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アストゥリアスの山々を舞台に争われたのは、ステージ優勝やマイヨ・ロホだけではない。たとえば青玉ジャージを巡る競り合いも繰り広げられた。第2ステージ終了以降、山岳賞を堅守してきたルイス・マテマルドネスはもちろんのこと、これまでの逃げでかなりの得点を収集してきたトーマス・デヘントにモレマ、さらにはキングが、まとめてエスケープに乗り込んでいたからだ。
1つ目の3級峠ではマテ「以外」の3人がポイントを稼ぎ、2つ目の1級峠では、熾烈な山頂スプリントをデヘントが勝ち取った。マテも3位通過で4ptを追加。総計を64ptへと伸ばし、1日の終わりには12回目の山岳賞表彰式を楽しんだ。ただ2位キングには、27pt差から24pt差へと、わずかに距離を詰められた。3位モレマは30pt差、4位デヘントは31pt差で追いかける。
ちなみにフィニッシュ手前70km、山頂スプリントの勢いを利用して、デヘントとキングがそのまま下りアタックに打って出たことも。ただしボーラが決して抜け駆けを許そうとはしなかった。さらにフィニッシュまでの距離が40kmを切ると、ボーラのマークス・ブルグハートとジェイ・マッカーシーが、32人の先頭を引っ張る時間が長くなった。
ついに8.3kmの最終峠に入ると、複数を送り込んだチームの「アシスト」たちが、総出で引き始めた。ボーラはマイカのために、トレックはモレマのために、ロットはランブレヒトのために、カチューシャはイルヌール・ザカリンのために……。そして、残り3.3kmで、ザカリンが真っ先に勝負を試みた。
しかし、平均勾配7.5%というまやかしの数字を持つラ・カンペローナが、真の姿をあらわにするのは、ラスト2.5kmなのだ。突如として勾配が15%超に跳ね上がるこの地点で、マイカが満を持して飛び出した。
どんなに歯を食いしばって、どんなにペダルを回しても、まるで一寸ずつしか先に進まないような激坂で、メルハウィ・クドゥスは必死にしがみついた。しかし、すぐに力尽きた。2日連続で逃げたディラン・トゥーンスは、じわじわと追い上げた。ついには残り1.6kmでマイカに並んだ。しかし、そこから、勾配は20%を超える。2人の苦しみも最大限へと達した。
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