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【ツール・ド・フランス2019 第1ステージ結果速報】波乱含みのグランデパール、集団スプリントを僅差で制したのはテウニッセン!
ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部写真:集団スプリントを制したのはマイク・テウニッセン(チーム ユンボ・ヴィスマ)
マイヨ・ジョーヌ100周年を祝うツール・ド・フランス2019年大会がベルギーの首都ブリュッセルにてグランデパールを迎えた。7.6kmのパレードランのあとグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(シーシーシーチーム)、ナトナエル・ベルハネ(コフィディス、ソリュシオンクレディ)、マッズ・ウルスシュミット(チーム カチューシャ アルペシン)、クサンドロ・ムーリッセ(ワンティ・ゴペールサイクリングチーム)の4選手がアクチュアルスタートと共に飛び出し逃げを形成。ヴァンアーヴェルマートが3級山岳ミュール・ド・グラモン(カペルミュール)を先頭通過し今大会最初の山岳賞ジャージを確定させた。
残り距離70kmで逃げグループは吸収、中間スプリントポイントは7度目のマイヨ・ヴェールを狙うペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)が先頭通過、その後ステファヌ・ロセット(コフィディス、ソリュシオンクレディ)が1人抜け出し50kmほど逃げ、敢闘賞を手に入れた。
ラスト20kmで総合優勝を狙うヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム)が落車し、額から血を流しながら4人のチームメイトのサポートで集団復帰を果たした。ゴール前スプリントに向けて集団の速度が上がったところ、残り距離1.6km地点でステージ優勝候補のディラン・フルーネウェーヘン(チーム ユンボ・ヴィスマ)が落車。
残り距離500m、ドゥクーニンク・クイックステップのマクシミリアーノ・リケーゼがエリア・ヴィヴィアーニをリードアウトするもカレブ・ユアン(ロット・スーダル)と接触し失速、マイケル・マシューズ(チームサンウェブ)が前に押し出される形でロングスプリントを開始すると、番手のサガンとソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ)が飛び出す。フィニッシュライン上で外側からマイク・テウニッセン(チーム ユンボ・ヴィスマ)がなだれ込み、タッチの差で区間優勝をもぎ取った。
「信じられない勝利、ディラン(フルーネウェーヘン)が落車してしまったので切り替えた、明日のチームタイムトライアルも全力で頑張りたい」(テウニッセン、勝利後インタビュー)
第1ステージ結果
1 マイク・テウニッセン(チーム ユンボ・ヴィスマ/オランダ)in 04h 22' 47''
2 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)at 00'00''
3 カレブ・ユアン(ロット・スーダル/オーストラリア)at 00'00''
4 ジャコモ・ニッツォーロ(チーム ディメンションデータ/イタリア)at 00'00''
5 ソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ/イタリア)at 00'00''
6 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)at 00'00''
7 マッテオ・トレンティン(ミッチェルトン・スコット/イタリア)at 00'00''
8 オリバー・ナーセン(アージェードゥゼール ラ モンディアル/ベルギー)at 00'00''
9 エリア・ヴィヴィアーニ(ドゥクーニンク・クイックステップ/イタリア)at 00'00''
10 ジャスパー・ストゥイヴェン(トレック・セガフレード/ベルギー)at 00'00''
個人総合順位
1 マイク・テウニッセン(チーム ユンボ・ヴィスマ/オランダ)in 04h 22' 47''
2 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)at 00'04''
3 カレブ・ユアン(ロット・スーダル/オーストラリア)at 00'06''
4 ジャコモ・ニッツォーロ(チーム ディメンションデータ/イタリア)at 00'10''
5 ソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ/イタリア)at 00'10''
6 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)at 00'10''
7 マッテオ・トレンティン(ミッチェルトン・スコット/イタリア)at 00'10''
8 オリバー・ナーセン(アージェードゥゼール ラ モンディアル/ベルギー)at 00'10''
9 エリア・ヴィヴィアーニ(ドゥクーニンク・クイックステップ/イタリア)at 00'10''
10 ジャスパー・ストゥイヴェン(トレック・セガフレード/ベルギー)at 00'10''
ポイント賞
1 マイク・テウニッセン(チーム ユンボ・ヴィスマ/オランダ)50 pts
2 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)50 pts
3 ソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ/イタリア)33 pts
山岳賞
1 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(シーシーシーチーム /ベルギー)2 pts
2 クサンドロ・ムーリッセ(ワンティ・ゴペールサイクリングチーム/ベルギー)2 pts
新人賞
1 カレブ・ユアン(ロット・スーダル/オーストラリア)in 04h 22' 43''
2 アムンドグレンダ―ル・ヤンセン(チーム ユンボ・ヴィスマ/ノルウェー)at 00' 04''
3 ウァウト・ヴァンアールト(チーム ユンボ・ヴィスマ/ベルギー)at 00' 04''
チーム総合順位
1 チーム ユンボ・ヴィスマ(オランダ)in 13h 08' 21''
2 ワンティ・ゴペールサイクリングチーム(ベルギー)at 00' 00''
3 ドゥクーニンク・クイックステップ(ベルギー)at 00' 00''
敢闘賞
157 ステファヌ・ロセット(コフィディス、ソリュシオンクレディ/フランス)
第1ステージのリタイア
なし
Cycle*2019 ツール・ド・フランス 第1ステージ ハイライト
[区間] ブリュッセル王宮 > ブリュッセル・アトミウム 27.6km(チームタイムトライアル)/「アトミウム」が待ち構えるフィニッシュ地へ
■コースの特徴
チームの8人全員で力を合わせて、最速タイムを競い合う。各チームは5分間隔でスタートを切り、チームの前から4番目にフィニッシュラインを通過した選手のタイムが、チーム成績として記録される。開催委員会の計算によると、約30分の全力疾走。総合候補たちの間に、早くも大きなタイム差が生まれてしまう可能性もある。
27.6kmの全力疾走へもまた、ブリュッセルの王宮前から走り出す。スタート直後には「50周年公園」を通過。ちなみにメルクスの初戴冠50周年を記念したもの……ではなく、ベルギー独立50周年を記念して1880年に作られた公園である。
そこから中心地を抜け出すと、コース上には緩やかな起伏がいくつも登場する。第1計測地点(13.2km)の前後ではボワ・ド・ラ・カンブレ公園内の小道も走る。第2計測地点(20.1km)からしばらくは、スピードの出る下り基調だ。
前日のフィニッシュ地ラーケン公園の外周をぐるりと回ったら、「アトミウム」が待ち構えるフィニッシュ地へ。1958年ブリュッセル万国博覧会のために作られた巨大な鉄のモニュメントは、もちろん同年ブリュッセル開幕のツール一行も迎え入れている!フィニッシュ脇には、1985年に「ヘイゼルの悲劇」の舞台となったサッカースタジアムも、ボードワン国王競技場と名を変え残されている。
■高低差図
J SPORTS 編集部
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