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サイクル ロードレース コラム 2017年7月8日

【ツール・ド・フランス2017 第7ステージ結果速報】213.5kmの決着はわずか6mm、0.0003秒差でキッテルが勝利!総合勢は変動なし

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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写真:逃げ続ける4人の選手とひまわり

翌日にジュラ山脈を控える213.5kmの長距離移動平坦ステージ、トロワをからニュイ=サン=ジョルジュまで、ぶどう畑の横風危険区域を193人のプロトンは駆け抜ける。

ゼロキロファーストアタックで飛びたしたのはマヌエーレ・モーリ(UAEチームエミレーツ)、ヨアン・ジェーヌ(ディレクトエネルジー)、ディラン・ファンバーレ(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム)、マキシム・ブエ(チームフォルテュネオ・オスカロ)の4選手、この日も逃げは1回のアタックで決まった。

メイン集団は連日の通りラルスイティング・バク(ロット・ソウダル)、オリヴィエ・ルガック(エフデジ)、ジュリアン・ヴェルモト(クイックステップフロアーズ)らが牽引、先頭グループまで最大で3分40秒、2~3分のタイム差で終始コントロール。中間スプリントポイントはモーリが1位通過、メイン集団は新城幸也がリードアウトしたソンニ・コロブレッリ(共にバーレーン・メリダ)が先頭で、アレクサンドル・クリストフ(チーム カチューシャ・アルペシン)、アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル)が続いた。

残り82km地点で風が吹きすさび、のんびりした雰囲気が一転、メイン集団に緊張感が高まる。危険回避の先頭争いと下り坂が重なり速度がぐんぐんあがると先頭グループまでのタイム差は一気に縮まる。4級山岳ポイントはブエが先頭通過、広い直線道路に出るとメイン集団から逃げグループが目視できるほどになった。総合勢のチーム スカイ、アスタナ プロチーム、ビーエムシー レーシングチーム、アージェードゥゼール・ラ・モンディアルなどのトレインがメイン集団の先頭に変わると徐々にペースが落ち着き、気がつけば風もやんでいた。

ゴールまで13kmでタイム差が1分、そろそろ逃げを掴まえたいスプリンターを抱えるチームがメイン集団を牽引、ラスト6km地点でこの日敢闘賞を獲得したファンバーレを含む逃げを吸収し、追い風の中ゴールを目指し加速する。広い一本道だが中央分離帯の罠が続く中、ラスト3kmを時速75km/hで各チームのトレインが駆け抜ける。

クリストフを送り込みたいカチューシャが、マイヨ・ヴェール着用のアルノー・デマールを勝たせたいエフデジが、好調マルセル・キッテルのクイックステップが、マイケル・マシューズ擁するチームサンウェブが次々と先頭を駆り、フラムルージュをエドヴァルド・ボアッソンハーゲンのチーム ディメンションデータが1番に抜けるとクイックステップが再び先頭へ。ラスト200mでボアッソンハーゲンとクリストフがスプリントを開始、このままボアッソンハーゲンが1位でゴールかと思われたがクリストフの後ろから加速したキッテルがボアッソンハーゲンとわずか6mm、0.0003秒差でステージ勝利をもぎ獲った。キッテルは本大会3勝目、ツール通算12勝でドイツ人最多となり、ポイント賞でもデマールを15ポイント上回りマイヨ・ヴェールを獲得。また、総合勢は集団ゴールしたため変動はなかった。

「フィニッシュラインを越えたとき、勝ったかどうかはわからなかった。ラスト200mでスプリントしたけど150mしかなかったからゴールラインの3m先をゴールだと思って踏んだ、勝ててよかった。チームのリードアウトも素晴らしかった」(キッテル勝利後インタビュー)

第7ステージ結果

1 マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ/ドイツ)in 5h 03'18''
2 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(チーム ディメンションデータ/ノルウェー)at 00' 00''
3 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)at 00'00''
4 アレクサンドル・クリストフ(チーム カチューシャ・アルペシン/ノルウェー)at 00'00''
5 ジョン・デゲンコルブ(トレック・セガフレード/ドイツ)at 00'00''
6 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ロットNL・ユンボ/オランダ)at 00'00''
7 リュトガー・ゼーリッヒ(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)at 00'00''
8 ナセル・ブアニ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/フランス)at 00'00''
9 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)at 00'00''
10 ダニエル・マクレイ(チームフォルテュネオ・オスカロ/イギリス)at 00'00''
・・・
11 アルノー・デマール(エフデジ/フランス)at 00'00''
18 ソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ/イタリア)at 00'00''
42 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 00'00''

個人総合順位

1 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)in 28h 47'51''
2 ゲラント・トーマス(チーム スカイ/イギリス)at 00'12''
3 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)at 00'14''
4 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)at 00'25''
5 リッチー・ポート(ビーエムシー レーシングチーム/オーストラリア)at 00'39''
6 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)at 00'43''
7 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00'47''
8 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)at 00'52''
9 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 00'54''
10 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)at 01'01''
・・・
11 リゴベルト・ウラン(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム/コロンビア)at 01'01''
12 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 01'07''
13 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 01'24''
97 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 14'56''

ポイント賞

1 マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ/ドイツ)197 pts
2 アルノー・デマール(エフデジ/フランス)182 pts
3 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)123 pts

山岳賞

1 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)10 pts
2 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)8 pts
3 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)6 pts

新人賞

1 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)in 28h 48'34''
2 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00'24''
3 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 00'41''

チーム総合順位

1 チーム スカイ(イギリス)in 86h 24'35''
2 ビーエムシー レーシングチーム(アメリカ)at 01'59''
3 アージェードゥゼール・ラ・モンディアル(フランス)at 03'21''

敢闘賞

189 ディラン・ファンバーレ(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム/オランダ)

第7ステージのリタイア

なし

J SPORTS編集部

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