人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
ツール・ド・フランスのスタート地点には、「ヴィラージュ(Virage)」なる施設が置かれている。大抵、スタート地点の近くか、各チームの関係車両が駐車するパドックに隣接される。
写真:毎日大賑わいのヴィラージュ
ここに入ることができるのは、選手や招待客、スポンサーなど、大会関係者を証明するパスを持った者のみ。ありがたいことに、われわれプレスも入場許可にあずかっている。
写真:第4ステージスタート前にはフランク・シュレクもヴィラージュに現れた
この中は、大会の大手スポンサーによるブースが設置され、企業PRを行いながら、コーヒーや軽食のおもてなし、椅子とテーブルが用意されたラウンジが簡易的に設けられている。理髪店やパフォーマーの練り歩きなど、ユニークなサービスや催しがあるのも特徴的だ。かつてはスタート地の特産品が振る舞われたりもしていたそうだが、最近はそれは減っているようで、スポンサー企業の宣伝活動の側面が大きくなってきているという。
写真:ヴィラージュ訪問の証にサインをするアンジェロ・テュリク
スタートまでの時間を有効活用しようと選手がふらりと入ってくることも多い。彼らがヴィラージュを訪れた証にと、サインボードも用意されている。また、選手たちが毎朝登壇する出走サイン台の裏側に、ヴィラージュへとつながる花道を設けていたりもする。
写真:サイン台から続く花道を行くトマ・ヴォクレール
そして、ビッグなゲストが招待されることは日常茶飯事。ルクセンブルクをスタートした第4ステージでは、フランクとアンディのシュレク兄弟が現れ、さらにはルクセンブルク大公のアンリ殿下まで。特設ステージでツールの自国通過を祝ったのだが、この日ばかりは警察やボディーガードが多数出入りしていて物々しい雰囲気だった。
写真:第4ステージスタート前の特設ステージ。ルクセンブルク大公アンリ殿下(右から2人目)も登壇した
関係者同士の社交場であるヴィラージュ。筆者も毎日、朝食がてらコーヒーとパン、フライドポテトを食べに通っていることはココだけの話。1日の活力源として、欠かせないスポットとなっている。
写真:パフォーマーも盛り上げに一役
万に一つではあるが、朝寝坊して身支度ができなかった時には、理髪店でひげを整えてもらうのも一つの手だなんて思うのは、あまりにも虫のいい話だろうか!?
写真:理髪店では髪のカットやひげのセットをしてもらえる
福光 俊介
ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
11月11日 午後7:00〜
-
Cycle*2024 UCI世界選手権大会 男子エリート ロードレース
9月29日 午後5:25〜
-
10月12日 午後9:00〜
-
Cycle* J:COM presents 2024 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
11月2日 午後2:30〜
-
【先行】Cycle*2024 宇都宮ジャパンカップ サイクルロードレース
10月20日 午前8:55〜
-
【限定】Cycle* ツール・ド・フランス2025 ルートプレゼンテーション
10月29日 午後6:55〜
-
Cycle*2024 ブエルタ・ア・エスパーニャ 第17ステージ
9月4日 午後9:50〜
-
10月10日 午後9:15〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!