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【ツール・ド・フランス2019 第4ステージ結果速報】集団スプリントフィニッシュを制したのはヴィヴィアーニ、全てのグランツールで区間優勝を果たす
ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部写真:集団スプリントフィニッシュを制したのはエリア・ヴィヴィアーニ
ランスからナンシーまで213.5km、176人のプロトンが東へ向かう第4ステージ。0キロファーストアタックで飛び出したミのはヒャエル・シェアー(シーシーシーチーム)、フレデリック・バカールト、ヨアン・オフレド(共にワンティ・ゴペールサイクリングチーム)の3選手、そのまま逃げは容認された。
チーム ユンボ・ヴィスマ、ドゥクーニンク・クイックステップらが、逃げとのタイム差を3分程度で保つ。1つ目の4級山岳はシェアーが、中間スプリントポイントはバカールトが先頭通過、メイン集団ではエリア・ヴィヴィアーニ(ドゥクーニンク・クイックステップ)、ソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ)、ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)と続いた。
残り距離18kmでメイン集団とのタイム差が無くなると195km近く逃げているシェアーが再びアタック、2つ目の4級マロン坂の手前で吸収されるも敢闘賞を獲得した。
ロマン坂でスプリンターたちを置き去りにして、集団スプリントフィニッシュを回避したいチームサンウェブなどが登坂でペースアップをはかるも脱落者なく山頂を越え、プロトンはテクニカルな集団スプリントへと備える。
ラスト11km地点でリリアン・カルメジャーヌ(トタルディレクトエネルジー)が抜け出すも、残り距離6km地点で吸収。ゆるい下り坂の続く市街地を駆け抜け、直角コーナーやラウンドアバウトをやり過ごし各チームがトレインを組んで速度を上げる。
フラムルージュをマイヨ・ジョーヌ着用のジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が先頭でくぐり、ドゥクーニンクのトレインが機能したままミカエル・モルコフ、マクシミリアーノ・リケーゼのリードアウトでスプリントを開始したヴィヴィアーニがアレクサンドル・クリストフ(UAEチームエミレーツ)やカレブ・ユアン(ロット・スーダル)に先行を許さずフィニッシュ。ヴィヴィアーニはツール初の区間優勝。
「この勝利は大きな意味をもつ、ステージ優勝を狙っていたのでホッとした。チームのリードアウトは完璧、僕はゴール前でスプリントするだけだった。これで全てのグランツールで勝利することができた」(ヴィヴィアーニ、勝利後インタビュー)
第4ステージ結果
1 エリア・ヴィヴィアーニ(ドゥクーニンク・クイックステップ/イタリア)in 05h 09'20''
2 アレクサンドル・クリストフ(UAEチームエミレーツ/ノルウェー)at 00'00''
3 カレブ・ユアン(ロット・スーダル/オーストラリア)at 00'00''
4 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)at 00'00''
5 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ユンボ・ヴィスマ/オランダ)at 00'00''
6 マイク・テウニッセン(チーム ユンボ・ヴィスマ/オランダ)at 00'00''
7 ジャコモ・ニッツォーロ(チーム ディメンションデータ/イタリア)at 00'00''
8 ジャスパー・ストゥイヴェン(トレック・セガフレード/ベルギー)at 00'00''
9 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)at 00'00''
10 クリストフ・ラポルト(コフィディス、ソリュシオンクレディ /フランス)at 00'00''
個人総合順位
1 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ/フランス)in 14h 41'39''
2 ウァウト・ヴァンアールト(チーム ユンボ・ヴィスマ/ベルギー)at 00'20''
3 ステフェン・クライスヴァイク(チーム ユンボ・ヴィスマ/オランダ)at 00'25''
4 ジョージ・ベネット(チーム ユンボ・ヴィスマ/ニュージーランド)at 00'25''
5 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)at 00'40''
6 エガン・ベルナル(チーム イネオス/コロンビア)at 00'40''
7 ゲラント・トーマス(チーム イネオス/イギリス)at 00'45''
8 エンリク・マス(ドゥクーニンク・クイックステップ/スペイン)at 00'46''
9 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(シーシーシーチーム /ベルギー)at 00'51''
10 マイケル・ウッズ(EFエデュケーションファースト/カナダ)at 00'51''
・・・
12 ティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ/フランス)at 00'52''
