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【ツール・ド・フランス2017 第10ステージ結果速報】キッテルが圧倒的な強さを見せ4勝目、フルームがマイヨ・ジョーヌ着用50日達成!
ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部写真:今大会4勝目をあげたマルセル・キッテル
休息日にリタイアを発表したラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ)を欠く180選手が、ペリグーからベルジュラックまで4級峠を2つ越える178km平坦ステージ。
ゼロキロファーストアタックで飛びたしたのはヨアン・オフレド(ワンティ・グループゴペール)ただ1人。3km経過したところでエリー・ジェスベール(チームフォルテュネオ・オスカロ)合流し2人での逃げグループが形成された。
メイン集団は連日と同じジュリアン・ヴェルモト(クイックステップフロアーズ)、ラルスイティング・バク(ロット・ソウダル)、ほかティアゴ・マシャド(チーム カチューシャ・アルペシン)らが牽引しタイム差最大5分35秒で追走、レース開始からの1時間の平均時速は45.5km/h。
2つの4級山岳ポイントはこの日、敢闘賞を獲得したジェスベールが先頭通過、中間スプリントポイントはオフレドが先行、3分後のメイン集団ではアンドレ・グライペル(ロット・ソウダル)、マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ)、アレクサンドル・クリストフ(チーム カチューシャ・アルペシン)の順番で通過した。
マシャド、トーマス・デヘント(ロット・ソウダル)、ルイス・マテマルドネス(コフィディス、ソリュシオンクレディ)が先頭交代しながら逃げの2選手とのタイム差を2~3分で追いかけ、ラスト30kmを切るとじわじわと距離を詰めゴールまで6.9km地点で吸収。各チームがトレインを組み滑るようにロータリーを越え、中央分離帯を避けゴールを目指す。
ラスト3kmの橋を先頭で渡るのはロット・ソウダルのトレイン、後ろにはディレクトエネルジー、チーム カチューシャ・アルペシンと続く。時速62km/hで左カーブを曲がりフラムルージュを抜け、90度カーブを2回曲がるとマルコ・ハラーがクリストフ(共にチーム カチューシャ・アルペシン)をリードアウト、ナセル・ブアニ(コフィディス、ソリュシオンクレディ)の番手からダニエル・マクレイ(チームフォルテュネオ・オスカロ)が飛び出すとその背後からキッテルが圧倒的な加速で他者を引き離し、ゴールラインへ両腕をあげて飛び込んだ。キッテルは本大会4勝目、ツール通算13勝目、ドイツ人最多勝利を更新した。
また、総合勢も同タイムで集団ゴール、変動はなかった。クリス・フルーム(チーム スカイ)はマイヨ・ジョーヌ通算50日着用となりジャック・アンクティル氏の記録と並んだ。
「10ステージ中、4勝だなんて信じられないくらいだ!今、最高な状態で人生で1番ベストなツールを過ごしている。ヴェルモトの毎日の働きは驚異だ、素晴らしいチームのサポートのおかげ」(キッテル勝利後インタビュー)
第10ステージ結果
1 マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ/ドイツ)in 04h 01'00''
2 ジョン・デゲンコルブ(トレック・セガフレード/ドイツ)at 00'00''
3 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ロットNL・ユンボ/オランダ)at 00'00''
4 リュドガー・ゼーリッヒ(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)at 00'00''
5 アレクサンドル・クリストフ(チーム カチューシャ・アルペシン/ノルウェー)at 00'00''
6 ナセル・ブアニ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/フランス)at 00'00''
7 ダニエル・マクレイ(チームフォルテュネオ・オスカロ/イギリス)at 00'00''
8 ピーテル・ヴァンスペイブラウク(チームフォルテュネオ・オスカロ/ベルギー)at 00'00''
9 ソンニ・コロブレッリ(バーレーン・メリダ/イタリア)at 00'00''
10 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(チーム ディメンションデータ/ノルウェー)at 00'00''
・・・
11 トマ・ブダ(ディレクトエネルジー/フランス)at 00'00''
12 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)at 00'00''
13 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)at 00'00''
24 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 00'00''
個人総合順位
1 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)in 42h 27'28''
2 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)at 00'18''
3 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00'51''
4 リゴベルト・ウラン(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム/コロンビア)at 00'55''
5 ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム/デンマーク)at 01'37''
6 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)at 01'44''
7 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)at 02'02''
8 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 02'13''
9 ミケル・ランダ(チーム スカイ/スペイン)at 03'06''
10 ジョージ・ベネット(チーム ロットNL・ユンボ/ニュージーランド)at 03'53''
・・・
11 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 05'00''
12 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)at 05'15''
13 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 05'30''
115 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 1h 12'54''
ポイント賞
1 マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ/ドイツ)275 pts
2 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)173 pts
3 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)150 pts
山岳賞
1 ワレン・バルギル(チームサンウェブ/フランス)60 pts
2 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ロットNL・ユンボ/スロベニア)30 pts
3 アレクシス・ヴュイエルモー(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)27 pts
新人賞
1 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)in 42h 29'30''
2 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 02'58''
3 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 03'28''
チーム総合順位
1 チーム スカイ(イギリス)in 127h 28'25''
2 アージェードゥゼール・ラ・モンディアル(フランス)at 07'12''
3 アスタナ プロチーム(カザフスタン)at 26'17''
敢闘賞
214 エリー・ジェスベール(チームフォルテュネオ・オスカロ/フランス)
第10ステージのリタイア
115 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)
J SPORTS 編集部
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