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サイクル ロードレース コラム 2018年8月22日

【あなたの推しチームは?】ブエルタ直前! UCIワールドチーム 一挙紹介 / チームEFエデュケーションファースト・ドラパック・P/Bキャノンデール

サイクルNEWS by 山口 和幸
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注)ブエルタ・ア・エスパーニャ2018への出場選手に関する情報は随時発表さているため、記載情報に一部遅れが生じている場合がございます。予めご了承ください。

グレーだった自転車界に、かつてクリーンでファッショナブルなムーブメントを巻き起こした「アーガイル集団」だったが、近年は明るい話題を振りまけずにいる。たしかにチーム創設10周年の昨夏には、リゴベルト・ウランがチームに初めてのツール総合表彰台(2位)をもたらした。しかし秋には、出資者の急な心変わりで、解散の危機に襲われた。

セプ・ヴァンマルク

セプ・ヴァンマルク

幸い無事に新スポンサーを見つけ、ピンク色で漕ぎ出した2018シーズンは、勝てない苦しさを味わっている。7月末現在でわずか4勝。これは全部で18あるワールドチームの中で、カチューシャと並び最も少ない勝利数である。ちなみにカチューシャがワールドツアー2勝なのに対して、EFはWT0勝。なにしろ昨季から大量10人を入れ替えた代わりに、勝利数アップを期待して新たに獲得したスプリントリーダーの2人、マクレイ&モドロがたったの1勝ずつと完全に不発だ。大きく強化して望んだ石畳クラシックも、やはりセプ・ヴァンマルクが、例年通りひたすら一桁台を量産しただけ。

リゴベルト・ウラン

リゴベルト・ウラン

残る2勝はチームエースのウランが仕留めた。だからこそワンデーもステージ区間も、ステージ総合も強いオールラウンダーの、ツールでの落車リタイアは大いなる痛手だった。昨ブエルタの総合7位で一気にリーダー格に押し上げられたマイケル・ウッズも、リエージュ~バストーニュ~リエージュで2位、ジロでも区間2位、と自身初の大勝利にあと一歩が足りなかった。ジロの総合争いに関しても、期間中に胸部感染症にかかり、棒に振った。

来季はエース格としてヴァンガーデレンがチームに合流する

来季はエース格としてヴァンガーデレンがチームに合流する

数少ない明るい話題はカリフォルニア一周で、22歳のWT1年生マルティネスが総合3位に食い込んだこと。ツール初日の落車によるひどい怪我にも関わらず、クラドックが最後まで勇敢に走り通したこと。母国アメリカのレースにはめっぽう強いヴァンガーデレンが、来季はエース格としてチームに合流すること……。ウラン、ウッズ、ローランという3人の山岳エース級が揃い踏みする秋のブエルタでは、さらなる朗報が聞けるだろうか。

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山口 和幸

ツール・ド・フランス取材歴25年のスポーツジャーナリスト。自転車をはじめ、卓球・陸上・ボート競技などを追い、日刊スポーツ、東京中日スポーツ、Number、Tarzan、YAHOO!ニュースなどで執筆。日本国内で行われる自転車の国際大会では広報を歴任。著書に『シマノ~世界を制した自転車パーツ~堺の町工場が世界標準となるまで』(光文社)。2013年6月18日に講談社現代新書『ツール・ド・フランス』を上梓。青山学院大学文学部フランス文学科卒。

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