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【ツール・ド・フランス2019 第6ステージ結果速報】総合争いの幕開け!ディラン・トゥーンスが山頂フィニッシュを制し、マイヨ・ジョーヌはチッコーネが獲得!!
ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部写真:4選手に絞られた先頭グループのディラン・トゥーンス
総合争いの幕開けとなる第6ステージは、肋骨の骨折が見つかったパトリック・ベヴィン(シーシーシーチーム)を除く175人がミュールーズを出発し、7つ目の山頂ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユを目指す160.5kmの山岳ステージ。
大逃げのチャンスを掴みたい14選手での逃げが容認され、ドゥクーニンク・クイックステップ、ボーラ・ハンスグローエらが最大タイム差8分30秒でメイン集団をコントロール。逃げに乗った山岳賞ジャージ着用中のティム・ウェレンス(ロット・スーダル)が1級山岳2つの先頭通過を含む山岳ポイント26を積み重ね、山岳賞ジャージのキープに成功。敢闘賞も獲得した。
5つ目の3級山岳をトーマス・デヘント(ロット・スーダル)が先頭通過、そのまま単独走を開始。ボーナスタイムポイントが設定されている2級シュヴレール峠でジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード)、クサンドロ・ムーリッセ(ワンティ・ゴペールサイクリングチーム)、ディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ)、ウェレンスの4選手がデヘントを追い抜き、フィニッシュ地を目指す。
チッコーネが山頂を先頭通過し8秒のボーナスタイムを獲得、山岳ポイントも合計30ポイントを獲得し、首位のウェレンスに13ポイント差まで迫っている。メイン集団はモヴィスター チーム、チーム イネオスらが牽引を始め、ついていけない選手が続出、あっと言う間に集団は縮小された。
先頭グループの4選手がメイン集団から4分先行してラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユに突入。世界チャンピオンジャージ着用のアレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム)がメイン集団を引き上げ、先頭グループとのタイム差を縮めていく。残り距離4.5kmでウェレンスが遅れムーリッセも脱落、トゥーンスとチッコーネのペースは落ちない。メイン集団ではワレン・バルギル(チーム アルケア・サムシック)がアタックするも不発、ミケル・ランダ(モヴィスター チーム)が抜け出し先行する2人を追う。
ダヴィ・ゴデュ(グルパマ・エフデジ)のペースアップでファビオ・アル(UAEチームエミレーツ)が遅れ、勾配のきついところでさらにペースアップ。ステフェン・クライスヴァイク(チーム ユンボ・ヴィスマ)やロメン・バルデ(アージェードゥゼール ラ モンディアル)がついていけなくなる。先頭の2選手は未舗装区間でトゥーンスがペースを上げるとチッコーネはついていくだけで精一杯、トゥーンスがそのまま区間優勝を果たした。
メイン集団ではマイヨ・ジョーヌ着用のジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が最初に仕掛けるもディフェンディングチャンピオンのゲラント・トーマス(チーム イネオス)が先着。チッコーネは6秒アラフィリップを上回り総合首位へ浮上、マイヨ・ジョーヌを獲得した。
「信じられない!このステージは逃げに乗れたらチャンスがあると思っていた。メンバーの中ではチッコーネが一番強いと理解していたので、そのチッコーネ相手に勝てて本当に嬉しかった」(トゥーンス、勝利後インタビュー)
「子どもの頃からの夢がかなってとても嬉しい。2着はナーバスになったけどマイヨ・ジョーヌ獲れたと聞いた瞬間、全てすっ飛んでいった。数日間キープできるようトライしたい」(チッコーネ、マイヨジョーヌインタビュー)
第6ステージ結果
1 ディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ/ベルギー)in 04h 29' 03''
2 ジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード/イタリア)+ 00h 00' 11''
3 クサンドロ・ムーリッセ(ワンティ・ゴペールサイクリングチーム/ベルギー)+ 00h 01' 05''
4 ゲラント・トーマス(チーム イネオス/イギリス)+ 00h 01' 44''
5 ティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ/フランス)+ 00h 01' 46''
6 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ/フランス)+ 00h 01' 46''
7 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 01' 51''
8 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)+ 00h 01' 51''
9 ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム/デンマーク)+ 00h 01' 53''
10 ミケル・ランダ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 01' 53''
・・・
11 リッチー・ポート(トレック・セガフレード/オーストラリア)+ 00h 01' 53''
12 エガン・ベルナル(チーム イネオス/コロンビア)+ 00h 01' 53''
13 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)+ 00h 01' 58''
14 ダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ/アイルランド)+ 00h 01' 58''
15 リゴベルト・ウラン(EFエデュケーションファースト/コロンビア)+ 00h 02' 02''
18 エンリク・マス(ドゥクーニンク・クイックステップ/スペイン)+ 00h 02' 17''
19 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)+ 00h 02' 19''
20 ステフェン・クライスヴァイク(チーム ユンボ・ヴィスマ/オランダ)+ 00h 02' 19''
21 ワレン・バルギル(チーム アルケア・サムシック/フランス)+ 00h 02' 27''
22 ヴィンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)+ 00h 02' 35''
23 ダヴィ・ゴデュ(グルパマ・エフデジ/フランス)+ 00h 02' 35''
24 ギヨーム・マルタン(ワンティ・ゴペールサイクリングチーム/フランス)+ 00h 02' 44''
25 ファビオ・アル(UAEチームエミレーツ/イタリア)+ 00h 02' 46''
27 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)+ 00h 02' 53''
28 アレクシー・ルツェンコ(アスタナ プロチーム/カザフスタン)+ 00h 03' 05''
