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「彼はクリスが遅れてしまっているのを知らずにボーナスタイムを稼ごうとしただけだよ」
第12ステージは、チームスカイの思い通りには運ばなかった。
スタートからの214キロが見せ場や戦略的な要素を欠いていたとしても、フィニッシュ前最後の激坂ペイラギュードの出来事はすべてを埋め合わせるのに十分だった。クリス・フルーム(チームスカイ)がマイヨ・ジョーヌを失ったのはキャリアでわずか2度目だった。さらに、5年前のチームスカイの物議を醸した事件も思い起こされる出来事が起こったのだ。
2012年のツールドフランス。当時のチームメイトであり総合リーダーでもあったブラッドリー・ウィギンズを山岳で牽引していた際のフルームの走りは今も語り草となっている。全く同じではないにしろ、第12ステージの最後の急勾配に苦戦したフルームに対するミケル・ランダ(チームスカイ)の走りに疑問の声もある。
自身も総合トップ10に入っているランダは、この日フルームのアシスト勢の中で最後まで残ってフルームを牽引したが、フルームが後ろで苦戦しているのを確認することなく、ステージ4位でフィニッシュした。
「最後の200メートルはスプリントになった。ステージ優勝はもう決まり、どんどんタイムを失っている状況だった。後ろを振り返ることなんて思いも浮かばなかった」
ランダは、フルームをアシストするという役目がなかったら、ステージ優勝もあり得たと話す。
「とてもいい調子だった。そしてもっと前に行けていたら、ステージ優勝もあり得たかもしれない。勝てたかどうかはわからないけど、少なくとも優勝争いに加わることはできたと思う」
チームスカイのディレクター、ニコラス・ポータルは以下のようにコメントした。
「ミケルを責めてはいない。彼は今日信じられないほどの良い仕事をしたよ。彼はクリスが遅れてしまっているのを知らずにボーナスタイムを稼ごうとしただけだよ」
現在、フルームはファビオ・アル(アスタナ プロチーム)と6秒差の総合2位、ランダは2分55秒遅れの総合7位だ。
ポータルはチームにとっては良い状況だと付け加えた。
「総合上位勢に有力選手が2人いるのはすごく良いことだよ。レースが激しい展開になってコントロールしにくくなった時でも、いくつかの戦略のオプションが持てるからね」
盤石の体制に綻びが見えたチームスカイ。マイヨ・ジョーヌ争いが激しさを増しそうだ。
引用:http://www.cyclingnews.com/news/shades-of-wiggins-controversy-as-landa-rides-away-from-froome-at-peyragudes/
翻訳協力者:坂田裕希/家徳悠介
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