 エリア・ヴィヴィアーニ(ドゥクーニンク・クイックステップ/イタリア)184 pts
山岳賞
1 ティム・ウェレンス(ロット・スーダル/ベルギー)54 pts
2 トーマス・デヘント(ロット・スーダル/ベルギー)37 pts
3 ジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード/イタリア)30 pts
新人賞
1 エンリク・マス(ドゥクーニンク・クイックステップ/スペイン)in 53h 03' 53''
2 エガン・ベルナル(チーム イネオス/コロンビア)+ 00h 00' 08''
3 ダヴィ・ゴデュ(グルパマ・エフデジ/フランス)+ 00h 05' 50''
チーム総合順位
1 トレック・セガフレード(アメリカ)in 159h 16' 27''
2 モヴィスター チーム(スペイン)+ 00h 10' 22''
3 アージェードゥゼール ラ モンディアル(フランス)+ 00h 13' 56''
第13ステージのリタイア
88 ウァウト・ヴァンアールト(チーム ユンボ・ヴィスマ/ベルギー)
Cycle*2019 ツール・ド・フランス 第13ステージ ハイライト
第14ステージ 7月20日(土)午後8:05 - 深夜1:15/ J SPORTS 4
[区間] タルブ > トゥールマレー・バレージュ 117.5km(山岳)/距離の短いステージはなにが起こるか分からない
■コースの特徴
個人タイムトライアルをはさんだ形ではあるが、ピレネー山脈で行われる3ステージの2日目はHC(カテゴリー超級)のトゥールマレーを目指す。距離は117.5kmと短めだが、「距離の短いステージはなにが起こるか分からない」とよく言われるだけに、今大会の勝負を決めるステージになる可能性もある。
序盤にカテゴリー4級の丘があるが、40km地点まではほぼ平たん路。60.5km地点を頂点とするカテゴリー1級のスロール峠で本格的な戦いがスタートか。ピレネーの下り坂は他地方と比べるとコーナー設計が異なるようで、ダウンヒル時は要注意。
標高2115mのトゥールマレー峠は西麓からのアプローチで、19kmの上りとなる。これまでのトゥールマレー峠といえば、ウジェーヌ・クリストフが鍛冶屋に飛び込んで折れたフレームを自分で溶接したというサント・マリー・ド・カンパン、そしてスキー拠点のラ・モンジーがある東麓からの上りが多いのだが、今回はその反対だ。
途中にバジェールという町を通るが、このルートは比較的緩やかで直線的な道となる。下りなら時速100kmの高速ダウンヒルで目もくらみそうな道なのだが、牧歌的な牧草地を突き進むように上る。意外とハイペースになる展開かも。それでも残り3kmから10%の勾配となり、そこからが有力選手の仕掛け合いだ。
標高ではアルプスのガリビエ峠やイズラン峠に負けるが、トゥールマレー峠に1着でゴールした選手には「ツール・ド・フランスの父」と言われるジャック・ゴデ記念賞が授与される。
■高低差図
J SPORTS 編集部
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