29 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 03' 05''
39ティージェイ・ヴァンガーデレン(EFエデュケーションファースト/アメリカ)+ 00h 08' 00''
59 ウァウト・ヴァンアールト(チーム ユンボ・ヴィスマ/ベルギー)+ 00h 14' 46''
89 イルヌール・ザカリン(チーム カチューシャ・アルペシン/ロシア)+ 00h 18' 43''
個人総合順位
1 ジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード/イタリア)in 23h 14' 55''
2 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ/フランス)+ 00h 00' 06''
3 ディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ/ベルギー)+ 00h 00' 32''
4 ジョージ・ベネット(チーム ユンボ・ヴィスマ/ニュージーランド)+ 00h 00' 47''
5 ゲラント・トーマス(チーム イネオス/イギリス)+ 00h 00' 49''
6 エガン・ベルナル(チーム イネオス/コロンビア)+ 00h 00' 53''
7 ティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ/フランス)+ 00h 00' 58''
8 ステフェン・クライスヴァイク(チーム ユンボ・ヴィスマ/オランダ)+ 00h 01' 04''
9 マイケル・ウッズ(EFエデュケーションファースト/カナダ)+ 00h 01' 13''
10 リゴベルト・ウラン(EFエデュケーションファースト/コロンビア)+ 00h 01' 15''
・・・
11 ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム/デンマーク)+ 00h 01' 19''
13 エンリク・マス(ドゥクーニンク・クイックステップ/スペイン)+ 00h 01' 23''
14 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)+ 00h 01' 24''
16 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 01' 41''
17 ミケル・ランダ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 01' 43''
18 ダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ/アイルランド)+ 00h 01' 46''
19 ダヴィ・ゴデュ(グルパマ・エフデジ/フランス)+ 00h 01' 52''
20 ヴィンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)+ 00h 01' 56''
21 リッチー・ポート(トレック・セガフレード/オーストラリア)+ 00h 01' 56''
22 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)+ 00h 02' 22''
24 アレクシー・ルツェンコ(アスタナ プロチーム/カザフスタン)+ 00h 02' 31''
25 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 02' 55''
26 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)+ 00h 02' 57''
27 ワレン・バルギル(チーム アルケア・サムシック/フランス)+ 00h 03' 03''
29 ファビオ・アル(UAEチームエミレーツ/イタリア)+ 00h 03' 25''
30 ギヨーム・マルタン(ワンティ・ゴペールサイクリングチーム/フランス)+ 00h 03' 27''
33 ティージェイ・ヴァンガーデレン(EFエデュケーションファースト/アメリカ)+ 00h 07' 13''
84 イルヌール・ザカリン(チーム カチューシャ・アルペシン/ロシア)+ 00h 29' 41''
ポイント賞
1 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)144 pts
2 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)98 pts
3 エリア・ヴィヴィアーニ(ドゥクーニンク・クイックステップ/イタリア)92 pts
山岳賞
1 ティム・ウェレンス(ロット・スーダル /ベルギー)43 pts
2 ジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード/イタリア)30 pts
3 クサンドロ・ムーリッセ(ワンティ・ゴペールサイクリングチーム/ベルギー)27 pts
新人賞
1 ジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード/イタリア)in 23h 14' 55''
2 エガン・ベルナル(チーム イネオス/コロンビア)+ 00h 00' 53''
3 エンリク・マス(ドゥクーニンク・クイックステップ/スペイン)+ 00h 01' 23''
チーム総合順位
1 トレック・セガフレード(アメリカ)in 70h 19' 27''
2 モヴィスター チーム(スペイン)+ 00h 01' 39''
3 グルパマ・エフデジ(フランス)+ 00h 02' 04''
敢闘賞
168 ティム・ウェレンス(ロット・スーダル /ベルギー)
第6ステージのリタイア
112 パトリック・ベヴィン(シーシーシーチーム /ニュージーランド)
153 ニコラ・エデ(コフィディス、ソリュシオンクレディ /フランス)
第7ステージ 7月12日(金)午後8:55 - 深夜1:30/ J SPORTS 4
[区間]
ベルフォール > シャロン・シュル・ソーヌ 230km/ラスト2kmはほぼ直線で完璧なるフラット
■コースの特徴
ヴォージュ山塊での戦いを抜け出したプロトンは、次なる難所、中央山塊へと向けて方向転換。一切寄り道せずに、ほぼ真っすぐ西南へと突き進む。
2019年大会最長ステージの、序盤140kmは、ジュラ山脈の麓を沿うように走る。小さな起伏が相次いで登場し、山岳ポイントも3つ用意された。メルクス初戴冠50周年、マイヨ・ジョーヌ100周年と記念尽くしの今ツールは、途中で、写実主義の画家ギュスターヴ・クールベの生誕200周年を祝うオルナンの町も通過する。一方で終盤の約90kmは道はほぼ平坦。スプリンターチームが最前列で隊列を組み、せっせと集団制御に励むはずだ。
6時間もペダルを回した果てに、ソーヌ川沿いに開けるフィニッシュ地にたどり着く。ボートとレスリングで五輪金メダリストを輩出し、強豪バスケットボールチームを抱えるこの町が、初めてツールの黄色に染まったのは今から60年前。しかし過去31年間、ツールのプロトンを迎え入れたことはなかった。だからこそブルゴーニュ橋を通って町に突入した後も、あっさり幕引きとはいかない。わざわざぐるりと大きく外周を周った後、改めてソーヌ川沿いのジャンリシャール橋のたもとで勝負を争う。
残り約2.5km地点でロータリーを利用したUターンを終えると、ラスト2kmはほぼ直線。しかも完璧なるフラットだから、必ずやスプリンターたちによる見事な競演が繰り広げられるに違いない。
■高低差図
J SPORTS 編集部
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