【ツール・ド・フランス2016 第18ステージ結果速報】クリス・フルームに死角なし！山岳TTでも圧倒的な強さで区間勝利！

アルプス4連戦の2日目は12年ぶりの復活で話題となった山岳TT。全長17kmのコースは勾配が小刻みに変化し、コースアウトする選手が続出した一筋縄ではいかない難コース。

序盤にターゲットタイムを出したのはニコラ・エデ（コフィディス、ソリュシオンクレディ）の32分37秒、ポルトガルチャンピオンジャージをまとったネルソン・オリヴェイラ（モヴィスター チーム）をはじめ、ロメン・シカール（ディレクトエネルジー）、トーマス・デヘント（ロット・ソウダル）などが次々とタイムを更新していく。

第13ステージのITTで区間優勝したトム・デュムラン（チーム ジャイアント・アルペシン）が中間計測のタイムを全て更新しながら31秒台（31分04秒）でフィニッシュ、暫定トップへと躍り出た。

総合勢ではリッチー・ポート（BMC レーシングチーム）が第一計測ポイントでデュムランより9秒早く通過、『ベルナール・イノー賞』を獲得。フィニッシュタイムにも期待が持たれたが最終的に12秒遅れ、直前にゴールしたファビオ・アル（アスタナ プロチーム）を抜き暫定2位となった。

最後にスタートしたクリス・フルーム（チーム スカイ）は最後の最後で一人30分台（30分43秒）を叩き出し、文句なしのステージ勝利を手にした。連日タイムを失い続けているナイロ・キンタナは31分53秒でフィニッシュ、及第点ともいえる結果でバウク・モレマ（トレック・セガフレード）やアダム・イェーツ（オリカ・バイクエクスチェンジ）との差は縮めたがマイヨ・ジョーヌからは遠ざかった。

「フルームが最高なのは既に証明されているから、総合での表彰台を狙っていく。幸いなことに得意とする山岳ステージがまだ残っている、不運は過ぎ去ったと思いたい」（リッチー・ポート、ツール公式サイトより）

第18ステージ結果

１　クリス・フルーム（チーム スカイ／イギリス）in 30' 43''
２　トム・デュムラン（チーム ジャイアント・アルペシン／オランダ）at 00' 21''
３　ファビオ・アル（アスタナ プロチーム／イタリア）at 00' 33''
４　リッチー・ポート（BMC レーシングチーム／オーストラリア）at 00' 33''
５　ロメン・バルデ（アージェードゥゼール・ラ・モンディアル／フランス）at 00' 42''
６　トーマス・デヘント（ロット・ソウダル／ベルギー）at 01' 02''
７　ヨン・イサギーレインサウスティ（モヴィスター チーム／スペイン）at 01' 03''
８　ホアキン・ロドリゲス（チーム カチューシャ／スペイン）at 01' 05''
９　ルイ・メインチェス（ランプレ・メリダ／南アフリカ）at 01' 08''
10　ナイロ・キンタナ（モヴィスター チーム／コロンビア）at 01' 10''
・・・
13　ロマン・クロイツィゲル（ティンコフ／チェコ）at 01' 20''
16　アダム・イェーツ（オリカ・バイクエクスチェンジ／イギリス）at 01' 23''
17　バウク・モレマ（トレック・セガフレード／オランダ）at 01' 25''
18　ダニエル・マーティン（エティクス・クイックステップ／アイルランド）at 01' 28''
141 新城 幸也（ランプレ・メリダ／日本）at 05' 01''

個人総合順位

１　クリス・フルーム（チーム スカイ／イギリス）in 77h 55' 53''
２　バウク・モレマ（トレック・セガフレード／オランダ）at 03' 52''
３　アダム・イェーツ（オリカ・バイクエクスチェンジ／イギリス）at 04' 16''
４　ナイロ・キンタナ（モヴィスター チーム／コロンビア）at 04' 37''
５　ロメン・バルデ（アージェードゥゼール・ラ・モンディアル／フランス）at 04' 57''
６　リッチー・ポート（BMC レーシングチーム／オーストラリア）at 05' 00''
７　ファビオ・アル（アスタナ プロチーム／イタリア）at 06' 08''
８　アレハンドロ・バルベルデ（モヴィスター チーム／スペイン）at 06' 37''
９　ルイ・メインチェス（ランプレ・メリダ／南アフリカ）at 07' 15''
10　ダニエル・マーティン（エティクス・クイックステップ／アイルランド）at 07' 18'' ・・・
12　ロマン・クロイツィゲル（ティンコフ／チェコ）at 08' 23''
17　ティージェイ・ヴァンガーデレン（BMC レーシングチーム／アメリカ）at 27' 54''
114 新城 幸也（ランプレ・メリダ／日本）at 03h 00' 24''

ポイント賞

１　ペーター・サガン（ティンコフ／スロバキア）425 pts
２　マルセル・キッテル（エティクス・クイックステップ／ドイツ）228 pts
３　ブライアン・コカール（ディレクトエネルジー／フランス）156 pts

山岳賞

１　ラファル・マイカ（ティンコフ／ポーランド）173 pts
２　トーマス・デヘント（ロット・ソウダル／ベルギー）90 pts
３　イルヌール・ザカリン（チーム カチューシャ／ロシア）78 pts

新人賞

１　アダム・イェーツ（オリカ・バイクエクスチェンジ／イギリス）in 78h 00' 09''
２　ルイ・メインチェス（ランプレ・メリダ／南アフリカ）at 02' 59''
３　ワレン・バルギル（チーム ジャイアント・アルペシン／フランス）at 31' 38''

チーム総合順位

１　モヴィスター チーム（スペイン）in 233h 58' 34''
２　チーム スカイ（イギリス）at 03' 23''
３　BMC レーシングチーム （アメリカ）at 17' 21''