13 リゴベルト・ウラン(EFエデュケーションファースト/コロンビア)at 00'53''
14 ティージェイ・ヴァンガーデレン(EFエデュケーションファースト/アメリカ)at 00'53''
16 ダヴィ・ゴデュ(グルパマ・エフデジ/フランス)at 00'57''
21 ヴィンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)at 01'01''
22 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)at 01'06''
23 アレクシー・ルツェンコ(アスタナ プロチーム/カザフスタン)at 01'06''
25 ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム/デンマーク)at 01'06''
36 ダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ/アイルランド)at 01'28''
38 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 01'30''
40 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)at 01'30''
41 ミケル・ランダ(モヴィスター チーム/スペイン)at 01'30''
43 リッチー・ポート(トレック・セガフレード/オーストラリア)at 01'43''
46 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)at 01'43''
47 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)at 01'44''
52 ワレン・バルギル(チーム アルケア・サムシック/フランス)at 02'16''
54 ファビオ・アル(UAEチームエミレーツ/イタリア)at 02'19''
71 イルヌール・ザカリン(チーム カチューシャ・アルペシン/ロシア)at 04'57''
ポイント賞
1 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)104 pts
2 エリア・ヴィヴィアーニ(ドゥクーニンク・クイックステップ/イタリア)81 pts
3 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)75 pts
山岳賞
1 ティム・ウェレンス(ロット・スーダル /ベルギー)7 pts
2 クサンドロ・ムーリッセ(ワンティ・ゴペールサイクリングチーム/ベルギー)3 pts
3 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(シーシーシーチーム /ベルギー)2 pts
新人賞
1 ウァウト・ヴァンアールト(チーム ユンボ・ヴィスマ/ベルギー)in 14h 41'59''
2 エガン・ベルナル(チーム イネオス/コロンビア)at 00'20''
3 エンリク・マス(ドゥクーニンク・クイックステップ/スペイン)at 00'26''
チーム総合順位
1 チーム ユンボ・ヴィスマ(オランダ)in 44h 35'04''
2 チームサンウェブ(ドイツ)at 01'44''
3 EFエデュケーションファースト(アメリカ)at 01'57''
敢闘賞
117 ミヒャエル・シェアー(シーシーシーチーム /スイス)
第4ステージのリタイア
なし
Cycle*2019 ツール・ド・フランス 第4ステージ ハイライト
第5ステージ 7月10日(水)午後8:55 - 深夜2:00/ J SPORTS 4
[区間] サン・ディエ・デ・ヴォージュ > コルマール 175.5km/開催委員会の見立てではズバリ、逃げ向きのステージ
■コースの特徴
いよいよツール一行は、ヴォージュ山塊に突入する。大会初の山頂フィニッシュを翌日に控えて、この日は4つの峠で軽く足慣らし。開催委員会の見立てではズバリ、逃げ向きのステージだ。
ステージ地としては初登場、しかもツールのプロトン通過自体が55年ぶりという小さな町から、起伏たっぷりの1日は始まる。まずはスタートから15km地点で、無印ながら、かつてフランスとドイツの国境検問所が設けられたサールス峠を通過。44km地点ではブリュッシュ渓谷にそびえる3級グランデルブリュッシュ峠を乗り越える。
その後しばらくは平地が続くが、美味しい白ワインの産地として名高いコース後半に差し掛かると……立て続けに3つの峠が襲いかかる。同名の城で有名な2級オー・クニクスブール峠(登坂距離5.9km、平均勾配5.8%)、「3つの麦の穂」という意の2級トロワエピ峠(4.9km、6.8%)。そしてフィニッシュ手前19.5kmに待ち構え、文字通り山の上に5つの城が立ち並ぶ3級サンク・シャトー(4.6km、6.1%)。
果たしてコース後半の起伏が、大逃げに有利に働くだろうか。マイヨ・ジョーヌ誕生と同じ1919年、史上初めてプロトンの通過を見守ったコルマールは、過去7回のステージフィニッシュを迎え入れてきた。そのうち最近の3回は逃げ切り勝利。しかも、いずれもメイン集団に4分以上の大差をつけての、見事な大逃げだった。
■高低差図
J SPORTS 編集部
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