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【ツール・ド・フランス2017 第2ステージ結果速報】雨の中ゴール手前30kmで集団落車、集団スプリントを通算10勝目のキッテルが制す!
ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部写真:ゴール手前30kmで起きた集団落車
薄曇りのデュッセルドルフの街中をパレードランで流し、203.5km先のリエージュを目指す第2ステージ。スタート直後とゴール手前にある4級山岳を二つ越えるため山岳賞争いも始まる。
ゼロキロファーストアタックで飛び出したのはローラン・ピション(チームフォルテュネオ・オスカロ)、トマ・ブダ(ディレクトエネルジー)の2選手、集団は動かずテイラー・フィニー(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム)、ヨアン・オフレド(ワンティ・グループゴペール)がジャンプし4選手での逃げが形成、メイン集団は3分程度のタイム差でレースは進む。
フィニーがスタートから6.5km地点及び183km地点の4級山岳を1位通過し山岳賞を確定させた。大勢の観客が沿道を埋め尽くす中、街から街へとプロトンは進み中間スプリントポイントをブダが1位通過、メイン集団ではアレクサンドル・クリストフ(チーム カチューシャ・アルペシン)が先頭通過。ゴールまで140kmの地点で雨あしは強まり、レインウェア着用の選手も増える。
ラスト30km地点のラウンドアバウトでメイン集団前方の選手が横滑りし、大規模な集団落車が発生。クリス・フルーム、ゲラント・トーマス(共にチーム スカイ)、ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)、リッチー・ポート(ビーエムシー レーシングチーム)、アンドレイ・アマドール(モヴィスター チーム)らが巻き込まれるも全員レースに復帰、ラスト25km地点で落車した選手たちは集団に合流した。
ラスト20kmの4級山岳で飛び出したフィニーが独走体制に入るとオフレドが加わり2選手で逃げ、ピションとブダはラスト14kmでメイン集団に吸収された。メイン集団は各チームがトレインを組み40秒程度先行する逃げを追いかける。ラスト5kmで30秒差、ティボ・ピノ(エフデジ)やトニー・ギャロパン(ロット・ソウダル)らが遅れはじめ、アンダーパスを通り残り1.2kmで逃げを吸収、キャリア10年目でツール初出場を果たしたオフレドが敢闘賞を手にした。アンドレ・グライペル擁するロット・ソウダルのトレインが先頭でフラムルージュを抜け、チーム ロットNL・ユンボ、チームサンウェブ、ボーラ・ハンスグローエ、エフデジが好位置でゴールを目指す。
ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)が早い時点で先頭に押し出され、後方からナセル・ブアニ(コフィディス、ソリュシオンクレディ)、ソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ)、アルノー・デマール(エフデジ)、ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ロットNL・ユンボ)、グライペルが駆け上がる。外側からマルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ)とマーク・カヴェンディッシュ(チーム ディメンションデータ)が加速、迫力の集団スプリントはそのままキッテルが1位でゴール、ドイツ出発のステージをツール通算10勝目のドイツ人が制した。
「このステージで勝てたことが本当に嬉しい!スタート地でのたくさんの声援は信じられないほどに素晴らしかった。だから本当に勝ちたかったんだ」(キッテル勝利後インタビュー)
第2ステージ結果
1 マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ/ドイツ)in 4h 37'06''
2 アルノー・デマール(エフデジ/フランス)at 00'00''
3 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)at 00'00''
4 マーク・カヴェンディッシュ(チーム ディメンションデータ/イギリス)at 00' 00''
5 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ロットNL・ユンボ/オランダ)at 00' 10''
6 ソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ/イタリア)at 00' 00''
7 ベン・スウィフト(UAEチームエミレーツ/イギリス)at 00' 00''
8 ナセル・ブアニ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/フランス)at 00' 00''
9 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)at 00' 00''
10 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア) at 00' 00''
・・・
23 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 00' 00''
個人総合順位
1 ゲラント・トーマス(チーム スカイ/イギリス)in 4h 53'10''
2 シュテファン・キュンク(ビーエムシー レーシングチーム/スイス)at 00'05''
3 マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ/ドイツ)at 00'06''
4 ヴァシル・キリエンカ(チーム スカイ/ベラルーシ)at 00'07''
5 マッテオ・トレンティン(クイックステップフロアーズ/イタリア)at 00' 10''
6 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)at 00' 12''
7 ヨス・ファンエムデン(チーム ロットNL・ユンボ/オランダ)at 00' 15''
8 ミカル・クヴィアトコウスキー(チーム スカイ/ポーランド)at 00' 15''
9 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ディメンションデータ/ノルウェー)at 00' 16''
10 ニキアス・アルント(チームサンウェブ /ドイツ) at 00' 16''
・・・
17 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)at 00'25''
20 ロベルト・ヘーシンク(チーム ロットNL・ユンボ/オランダ)at 00' 31''
44 リッチー・ポート(ビーエムシー レーシングチーム/オーストラリア)at 00'47''
48 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 00'48''
54 ティボ・ピノ(エフデジ/フランス)at 00'50''
56 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00'51''
59 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)at 00'52''
62 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)at 00'54''
146 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 01'46''
ポイント賞
1 マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ/ドイツ)63 pts
2 アルノー・デマール(エフデジ/フランス)38 pts
3 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)25 pts
山岳賞
1 テイラー・フィニー(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム/アメリカ)2 pts
新人賞
1 シュテファン・キュンク(ビーエムシー レーシングチーム/スイス)in 4h 53' 15''
2 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00' 20''
3 アレクセイ・ルツェンコ(アスタナ プロチーム/カザフスタン)at 00' 24''
チーム総合順位
1 チーム スカイ(イギリス)in 14h 39'49''
2 クイックステップフロアーズ(ベルギー)at 00' 37''
3 チームサンウェブ(ドイツ)at 00' 58''
敢闘賞
205 ヨアン・オフレド(ワンティ・グループゴペール/フランス)
第2ステージのリタイア
83 ルーク・ダーブリッジ(オリカ・スコット/オーストラリア)
J SPORTS 編集部
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