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【ツール・ド・フランス2017 第15ステージ結果速報】バウク・モレマがラスト30kmを単独走でステージ勝利!フルームは総合首位をキープ
ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部写真:新人賞リーダーをキープするイェーツ
2週目を締めくくる中央山塊2日目、レサック=セヴェラック・レグリーズから4つの山岳と無名峠を登り189.5km先のル・ピュイ=アン=ヴレーを目指す、逃げ切りに最適なアップダウンコース。
ゼロキロファーストアタックでトニー・マルティン(チーム カチューシャ・アルペシン)やマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ着用のワレン・バルギル(チームサンウェブ)ら10選手が飛び出し、少しだけタイム差をつけた。メイン集団は逃げに乗り損ねたトレック・セガフレードが牽引、ハイペースのままスタートから20km地点にある1級モンテ・ド・ナーヴ・ドーブラーックへ突入。
先頭グループではバルギルがハイペースで山頂を目指し人数を減らすも山岳ポイント獲得後に後続と合流した。メイン集団からはバウク・モレマ(トレック・セガフレード)やピエールリュック・ペリション(チームフォルテュネオ・オスカロ)らが飛び出し20人程度で追走する。3級山岳ポイントもバルギルが先頭通過、マイヨジョーヌグループはチーム スカイがコントロール、ゆるく長い下りで追走していた23人が先頭のバルギルら5人に追いつき、28選手でゴールを目指す。メイン集団は落ち着き、最大9分15秒までタイム差を与えた。
中間スプリントポイントはマイケル・マシューズ(チームサンウェブ)が先頭通過。残り距離が67kmの地点でマルティンがアタック、追走グループに1分半の差をつけて1級コル・ド・ペイラ・タイヤードに入るも山頂手前3kmでバルギルらに追い抜かれた。メイン集団では仕掛ける気満々のアージェードゥゼール・ラ・モンディアルの牽引でペースアップをはかるとマイヨ・ジョーヌ着用のクリス・フルーム(チーム スカイ)が遅れ始めた。すぐに追いついたものの、後輪のパンクで今度は完全に停止。ミカル・クヴィアトコウスキーからホイール提供を受け、ふたたび走り出したがファビオ・アル(アスタナ プロチーム)やロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)から35秒遅れた。
アージェードゥゼール・ラ・モンディアルのハイペースについていけなくなったナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム)を追い抜き4kmほどかけてフルームはメイン集団に合流。1級山岳ポイントはバルギルが先頭通過しトニー・ギャロパン(ロット・ソウダル)、モレマら11人での先頭グループで坂を下る。マイヨジョーヌグループではバルデやリゴベルト・ウラン(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム)が揺さぶりをかけたがフルームは離れずついていく。
残り距離30km地点でモレマが単独アタック、下りを利用してそのまま差を広げ追走に41秒のタイム差で最後の4級峠登坂開始。追走グループからプリモシュ・ログリッチェ(チーム ロットNL・ユンボ)がアタックするとバルギル、ギャロパン、ディエゴ・ウリッシ(UAEチームエミレーツ)も抜け出し4人でモレマを追いかける。
マイヨジョーヌグループからはサイモン・イェーツ(オリカ・スコット)がアタックするも即吸収。ラスト5.8km、ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ)のアタックには誰も反応せず、そのまま抜け出すことに成功。モレマは独走のままフラムルージュを越え、そのまま単独で逃げ切りフィニッシュ。モレマはツールステージ初優勝。
マーティンは先頭グループから遅れたトーマス・デヘント(ロット・ソウダル)やシモン・ゲシェケ(チームサンウェブ)のグループに追いつき、マイヨジョーヌグループに14秒のタイム差をつけてフィニッシュ。総合順位も6位から5位へジャンプアップに成功した。また、1級山岳で遅れ始めたキンタナは46位でフィニッシュ、総合タイム4分近く失い順位を8位から11位まで落とした。
「1人で逃げた30kmは本当に長かった、すぐ後ろまで追いつかれたけれど逃げ切ることができた。ツール・ド・フランスは夢だったから、本当に嬉しい。キャリアで最大の勝利だ!」(モレマ勝利後インタビュー)
第15ステージ結果
1 バウク・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)in 04h 41'47''
2 ディエゴ・ウリッシ(UAEチームエミレーツ/イタリア)at 00'19''
3 トニー・ギャロパン(ロット・ソウダル/フランス)at 00'19''
4 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ロットNL・ユンボ/スロベニア)at 00'19''
5 ワレン・バルギル(チームサンウェブ/フランス)at 00'23''
6 ニコラス・ロッシュ(ビーエムシー レーシングチーム/アイルランド)at 01'00''
7 リリアン・カルメジャーヌ(ディレクトエネルジー/フランス)at 01'04''
8 ヤン・バークランツ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/ベルギー)at 01'04''
9 ティボ・ピノ(エフデジ/フランス)at 01'04''
10 セルジュ・パウエルス(チーム ディメンションデータ/)ベルギー)at 01'04''
・・・
25 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)at 06'11''
27 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)at 06'25''
28 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)at 06'25''
29 リゴベルト・ウラン(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム/コロンビア)at 06'25''
31 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)at 06'25''
32 ジョージ・ベネット(チーム ロットNL・ユンボ/ニュージーランド)at 06'25''
33 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 06'25''
34 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 06'25''
35 ミケル・ランダ(チーム スカイ/スペイン)at 06'25''
36 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)at 06'25''
46 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 10'19''
67 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 18'00''
個人総合順位
1 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)in 64h 40'21''
2 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)at 00'18''
3 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00'23''
4 リゴベルト・ウラン(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム/コロンビア)at 00'29''
5 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)at 01'12''
6 ミケル・ランダ(チーム スカイ/スペイン)at 01'17''
7 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)at 02'02''
8 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 05'09''
9 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)at 05'37''
10 ダミアーノ・カルーゾ(ビーエムシー レーシングチーム/イタリア)at 06'05''
・・・
11 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 06'16''
12 ジョージ・ベネット(チーム ロットNL・ユンボ/ニュージーランド)at 06'39''
13 ワレン・バルギル(チームサンウェブ/フランス)at 08'48''
14 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 13'41''
15 ミケル・ニエベ(チーム スカイ/スペイン)at 14'52''
112 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 02h 17'26''
ポイント賞
1 マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ/ドイツ)373 pts
2 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)294 pts
3 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)187 pts
山岳賞
1 ワレン・バルギル(チームサンウェブ/フランス)116 pts
2 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ロットNL・ユンボ/スロベニア)38 pts
3 トーマス・デヘント(ロット・ソウダル/ベルギー)36 pts
新人賞
1 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)in 64h 42'23''
2 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 03'07''
3 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 11'39''
チーム総合順位
1 チーム スカイ(イギリス)in 194h 10'44''
2 アージェードゥゼール・ラ・モンディアル(フランス)at 09'52''
3 モヴィスター チーム(スペイン)at 01h 01'18''
敢闘賞
37 バウク・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)
第15ステージのリタイア
139 ティム・ウェレンス(ロット・ソウダル/ベルギー)
J SPORTS 編集部
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