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サイクル ロードレース コラム 2016年7月13日

【ツール・ド・フランス2016 第10ステージ結果速報】数的優位のマイケル・マシューズがツール区間初勝利!総合勢は変動なし

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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アンドラでの休息日を堪能したプロトンがエスカルデス=エンゴルダニを出発し、再びフランスはルヴェルを目指す第10ステージ、スタート直後に今大会最標高地点「アンリ・デグランジュ記念賞」に設定された1級ポール・ダンヴァリラを越えなければならない。

0kmアタックはブリース・フェイユー(フォルテュネオ・ヴィタルコンセプト)が幕を開けアンヴァリラを登る、山頂まで残り5km地点でルイ・コスタ(ランプレ・メリダ)が独走し濃霧の中そのまま1位通過した。下りでヴィンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ プロチーム)、マイケル・マシューズ(オリカ・バイクエクスチェンジ)、ポイント狙いのペーター・サガン(ティンコフ)が追いつき4選手での先頭グループが形成された。

その後、逃げグループは15選手になりメイン集団から6分程度の差を保つ。小雨降る中、中間スプリントポイントはサガンが争うことなく一番目に通過、マイヨ・ヴェールをマーク・カヴェンディッシュ(ディメンションデータ)から取り返し、この日の敢闘賞を獲得した。イアム サイクリングやディレクトエネルジーがメイン集団を牽引しペースアップをはかるも、残り25km地点でまだ4分の差がついている。

先頭集団では横風を利用したサガンのペースアップで分断が発生、7選手が抜け出した。全員がサガンをマークする中、3級コート・ド・サン・フェロルを登り短い下りをやり過ごし、最初にフレフ・ヴァンアーヴェルマート(ビーエムシー レーシングチーム)が仕掛け、エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ディメンションデータ)らが加速し、集団スプリントでゴールを狙う。チームメイト2人と共に逃げに乗り、アシストを受け続けたマイケル・マシューズ(オリカ・バイクエクスチェンジ)がツール区間初優勝を果たした。マイヨ・ジョーヌは変動なく9分39秒後に集団ゴールをした。

「夢が叶った!ルーク・ダーブリッジとダリル・インピーの2人が素晴らしい仕事をしてくれた、彼らが何度も偉大なライバルたちにアタックをしてくれた」(マイケル・マシューズ、ツール公式サイトより)

第10ステージ結果

1 マイケル・マシューズ(オリカ・バイクエクスチェンジ/オーストラリア)in 04h 22' 38''
2 ペーター・サガン(ティンコフ/スロバキア)at 00' 00''
3 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ディメンションデータ/ノルウェー)at 00' 00''
4 フレフ・ヴァンアーヴェルマート(ビーエムシー レーシングチーム/ベルギー)at 00' 00''
5 サミュエル・ドゥムラン(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00' 00''
6 ダリル・インピー(オリカ・バイクエクスチェンジ/南アフリカ)at 00' 02''
7 ルーク・ダーブリッジ(オリカ・バイクエクスチェンジ/オーストラリア)at 01' 10''
8 ダミアーノ・カルーゾ(ビーエムシー レーシングチーム/イタリア)at 03' 01''
9 ゴルカ・イサギーレインサウスティ(モヴィスター チーム/スペイン)at 03' 10''
10 トニー・ギャロパン(ロット・ソウダル/フランス)at 03' 10''
・・・
25 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)at 09' 39''
26 リッチー・ポート(BMC レーシングチーム/オーストラリア)at 09' 39''
29 ダニエル・マーティン(エティクス・クイックステップ/アイルランド)at 09' 39''
32 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 09' 39''
34 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)at 09' 39''
43 アダム・イェーツ(オリカ・バイクエクスチェンジ/イギリス)at 09' 39''
56 新城 幸也(ランプレ・メリダ/日本)at 09' 39''
60 ロマン・クロイツィゲル(ティンコフ/チェコ)at 09' 39''
61 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 09' 39''
64 ティージェイ・ヴァンガーデレン(BMC レーシングチーム/アメリカ)at 09' 39''

個人総合順位

1 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)in 49h 08' 20''
2 アダム・イェーツ(オリカ・バイクエクスチェンジ/イギリス)at 00' 16''
3 ダニエル・マーティン(エティクス・クイックステップ/アイルランド)at 00' 19''
4 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 00' 23''
5 ホアキン・ロドリゲス(チーム カチューシャ/スペイン)at 00' 37''
6 バウク・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)at 00' 44''
7 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00' 44''
8 セルジオルイス・エナオモントーヤ(チーム スカイ/コロンビア)at 00' 44''
9 ルイ・メインチェス(ランプレ・メリダ/南アフリカ)at 00' 55''
10 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)at 01' 01''
・・・
11 ティージェイ・ヴァンガーデレン(BMC レーシングチーム/アメリカ)at 01' 01''
12 ロマン・クロイツィゲル(ティンコフ/チェコ)at 01' 16''
13 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)at 01' 23''
14 リッチー・ポート(BMC レーシングチーム/オーストラリア)at 02' 10''
27 ティボ・ピノ(エフデジ/フランス)at 15' 39''
123 新城 幸也(ランプレ・メリダ/日本)at 01h 37' 40''

ポイント賞

1 ペーター・サガン(ティンコフ/スロバキア)242 pts
2 マーク・カヴェンディッシュ(ディメンションデータ/イギリス)204 pts
3 マルセル・キッテル(エティクス・クイックステップ/ドイツ)182 pts

山岳賞

1 ティボ・ピノ(エフデジ/フランス)80 pts
2 ラファル・マイカ(ティンコフ/ポーランド)77 pts
3 トム・デュムラン(チーム ジャイアント・アルペシン/オランダ)58 pts

新人賞

1 アダム・イェーツ(オリカ・バイクエクスチェンジ/イギリス)in 49h 08' 36''
2 ルイ・メインチェス(ランプレ・メリダ/南アフリカ)at 00' 39''
3 ワレン・バルギル(チーム ジャイアント・アルペシン/フランス)at 02' 35''

チーム総合順位

1 BMC レーシングチーム (アメリカ)in 147h 13' 33''
2 モヴィスター チーム(スペイン)at 06' 20''
3 チーム スカイ(イギリス)at 08' 50''

総合敢闘賞

32 ペーター・サガン(ティンコフ/スロバキア)

第10ステージのリタイア

86 セバスティアン・ラングフェルド(キャノンデール・ドラパックプロサイクリングチーム/オランダ)

J SPORTS編集部

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