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サイクル ロードレース コラム 2017年7月24日

【ツール・ド・フランス2017 第21ステージ結果速報】シャン=ゼリゼ集団スプリントをフルーネウェーヘンが制す!フルームが総合4勝目

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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写真:左から山岳賞のバルギル、新人賞のイェーツ、総合優勝のフルーム、ポイント賞のマシューズ

3週間の長旅の最終目的地、パリ シャン=ゼリゼを目指す103kmを167選手がモンジュロンを出発。おめかしバイクの4賞ジャージが横一列に並び記念撮影、チーム スカイのメンバーがシャンパンや瓶ビールで乾杯し、ヨアン・オフレド(ワンティ・グループゴペール)のファミリーアタック、そんな和やかな雰囲気の中、雨の懸念があるのか心持ちハイスピードでプロトンは進む。

シリル・ゴチエ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)が恋人へのプロポーズをテレビカメラ越しに行いゴール後に成就、新城幸也(バーレーン・メリダ)が日の丸のミニフラッグを持って走るシーンもテレビ中継された。そして一行はセーヌ川沿いを走りエッフェル塔を横切り、隧道で川を渡りアンヴァリッドを通過、そしてアレクサンドル3世橋でもう一度セーヌ川を渡り、グランパレの中へ。美しいガラスドームの下を通り抜けてシャン=ゼリゼへ。

9周回の最初の1周目でダリル・インピー(オリカ・スコット)がアタックすると上空ではパトルイユ・ド・フランスがトリコロールのスモークでお祝い。インピー、シルヴァン・シャヴァネル(ディレクトエネルジー)、ニルス・ポリッツ(チーム カチューシャ・アルペシン)、ジュリアン・ヴェルモト(クイックステップフロアーズ)、アレクセイ・ルツェンコ(アスタナ プロチーム)、ミヒャエル・シェアー(ビーエムシー レーシングチーム)、イマノル・エルビーティ(モヴィスター チーム)、ディオン・スミス(ワンティ・グループゴペール)、マルクス・ブルグハート(ボーラ・ハンスグローエ)という強力な9選手での先頭グループが形成、スーパー敢闘賞のワレン・バルギル(チームサンウェブ)が後輪パンクでホイール交換をした。

メイン集団はシモン・ゲシェケ(チームサンウェブ)らが牽引しながら争うこともなく中間スプリントポイントを越え、残り2周回でほぼ吸収。最終周回はチーム スカイが牽引、デミトリ・グルージェフ(アスタナ プロチーム)がアタックするとゼネク・スティバール(クイックステップフロアーズ)とヤッシャ・ズッターリン(モヴィスター チーム)も飛び出した。凱旋門を新城が集団先頭で走りスティバールらを吸収し、チーム ディメンションデータが先頭で最後のジャンヌ・ダルク像を通過。

フラムルージュはチーム カチューシャ・アルペシン先頭、コンコルド広場を曲がり番手につけていたディラン・フルーネウェーヘン(チーム ロットNL・ユンボ)が先頭で集団スプリント開始、エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(チーム ディメンションデータ)やアンドレ・グライペル(ロット・ソウダル)も加速するが間に合わず、ロングスプリントで逃げ切ったフルーネウェーヘンがそのままフィニッシュラインを越えた。フルーネウェーヘンはグランツール区間初優勝、チーム ロットNL・ユンボは今大会2勝目を挙げた。

「スプリントのための場所シャン=ゼリゼで勝つことができて本当に嬉しい、チームが素晴らしい働きをしてくれた。テレビで見ていたこのステージで勝てたことは素晴らしい、完璧な日になった」(フルーネウェーヘン勝利後インタビュー)

「印象に残ってるステージと言われれば、21日間走って辿りついたシャン=ゼリゼが感慨深い、スパ・サーキットも個人的に楽しかった。やり残したことはステージ優勝、それはまた1年後に。3週間応援ありがとうございました」(新城幸也レース後インタビュー)

「素晴らしい気分、シャン=ゼリゼは魔法のような場所。4勝を果たし、5勝目を目指せる位置につけたことが誇らしい。家族とチームにこの勝利を捧げたい」(フルーム4度目の総合優勝後インタビュー)

第21ステージ結果

1 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ロットNL・ユンボ/オランダ)in 02h 25'39''
2 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)at 00'00''
3 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(チーム ディメンションデータ/ノルウェー)at 00'00''
4 ナセル・ブアニ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/フランス)at 00'00''
5 アレクサンドル・クリストフ(チーム カチューシャ・アルペシン/ノルウェー)at 00'00''
6 ボルト・ボジッチ(バーレーン・メリダ/スロベニア)at 00'00''
7 ダヴィデ・チモライ(エフデジ/イタリア)at 00'00''
8 ピエールリュック・ペリション(チームフォルテュネオ・オスカロ/フランス)at 00'00''
9 リュトガー・ゼーリッヒ(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)at 00'00''
10 ダニエーレ・ベンナーティ(モヴィスター チーム/イタリア)at 00'00''
・・・
28 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 00'00''
30 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00'00''
48 ミケル・ランダ(チーム スカイ/スペイン)at 00'00''

個人総合順位

1 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)in 86h 20'55''
2 リゴベルト・ウラン(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム/コロンビア)at 00'54''
3 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 02'20''
4 ミケル・ランダ(チーム スカイ/スペイン)at 02'21''
5 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)at 03'05''
6 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)at 04'42''
7 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)at 06'14''
8 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 08'20''
9 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)at 08'49''
10 ワレン・バルギル(チームサンウェブ/フランス)at 09'25''
・・・
11 ダミアーノ・カルーゾ(ビーエムシー レーシングチーム/イタリア)at 14'48''
12 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 15'28''
15 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)at 33'21''
109 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 03h 18'16''

ポイント賞

1 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)370 pts
2 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)234 pts
3 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(チーム ディメンションデータ/ノルウェー)220 pts

山岳賞

1 ワレン・バルギル(チームサンウェブ/フランス)169 pts
2 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ロットNL・ユンボ/スロベニア)80 pts
3 トーマス・デヘント(ロット・ソウダル/ベルギー)64 pts

新人賞

1 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)in 86h 27'09''
2 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 02'06''
3 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)at 27'07''

チーム総合順位

1 チーム スカイ(イギリス)in 259h 21'06''
2 アージェードゥゼール・ラ・モンディアル(フランス)at 07'14''
3 トレック・セガフレード(アメリカ)at 01h 44'46''

スーパー敢闘賞

143 ワレン・バルギル(チームサンウェブ/フランス)

第21ステージのリタイア

なし

J SPORTS編集部

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