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注)ブエルタ・ア・エスパーニャ2018への出場選手に関する情報は随時発表さているため、記載情報に一部遅れが生じている場合がございます。予めご了承ください。
チーム発足は1980年。かつてはレイノルズやバネストというチーム名で活動していたスペイン最強チーム。チーム名はその後3度変更され、2011年からモヴィスターとなっている。
ツール・ド・フランスでは1988年にペドロ・デルガド、1991年から1995年までミゲール・インデュラインが優勝。また2006年は大会終了直後にフロイド・ランディスがドーピングで失格となり、2位のオスカル・ペレイロが繰り上がり優勝。ブエルタ・ア・エスパーニャでは1989年のデルガド(1985年は別チーム)、1998年のアブラアム・オラーノ、2009年のアレハンドロ・バルベルデ、2016年にナイロ・キンタナが制している。ジロ・デ・イタリアは1992・1993年にインデュライン、2014年にキンタナが優勝。
かつてのUCIランキング1位バルベルデが今季もキャプテンとして所属。自在な走りで数々のレースを制してきたスペイン屈指のオールラウンダーだ。世界選手権では2003、2005年に2位、2006、2012、2013、2014年に3位とあと一歩でアルカンシエルに届かない。ブエルタ・ア・エスパーニャは2009年に総合優勝。ステージ通算9勝の実績を誇る。
同じスペイン語圏のコロンビアから2012年にやってきたのがキンタナ。2013ツール・ド・フランスで総合2位・山岳賞・新人賞を獲得。2014年はツール・ド・フランスを回避してジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャの連覇に挑戦。ジロ・デ・イタリアではコロンビア初の総合優勝・新人賞・区間2勝を達成。しかしブエルタ・ア・エスパーニャでは落車骨折により途中リタイア。2015年はツール・ド・フランス初制覇に挑んだが、フルームに及ばず総合2位。そして2016年にブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝した。
2018年の話題はなんと言っても、フルームのアシスト役としてしっかりとした走りを見せたミケル・ランダが地元スペインチームに移籍してきたこと。その実力はバルデルデとキンタナと同等。そこで取ったチーム戦略はツール・ド・フランスでバルベルデ、キンタナにランダ加えて3人エース態勢を構築した。それでもスカイの牙城は崩せずに、ブエルタ・ア・エスパーニャで雪辱を期すことになった。
エースに起用したかったのはもちろんランダである。ところが8月第1週のクラシカサンセバスティアンでランダが落車した。運悪く腰椎や肋骨を骨折。必死のリハビリでブエルタ・ア・エスパーニャ出場を目指していたが、先日、出場しない旨の発表がなされている。
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山口 和幸
ツール・ド・フランス取材歴25年のスポーツジャーナリスト。自転車をはじめ、卓球・陸上・ボート競技などを追い、日刊スポーツ、東京中日スポーツ、Number、Tarzan、YAHOO!ニュースなどで執筆。日本国内で行われる自転車の国際大会では広報を歴任。著書に『シマノ~世界を制した自転車パーツ~堺の町工場が世界標準となるまで』(光文社)。2013年6月18日に講談社現代新書『ツール・ド・フランス』を上梓。青山学院大学文学部フランス文学科卒。
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