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【ツール・ド・フランス2019 第7ステージ結果速報】今大会最長ステージを締めくくる集団スプリント、調子を取り戻したフルーネウェーヘンが勝利!
ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部写真:集団スプリントを制したのはディラン・フルーネウェーヘン
ベルフォールを出発し南西方向シャロン・シュル・ソーヌを目指す今大会最長230kmの移動ステージ。ファーストアタックで飛び出したステファヌ・ロセット(コフィディス、ソリュシオンクレディ)とヨアン・オフレド(ワンティ・ゴペールサイクリングチーム)の2選手での逃げグループとなり、最大5分40秒のタイム差でメイン集団はコントロール。
8kmほど進んだところでマイク・テウニッセン(チーム ユンボ・ヴィスマ)やティージェイ・ヴァンガーデレン(EFエデュケーションファースト)らが巻き込まれる集団落車が発生、ヴァンガーデレンは治療を受けながらレースを続行。3級、4級の山岳ポイントは先頭の2選手が仲良く分けあい、中間スプリントポイントでは集団の先頭を取ったのはソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ)、続いてペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)、エリア・ヴィヴィアーニ(ドゥクーニンク・クイックステップ)の順でポイントを重ねた。
この時、メイン集団の速度が上がり先頭の2人までタイム差13秒まで迫った際に、後方に位置していたナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム)、ダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ)、ウァウト・ヴァンアールト(チーム ユンボ・ヴィスマ)らが30秒ほど取り残され分断したが、集団のペースダウンで事なきを得ることができた。
ロセットがオフレドに敢闘賞を譲る形で218kmのエスケープを終え、各チームがトレインを組んで速度を上げながらフィニッシュ地へと突き進む。最難関の鋭角コーナーも全員でやり過ごし、ダニエル・オス(ボーラ・ハンスグローエ)の牽引でフラムルージュをくぐり、ドゥクーニンク・クイックステップの隊列がゴールラインへとスプリンターたちを運ぶ。ラスト200mで前から5番目に位置していたディラン・フルーネウェーヘン(チーム ユンボ・ヴィスマ)が最初にスプリントを開始、ヴィヴィアーニ、カレブ・ユアン(ロット・スーダル)、サガンと競り合い、そのままフルーネウェーヘンが一番にフィニッシュラインを越えた。
「カレブと競る時はいつも僅差になるんだけど今日は勝てたので嬉しい。初日に落車して調子を落としていたけれど、今日になってよくなって攻めることができた。早めに仕掛けて横にカレブが来てるのがわかったのでどうかなと思ったけど勝ててよかった」(フルーネウェーヘン、勝利後インタビュー)
第7ステージ結果
1 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ユンボ・ヴィスマ/オランダ)in 06h 02' 44''
2 カレブ・ユアン(ロット・スーダル/オーストラリア)-
3 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)-
4 ソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ/イタリア)-
5 ジャスパー・フィリプセン(UAEチームエミレーツ/ベルギー)-
6 エリア・ヴィヴィアーニ(ドゥクーニンク・クイックステップ/イタリア)-
7 ジャコモ・ニッツォーロ(チーム ディメンションデータ/イタリア)-
8 ジャスパー・ストゥイヴェン(トレック・セガフレード/ベルギー)-
9 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)-
10 アレクサンドル・クリストフ(UAEチームエミレーツ/ノルウェー)-
・・・
12 アンドレ・グライペル(チーム アルケア・サムシック/ドイツ)-
114 ウァウト・ヴァンアールト(チーム ユンボ・ヴィスマ/ベルギー)+ 00h 01' 29''
145 クリストフ・ラポルト(コフィディス、ソリュシオンクレディ /フランス)+ 00h 03' 13''
個人総合順位
1 ジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード/イタリア)in 29h 17' 39''
2 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ/フランス)+ 00h 00' 06''
3 ディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ/ベルギー)+ 00h 00' 32''
4 ジョージ・ベネット(チーム ユンボ・ヴィスマ/ニュージーランド)+ 00h 00' 47''
5 ゲラント・トーマス(チーム イネオス/イギリス)+ 00h 00' 49''
6 エガン・ベルナル(チーム イネオス/コロンビア)+ 00h 00' 53''
7 ティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ/フランス)+ 00h 00' 58''
8 ステフェン・クライスヴァイク(チーム ユンボ・ヴィスマ/オランダ)+ 00h 01' 04''
9 マイケル・ウッズ(EFエデュケーションファースト/カナダ)+ 00h 01' 13''
