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サイクル ロードレース コラム 2017年7月13日

【ツール・ド・フランス2017 第11ステージ結果速報】大逃げの夢をみせたボドナールはゴール目前で吸収、集団スプリントをキッテルが制す

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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写真:エスケープした3人の選手、先頭はボドナール

ピレネー山脈を翌日に控えた平坦ステージ、エイメから203.5km先のポーを目指す。ゼロキロファーストアタックで飛び出したのはマルコ・マルカート(UAEチームエミレーツ)、マチェイ・ボドナール(ボーラ・ハンスグローエ)、フレデリック・バカールト(ワンティ・グループゴペール)の3選手。メイン集団は早々に蓋をし、連日の通りクイックステップフロアーズとロット・ソウダルが牽引する形となった。

最初の100kmを時速42.9km/hで進み、メイン集団とのタイム差は最大4分44秒、途中小雨がぱらついたりはしたもののすぐにやんだ。補給地点でペーリ・ケムヌール(ディレクトエネルジー)、ダリオ・カタルド、ヤコブ・フグルサング(共にアスタナ プロチーム)、ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)、ジョン・デゲンコルブ(トレック・セガフレード)らが落車し、カタルドは手首を痛めその場でリタイアとなった。

中間スプリントポイントはマルカートが先頭、メイン集団ではアレクサンドル・クリストフ(チーム カチューシャ・アルペシン)、マイケル・マシューズ(チームサンウェブ)、マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ)の順番で通過。4級山岳ポイントはバカールトが獲得。ゴールに近くにつれ、風が強まり分断を恐れたメイン集団の中に緊張感が走る。速度があがり逃げまでのタイム差が1分程度まで縮み、つかず離れずでレースは進む。

タイム差が25秒まで迫ったラスト28km地点、ボドナールが単独逃げに出る。再び1分半程度の差をつけられたメイン集団はフィリップ・ジルベールやジュリアン・ヴェルモト、ジャック・バウアー(共にクイックステップフロアーズ)らが牽引し追いかける。フラムルージュを駆け抜けゴールまであと300mを切ったところでボドナールは集団スプリントの波に飲み込まれたが、敢闘賞を獲得した。

エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(チーム ディメンションデータ)が最初にゴールを目掛け加速すると番手のマシューズが右から抜きにかかる。6番目に位置していたマルセル・キッテルが左側から一気に差し込み、右腕をあげながらフィニッシュラインに飛び込んだ。キッテルは本大会5勝目、ツール通算14勝目、ドイツ人最多勝利を更新した。また総合勢も集団ゴールし、変動はなかった。

「チームメイトが最後のスプリントのために牽引し続けてくれたおかげで勝つことができた、満ち足りた気分だ」(キッテル勝利後インタビュー)

「チームはエース(サガンとマイカ)を失ったので、自分でステージ優勝を狙いに行った。ラスト1kmではそれが叶うと信じて行ったけど、あと200mが遠かった」(ボドナール、レース後インタビュー)

第11ステージ結果

1 マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ/ドイツ)in 04h 34'27''
2 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ロットNL・ユンボ/オランダ)at 00'00''
3 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(チーム ディメンションデータ/ノルウェー)at 00'00''
4 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)at 00'00''
5 ダニエル・マクレイ(チームフォルテュネオ・オスカロ/イギリス)at 00'00''
6 ダヴィデ・チモライ(エフデジ/イタリア)at 00'00''
7 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)at 00'00''
8 ナセル・ブアニ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/フランス)at 00'00''
9 ベン・スウィフト(UAEチームエミレーツ/イギリス)at 00'00''
10 ダニーロ・ウィス(ビーエムシー レーシングチーム/スイス)at 00'00''
・・・
61 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 00'00''

個人総合順位

1 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)in 47h 01'55''
2 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)at 00'18''
3 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00'51''
4 リゴベルト・ウラン(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム/コロンビア)at 00'55''
5 ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム/デンマーク)at 01'37''
6 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)at 01'44''
7 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)at 02'02''
8 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 02'13''
9 ミケル・ランダ(チーム スカイ/スペイン)at 03'06''
10 ジョージ・ベネット(チーム ロットNL・ユンボ/ニュージーランド)at 03'53''
・・・
11 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 05'00''
12 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)at 05'15''
13 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 05'30''
113 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 01h 13'14''

ポイント賞

1 マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ/ドイツ)335 pts
2 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)202 pts
3 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)171 pts

山岳賞

1 ワレン・バルギル(チームサンウェブ/フランス)60 pts
2 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ロットNL・ユンボ/スロベニア)30 pts
3 アレクシス・ヴュイエルモー(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)27 pts

新人賞

1 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)in 47h 03'57''
2 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 02'58''
3 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 03'28''

チーム総合順位

1 チーム スカイ(イギリス)in 141h 11'46''
2 アージェードゥゼール・ラ・モンディアル(フランス)at 07'12''
3 アスタナ プロチーム(カザフスタン)at 26'17''

敢闘賞

112 マチェイ・ボドナール(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)

第11ステージのリタイア

52 ダリオ・カタルド(アスタナ プロチーム)

J SPORTS編集部

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