大怪我からの復活劇を振り返るファビオ・アル「僕は全てを出し切った」

昨年に続き、ファビオ・アル（アスタナプロチーム）にとってツールでの山岳コースが大きな壁として立ちはだかっている。

アルは第18ステージを総合トップのクリス・フルーム（チームスカイ）から56秒遅れの4位で開始したが、アルは本ステージの最後7kmで大苦戦してしまった。その結果トップから1分55秒遅れの総合5位に順位を落としてしまった。

「マイヨ・ジョーヌを失ってしまってから、僕にとって厳しい日が何日かあった。僕は良い気分ではないよ」

月曜日の休息日には、今後のステージについて自信を覗かせていたものの、木曜日の第18ステージ後、彼は気管支関連の問題を抱えながらレースに挑んでいることを認めた。

「僕たちはもうツール終盤を迎えている。その中でこういった身体的な問題を抱えてしまったのは、スポーツの一部であり、それは受け入れるしかない。総合5位は何も恥じることではないが、正直に本ツールではもっと大きな結果が欲しかった」

ジロ・デ・イタリア直前に追った怪我から回復して、ツールに挑んでいるアルは最後以下の通り述べた。

「最後の2日間の結果については、いら立っているよ。ただ、大事なのはここ数か月、努力をしっかりと継続してきたものを思い出すことであり、そこには満足している。あそこまで大きい怪我を負ってから、ここまで回復するのは容易なことではなかったしね。僕は全て出し切ったよ」

翻訳協力者：坂田裕希/家徳悠介

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