10 リゴベルト・ウラン(EFエデュケーションファースト/コロンビア)+ 00h 01' 15''
・・・
11 ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム/デンマーク)+ 00h 01' 19''
12 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)+ 00h 01' 22''
13 エンリク・マス(ドゥクーニンク・クイックステップ/スペイン)+ 00h 01' 23''
14 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)+ 00h 01' 24''
16 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 01' 41''
17 ミケル・ランダ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 01' 43''
18 ダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ/アイルランド)+ 00h 01' 46''
19 ダヴィ・ゴデュ(グルパマ・エフデジ/フランス)+ 00h 01' 52''
20 ヴィンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)+ 00h 01' 56''
21 リッチー・ポート(トレック・セガフレード/オーストラリア)+ 00h 01' 56''
22 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)+ 00h 02' 22''
24 アレクシー・ルツェンコ(アスタナ プロチーム/カザフスタン)+ 00h 02' 31''
25 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 02' 55''
26 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)+ 00h 02' 57''
27 ワレン・バルギル(チーム アルケア・サムシック/フランス)+ 00h 03' 03''
29 ファビオ・アル(UAEチームエミレーツ/イタリア)+ 00h 03' 25''
30 ギヨーム・マルタン(ワンティ・ゴペールサイクリングチーム/フランス)+ 00h 03' 27''
ポイント賞
1 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)177 pts
2 ソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ/イタリア)121 pts
3 エリア・ヴィヴィアーニ(ドゥクーニンク・クイックステップ/イタリア)117 pts
山岳賞
1 ティム・ウェレンス(ロット・スーダル/ベルギー)43 pts
2 ジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード/イタリア)30 pts
3 クサンドロ・ムーリッセ(ワンティ・ゴペールサイクリングチーム/ベルギー)27 pts
新人賞
1 ジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード/イタリア)in 23h 14' 55''
2 エガン・ベルナル(チーム イネオス/コロンビア)+ 00h 00' 53''
3 エンリク・マス(ドゥクーニンク・クイックステップ/スペイン)+ 00h 01' 23''
チーム総合順位
1 トレック・セガフレード(アメリカ)in 88h 27' 39''
2 モヴィスター チーム(スペイン)+ 00h 01' 39''
3 グルパマ・エフデジ(フランス)+ 00h 02' 04''
敢闘賞
196 ヨアン・オフレド(ワンティ・ゴペールサイクリングチーム/フランス)
第7ステージのリタイア
なし
Cycle*2019 ツール・ド・フランス 第7ステージ ハイライト
第8ステージ 7月13日(土)午後8:55 - 深夜1:45/ J SPORTS 4
[区間] マコン > サン・テティエンヌ 200km/延々と終わらぬ上り下りと曲がりくねり
■コースの特徴
開幕からちょうど1週間。楽しくも難解な中央山塊巡りがやってきた。7つの中級山岳と、無数のアップダウンが、選手たちの脚を思い切り痛めつける。もちろん逃げ切りを目指す選手たちにとっては、絶好の地形だ。
すでに美味しいワインの産地をいくつも巡ってきたプロトンは、ブルゴーニュワインの産地から走り出すと、直後にクリュ・ボジョレーやボジョレーヴィラージュの丘陵地帯を通り抜ける。51km地点の2級峠を皮切りに、いよいよ本格的な起伏へ突入だ。もちろん山岳の等級は2級が5つと3級2つで、登坂距離は最長でも8.5kmと、決して巨大峠ではない。ただし勾配はかなりキツめ。特に「クロワ=十字架」の名を冠する4つの山岳の、平均勾配は7〜10%。おかげで最終的な累計獲得標高差はなんと3800mにも上る。
終盤には中央山塊の端っこの、モン・デュ・リヨネ(リヨンの山)を拝借する。延々と終わらぬ上り下りに加えて、道は極端に細くなり、しかもひたすら曲がりくねっている。フィニッシュラインを駆け抜けるまで、一瞬たりとも気を抜くことは出来ない。
フィニッシュの舞台に選ばれたのは、今はなき自転車メーカーのメルシエの本拠地。創業はマイヨ・ジョーヌ誕生と同じ1919年で、長年マイヨ・ジョーヌ親善大使を務めているレイモン・プリドールが、プロキャリアを通して乗り続けたバイクでもある。
■高低差図
J SPORTS 編集部
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