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注)ブエルタ・ア・エスパーニャ2018への出場選手に関する情報は随時発表さているため、記載情報に一部遅れが生じている場合がございます。予めご了承ください。
2017年までのオリカ・グリーンエッジがスポンサー変更でミッチェルトン・スコットというチーム名になった。オーストラリア初のトッププロチームで、これまではトラック競技出身のスピードレーサーが中心となったチーム態勢だったが、2017年からグランツールの総合優勝を争えるようなオールラウンダーやクライマーを起用して、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャと戦っていく。
チームの主役は双子のイェーツ兄弟だ。デビュー当初は2人そろって同じレースに出場することもあり、あまりのうり二つの容姿にアイウエアの色の違いでスタッフも見分ける必要があったといわれる。近年はグランツールにそれぞれがエースとして起用され、役割分担を果たしている。
アダム・イェーツは山岳に強く、2013ツール・ド・ラブニール総合2位で注目された。2015ツール・ド・フランスで総合4位と新人王。2016ジロ・デ・イタリアで総合9位。
サイモン・イェーツは2013ツール・ド・ラブニール区間2勝、2013世界選手権ポイントレース優勝。2016ツール・ド・フランスでアダムに続いて新人賞を獲得。兄弟選手がともに新人賞を獲得したのは史上初である。2018ジロ・デ・イタリアでは第6ステージで首位に立つと、マリアローザを着用してステージ3勝。初優勝に王手をかけたが、第19ステージでフルームの大逃げにとまどったのか、大きく遅れて優勝争いからあっという間に陥落した。
2011年にツール・ド・ラブニールで総合優勝したエステバン・チャベスは、将来的にグランツールの総合優勝を争えると期待される若手レーサー。2018ジロ・デ・イタリアの前半は絶好調で、第6ステージで自ら区間優勝するとともに、チームメートのイェーツを首位に送り出した。第9ステージではサイモン・イェーツに続く総合2位まで浮上したが、第10ステージで大ブレーキ。伝染性単核球症とそのアレルギーを発症したのだという。現在も治療に専念している。ブエルタ・ア・エスパーニャでチームはスペイン語圏出身のチャベスをエースに起用するはずだったが、欠場を余儀なくされたのが誤算。
スプリンターとして注目されるのは、オーストラリア人の父と韓国人の母を持つカレブ・ユワン。2014年8月に研修生として現チームに加わると、U23世界選手権で2位、ワールドツアー初レースのツアー・オブ・北京第1ステージで2位になった。スプリント力が持ち味で、チームとしてはその将来性を高く評価する。
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山口 和幸
ツール・ド・フランス取材歴25年のスポーツジャーナリスト。自転車をはじめ、卓球・陸上・ボート競技などを追い、日刊スポーツ、東京中日スポーツ、Number、Tarzan、YAHOO!ニュースなどで執筆。日本国内で行われる自転車の国際大会では広報を歴任。著書に『シマノ~世界を制した自転車パーツ~堺の町工場が世界標準となるまで』(光文社)。2013年6月18日に講談社現代新書『ツール・ド・フランス』を上梓。青山学院大学文学部フランス文学科卒。
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