人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
気がつけば、日曜のツール最終日はすぐそこ。
イゾアール峠山頂ゴールの第18ステージが、今大会最後の山岳ステージだった。
ツールの山頂ゴールで、「チームバスが山頂まで上がれない」タイプのものがあるが、イゾアール峠がそれ。山頂の駐車スペースが限られるため普通車両の通行も制限されており、もし車で上がりたい場合には、カーシェアリングをして、なるべく大勢で乗っていくように(一人の場合には、山頂へのアクセスを断る場合もある)、という通達があった。
これと同じで、チームバスが山の中腹や麓で待たなくてはならなかったステージは、今大会ではもう一つ、第5ステージのラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユがそれにあたる。
残り一つの山頂ゴール(今回は3回しか山頂ゴールがなかった)のペラギュードはスキー場だったので大きな駐車場があり、木の梁の外観で、木製のバルコニーがついた高層の宿泊施設が数多く並んでいた。厳密には山頂ゴールではないが、第8ステージのスタスィヨン・デ・ルッスも大型のスキー場だ。
チームバスが山頂に上がって選手を迎えられない場合、2台の監督車のほかに、補給などを積んだチームカーの山頂アクセスが認められる。イゾアールでは、各チーム2台のアクセスが認められ、赤い『P』に『イゾアール峠』の文字があしらわれた特別なステッカーが窓に貼られた。
ゴールしてきた選手は山頂のチームカーで水分と簡単な補給をとり、濡れたジャージーを着替え、チームバスまで自走で降りてくる。(乗せられるだけの人数はチームカーで下ろすチームもある)。
第18ステージでは、イゾアール峠の山頂から約10kmのところにチームバスの待機場所が設けられ、麓のブリアンソンに宿泊するチームの選手は、チームバスで一息ついてから、さらにホテルまで自走で、というところもあった。
(ちなみに、チーム・サンウェブのおやつは、『バナナ入りパンネクック(オランダ語でパンケーキ)』だったそう)
もう一つ、イゾアール峠の山頂には、普段会見に使われる、移動式コンテナの『ビデオカンファレンス車』がなかった。ステージ勝者とマイヨ・ジョーヌは、山頂に設置された(ちゃんと背後にたくさんスポンサーのロゴが並んだ)小さなテントにちょこんと座って、麓のプレスセンターからの質問に答えたのであった。
☐ ツール・ド・フランス 2017
ツール・ド・フランス2017 7月1日(土)~7月23日(日)
全21ステージ独占生中継!
寺尾 真紀
東京生まれ。オックスフォード大学クライストチャーチ・カレッジ卒業。実験心理学専攻。デンマーク大使館在籍中、2010年春のティレーノ・アドリアティコからロードレースの取材をスタートした。ツールはこれまで5回取材を行っている。UCI選手代理人資格保持。趣味は読書。Twitter @makiterao
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
Cycle*2024 UCI世界選手権大会 男子エリート ロードレース
9月29日 午後5:25〜
-
11月11日 午後7:00〜
-
Cycle* J:COM presents 2024 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
11月2日 午後2:30〜
-
10月12日 午後9:00〜
-
【先行】Cycle*2024 宇都宮ジャパンカップ サイクルロードレース
10月20日 午前8:55〜
-
【限定】Cycle* ツール・ド・フランス2025 ルートプレゼンテーション
10月29日 午後6:55〜
-
Cycle*2024 ブエルタ・ア・エスパーニャ 第17ステージ
9月4日 午後9:50〜
-
10月10日 午後9:15〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!